こういった疑問に答えます。
どうもです、ちゃんやまです。
かつて僕がせどりを始めた頃の王道といえば、プレ値、いわゆるプレミア商品を探すというのが主流のひとつでした。
懐かしいところでいくと、廃盤商品になったお菓子のカルミンや、これも廃盤品になったおもちゃの地球ゴマなど、希望小売価格の何十倍にも価格が跳ね上がった商品を探し回ることもやっていました。
しかしそれらはたまたまメルマガだったりYouTubeを見ていたときに知り得た情報で、プレ値やプレミア商品の探し方って実際よく分からないですよね。
速報でもあればいいですが、そもそも初心者が予想すること自体難しいのがプレ値、プレミア商品だったりします。
しかし、探し方が全く無いわけではありません。
本記事では、プレ値商品、プレミア商品の具体的な探し方や、効率のいい探し方を解説します。
この方法は、せどりだけでなく、僕がメインでやってる卸問屋仕入れにも使えますので是非チェックしてみてください。
せどりでプレ値商品(プレミア商品)の探し方
せどりでプレ値になる商品を探す方法を解説する前に、商品が小売希望価格をはるかに超えて高騰している状態をプレミア商品、あるいはプレ値(プレミア価格)といいますが、なぜそのような状況になるのかを解説します。
理由はいくつかあります。
プレ値の理由①:人気シリーズですぐ品薄、品切れ、投機対象になる
スニーカーや、ガンプラの一部限定商品のようなコレクター性の高い商品はプレ値、プレミア商品の代表格です。
スニーカーに関しては世界中にコレクターがいて、且つ「スニーカー投資」という言葉があるように、投資対象として転売ヤー(せどりとはちょっと異質)が我先に購入する対象でもあります。
限定品であることも手伝って、どうしても欲しいコレクターが高値でも購入するという図式が出来上がっている感じですね。
また一時期の鬼滅の刃やポケモン系おもちゃ、ニンデンドーのゲーム機なども同じような図式で価格が高騰する傾向にあります。
良い悪いは別として、様々なジャンルで、昔からこのような商品は存在していて、専門にやってる人は、プレ値になりやすい商品を予想してそれこそ投資感覚で仕入れをしているようです。
プレ値の理由②:テレビなどメディアで紹介された
人気のテレビ番組やメディアで紹介されたり、人気のタレントが紹介した商品は、テレビなら放送された瞬間にネットや店頭の在庫が切れて、プレ値、プレミア商品化していく傾向があります。
知ってるところですと、マツコ・デラックスなんかが有名ですよね。
他にも有名なタレントやインフルエンサー的存在がInstagramなどで紹介された商品もプレ値になりやすいです。
ただし、プレ値になる期間がとても短い場合もあり、せっかく仕入れても納品する頃には下火になってることも多々ありますので注意が必要です。
プレ値の理由③:元々の流通量が少ないのに需要が大きい
先ほどのスニーカーやガンプラと被ってしまいますが、プレ値なる図式としては、需要の大きさに対して供給が少ない場合によく起こります。
ガンプラなんかはバンダイが意図的にそれをやってるのではと一部ファンから非難がありますが、いずれにしても流通量の少なさからプレ値に発展することは多々あります。
理由②のメディアの影響が絡むこともあります。
元々少ない生産量だったものが、メディアが入ることで有名になり品薄となりプレ値になるパターンがそれに当たりますが、往々にして間には転売ヤーが絡んでいます。
プレ値の理由④:人気商品が廃番になり価格が高騰する
これはよく目にすることだと思いますが、いわゆる廃盤品というやつですね。
例えば人気の家電製品やシャンプーなど、毎年廃番になって新商品に入れ替わるような場合、旧製品が人気商品であればあるほどプレ値になる傾向にあります。
シャンプーなんかは顕著で、新商品より旧商品の方が匂いが好きだったり、自分の髪質に合っていたりといった理由から、少々高くても旧商品を買う人は多いです。
家電も同様で、ドライヤーなど「自分に合う」という商品はどうしても欲しくなりますので、高値でも買われることが多いので、家電系のせどりをやってる人によく狙われる傾向にあります。
プレ値の理由⑤:季節限定商品
そのシーズンだけ数量限定で販売される商品は、スニーカーなどの限定品じゃなくてもプレ値になることがあります。
例えば、夏によく売れるプール。
プールが店頭やネットに並ぶのは夏だけですので、秋冬になれば手に入らなくなりますので、どうしても手に入れたい場合は多少高くても買うということが起こります。
また、その年だけ販売されるような味も、店頭やネットで在庫が切れると、プレ値で販売されることが多いです。
