こういったお悩みにお答えします。
どうもです、ちゃんやまです。
取り扱いたい商品に色違いやサイズ違い、内容量違いなどの複数のパターンがある場合は、別々のカタログで販売するのではなく、ひとつのカタログで同時に販売する方が管理しやすいし、購入者にとってもとても便利ですよね。
Amazonでは「バリエーション」という仕組みを使うことで、複数のパターンをひとつのカタログで販売できるように作成することができます。
実店舗で色違いの商品が並んでいると、購入者もどれにしようか選びやすくなりますし、色違いを複数購入することもできるのと同じようなことをAmazonのカタログ上で表現することができれば、まとめ買いやついで買いを期待することができますよね。
そんな便利なバリエーションですが、通常のカタログ作成とは少し手順が異なるため、組み方がよく分からない…という人もいると思います。
そこで本記事では、Amazonでバリエーションカタログを作成する手順と、他では読めない注意事項、既存のカタログをバリエーションに統合する方法などについて解説します。
バリエーションカタログの作成にチャレンジしたい人、作りたいけどやり方が分からない人はぜひ参考にしてください。
Amazonでバリエーションカタログを登録する方法
バリエーションが組まれたカタログを作成登録する方法を解説する前に、バリエーションを組むことで得られるメリットを知っておきましょう。
メリットとしては主に以下のことが期待できます。
- 購入者にとっての利便性が高まる
- レビューが集まりやすくなり、SEO効果が期待できる
- まとめ買い・ついで買いが期待できる
- 商品管理が楽になる
購入者にとっての利便性が高まる
冒頭でも解説したように、実店舗でも体験があると思いますが、同じ商品でも色違いやサイズ違いのものがバラバラの場所に陳列されていたらとても不便ですよね。
それはネットショップでも同じことで、色違いやサイズ違い、味違いなどがひとつのカタログで閲覧することができれば、購入者にとっての利便性が高まりますので、良質なカタログであると言えます。
レビューが集まりやすくなり、SEO効果が期待できる
複数のバリエーションが組まれることで、本来バラバラのカタログでそれぞれにレビューが付いていたものをひとまとめにすることができますので、レビューが一ヵ所に集まりやすくすることができ、カタログとしてのSEO効果が期待できます。
また既存の、