プレ値の理由⑥:Amazonの価格が高いことを知らない
これもよくある現象ですが、希少価値の高さによるプレ値とは性質が異なります。
この現象は、Amazonしか使わない人によく起こりがちで、Amazonでしか買い物をしない人は、他のネットショップの価格を知らないがために、少々高くても知らずに購入することから発生します。
例えば楽天で1000円で売ってるのに、Amazonでは倍近い1980円で売ってたりすることがありますが(手数料も入りますが)、そのことに全く気が付かないので、特に不思議なく購入していくということです。
こういった商品は度々見かけられますし、だからせどりが成立するわけですね(実は卸問屋、メーカー仕入れも同じです)。
以上が、商品がプレ値になる主な理由ですが、共通点としては需要の大きさに対して供給が少ないということ。
そういった商品を見分けることが出来れば、早めに仕込んで寝かせておくことも出来るようになります。
例えばLEGOなんかも、おもちゃ系のせどりをしている人から人気だったりしますが、どれがプレ値になるのか予想が難しいことでも有名です。
プレ値商品の探し方
商品がプレ値になる傾向が分かったところで、今度はせどりとしてプレ値商品の探し方について解説します。
せどりでの一般的な探し方はいくつかありますが、本記事では5つの探し方をご紹介します。
探し方①:Amazonカタログで裏コマンドを使ってリサーチ
これは割と昔からある探し方ですが、Amazonの商品カタログのURLにある裏コマンドを入力することで、高値になっている商品を抽出する方法です。
高値になっている=プレ値になっているということですね。
基本的な動作は以下の2つです。
- Amazonの検索結果のURLの後ろに「&pct-off=-0」の文字列を追加する
- 検索結果を「価格の高い順」に並び替える
「&pct-off=-0」の文字列を追加することで、希望小売価格、あるいはカタログの値付けよりも高い価格で販売されているカタログだけを抽出することが出来ます。
それを踏まえて、具体的な探し方を解説していきます。
①Amazonのカタログを開いたら、検索窓でリサーチしたい商品カテゴリとざっくりとした商品の名前を入力します。今回は仮にカテゴリを「家電&カメラ」、商品を「ドライヤー」で検索してみます。
②Amazonの検索結果のURLの後ろに「&pct-off=-0」の文字列を追加。
③するとこのようにドライヤーが出ました。すべて希望小売価格、あるいはカタログの当初の値付けよりも高い価格で販売されている商品になります。
この状態で、右上にある「並び替え」をクリックして、プルダウンメニューから「価格の高い順」を選択して絞り込みをします。
④商品によっては価格帯が高過ぎるものも出てきますので、必要に応じてページ左側メニューで価格帯を調整してください。
今回はドライヤーなので、ドライヤーのプレ値であろう価格帯「10000-50000円」にしてみます。
このように10000~50000円の間の価格に収まる商品が抽出されました。あとはひとつひとつ見ていくだけになりますが、あまり知らないブランド名や、商品名の頭に知らない英文字のブランド名が入る場合は、商標権侵害の警告を受ける可能性もありますので、なるべく知ってるブランドの商品を探していくことが大事です。
こんな商品が見つかりました。
パナソニックのドライヤーは廃番になるとプレ値になりやすい傾向にありますが、その他のジャンルでもこういった商品が見つかると思いますので、色々と試してみてください。
ただし注意点があります。
それはプレ値だからといって全てが売れる商品とは限らないということです。
このナノイーは、売れてることは売れていますが、1カ月に数台が売れている程度で、大量に仕入れするのは危険な商品です。
- 商品の回転数
- ライバル出品者の数
仕入れをする際には、商品の回転数やライバル出品者の数をしっかり確認して、無理のない数だけ仕入れるようにしてください。
探し方②:トレンドをリサーチ
プレ値商品の探し方で定番となるのが、TwitterやInstagramのSNSでトレンドをリサーチしたり、Yahoo!リアルタイム検索を見たりするやり方です。
SNSやリアルタイム検索は、まさに「今」起きていることなので、生のトレンド情報をゲットすることが出来ますので、探し方としては情報を追うスタイルになりますが、通勤中や開いた時間にサクっと見れるという簡単さもあります。
では具体的な探し方を解説します。
Twitterでキーワード検索
Yahoo!リアルタイム検索はTwitterの話題を拾ってくる検索サイトなので、ここでまとめて解説します。
Twitterとの違いはトレンドキーワードランキングなどが表示されるので、便利だということです。
TwitterやYahoo!リアルタイム検索でリサーチするオススメのキーワードは以下の通りです。
- 在庫切れ
- 品切れ
- 品薄
- 売切れ
- プレ値
- Amazon在庫切れ
- 転売
- 転売ヤー
このようなキーワードで検索すると、店舗に行ったけど売り切れていたとか、転売ヤーに買い占められてたなどといった生の声を見ることが出来ます。
こういった情報からプレ値になっている商品を見つけ出します。
プレミア情報を流してくれるアカウントをフォロー
Twitterにはプレミア商品情報を毎日流してくれるアカウントが存在します。
そういったアカウントをフォローすることで、自分で探さなくても毎日チェックすることが出来ます。
一例ですがプレミア商品を教えてくれるアカウントを紹介します。
・プレミアの王道
https://twitter.com/oudouhobby
・プレ値/高騰商品 在庫復活監視
https://twitter.com/omotimotimoti66
他にも色々とありますので、ご自身で探してみてください。
有名人のInstagramをフォロー
Instagramでインフルエンサーと呼ばれる人や、有名タレントなどが身につけている物や紹介した物がプレ値になったりすることがあります。
そういった商品をチェックすることで、プレ値商品にたどり着くことも出来ます。
ジャンル的には化粧品などが多いイメージがあり、お笑いタレントの渡辺直美や、有名モデルなどが紹介したものがプレ値になったりする傾向にあります。
また海外タレントが身につけている服がプレ値になることもあり、化粧品以外だとアパレルもチェックすることが出来ます。
テレビ番組情報をチェック
テレビで有名人が紹介した商品がプレ値になることは多々ありますが、そういった商品をリアルタイムにチェックし続けることは大変ですよね。
そんな時は、テレビ番組で紹介した商品を総チェック出来るサイトを利用することで効率よくリサーチすることが出来ます。
一例として2サイト紹介しますので、是非チェックしてみてください。
・サタデープラス
https://www.mbs.jp/saturday-plus/
・価格コムTV
https://kakaku.com/tv/
探し方③:廃番情報をチェック
商品がプレ値になる理由として、廃盤品について解説しましたが、ここでは廃盤になる商品の効率的な探し方をご紹介します。
それは、メーカーのサイトで廃番品情報を見ることです。
一例を挙げると、花王のウェブサイトには廃番になった商品情報が定期的に掲載されますので、それをチェックするだけで簡単にリサーチすることが出来ます。
花王の製造終了予定品・製造終了品情報
https://www.kao.com/jp/products/expireproducts/
すべての商品がプレ値になるわけではありませんが、製造終了予定品のリストの中から、過去にプレ値になりやすい傾向にあるものをピックアップ出来れば、事前に回収することも可能になります。
また花王だけではなく、こういった廃番品リストを掲載しているメーカーは他にもありますので、Google検索窓に「企業名 廃番」などと入力して検索して探してみてください。
探し方④:keepaでリサーチする
売行きなどをチェックすることが出来るGoogleの拡張機能keepaですが、実はリサーチツールとしても優秀な一面をもっています。
keepaの有料版で使うことの出来るProduct Finderを使って、プレ値になっている商品を抽出することが出来ちゃうんです。
それについては別記事で詳しく解説していますので、そちらを参照してください。
プレ値商品やプレミア商品を追うのは大変
ここまで様々なプレ値商品の探し方を解説してきましたが、ひとつ感じたことがあるかと思います。
それは、「大変だ」ということです。
仮に上記のやり方でプレ値商品をリスト化したとしても、なかなか見つからないのが現実で、だからプレ値商品であり、プレミア商品なわけなんです。
プレ値商品の探し方は上記のように存在しますが、そもそもレアな存在なわけですので、見つけ出すには相当な時間がかかる場合もあります。
僕も昔、プレ値商品を、車で探し回ったことがありますが、そう簡単に見つかるものではありませんでした。
無かったら取り越し苦労となりますので、実はプレ値商品を追う時間って凄く勿体なかったりします。
ですので、ことのついでにちょっとチェックして、あったらラッキーくらいがちょうどよいという見方もあります。
しかしそれでは身も蓋もありませんよね?
実は、上記のような探し方をしなくても、これからプレ値になりそうな、あるいはプレ値になった商品を簡単にリサーチする方法があります。
それについては次項で紹介します。
誰も見つけてないプレ値商品を探す方法
誰も見つけてないプレ値商品を探すには、広く一気にリサーチする必要があります。
そんなこと出来るの?と疑問に思うかもしれませんが、可能です。
どのようにリサーチするかというと、ずばりツールを使います。
先ほどkeepaを使ったプレ値商品の探し方を解説しましたが、あれよりももっと簡単に抽出することが出来るツールが「プレミアールPro」になります。
プレミアールProは3~4つ程度の簡単な操作で今現在プレ値になっている商品を簡単に抽出してくれます。
- カテゴリーを選択する
- 絞り込み項目を設定する
- 並び順を設定する
基本的に以上の3つの項目を設定するだけで、すぐにプレ値商品を抽出してくれますので、あとは検索結果を上から見ていくだけというとても便利なツールです。
こちらがプレミアールProのトップページになりますが、とてもシンプルな作りであることが分かりますね。
せどりに関わるほぼ全てカテゴリーに対応していますので、ご自身のお好きなカテゴリーを簡単にリサーチすることが出来ます。
上記スクリーンショットは、おもちゃカテゴリで希望小売価格との価格差が1000円以上の商品を抽出した結果画面です。
検索条件としては、おもちゃカテゴリ、ランキング1~50000位まで、希望小売価格との価格差1000円以上、希望小売価格1円~200000万円以下、販売日が新しい順としました。
1ページの表示件数が30件、62ページ抽出で、1838件の商品情報を抽出することが出来ました。
新商品の販売は次々に出てきますので、条件を変えたりすることで誰もまだ察知していないプレ値商品をいち早く見つけることが出来ます。
商品を抽出して、よさげな商品を見つけたら、あとは店舗なりネットで商品をリサーチするだけ。
プレミアールProを使うことで
- 店舗でリサーチする前にスマホでお宝商品をチェック
普段なら見逃してしまっていてプレミア商品を見逃すことなく回収出来ます
- 価格が上がり始めたばかりの商品を大量に回収
まだライバルが気付いてないプレミア商品を大量に回収して爆益に繋げる
- 楽天やヤフショのポイントせどりが楽に
Amazonで少しだけ希望小売価格を超えてる商品を、まだ価格が上がってない他のネットショップで電脳仕入れ
- 予約転売出来る商品が丸わかり
発売前のプレミア商品を抽出出来るので、予約転売で儲かる商品がすぐに分かる
- 今後プレミア価格になる商品の傾向が分かる
プレミアールProで抽出された商品を毎日見ていると、傾向が分かるようになる
このような沢山の利点があります。
手軽にプレ値商品を抽出したいという方にオススメなツールです。
プレミアールProの料金体系は以下の通りです。
初月9,800円(税込)
2ヶ月目以降は3,800円(税込)
月額が3,800円(税込)と比較的安く提供されているのも大きな特徴です。
月々の負担が軽いのは有難いですね。
ぜひ使ってみたいという方は以下のリンクより販売ページにアクセスしてください。
プレミアール Proのより詳しい情報が知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
プレ値になる商品の特徴や、その探し方がよく分かったのではないかと思います。
先ほどもお伝えしましたが、プレ値になる商品というのは希少価値が高い商品になりますので、そう簡単に見つかるものではありません。
しかし、探し方のコツさえ頭に入っていれば、隙間時間にササっとリサーチして、ラッキーパンチを繰り出すことも出来ます。
僕自身、そうやって多くのプレ値商品を、しかも食品で仕入れをしてきています。
プレ値になる商品というのは「知ってるか、知らないか」の世界ですので、是非「知ってる」側に入ってください。
やり方は色々と解説しましたが、ご自身に合ったやり方で是非やってみてくださいね。
この記事があなたのお役に立てれば嬉しいです。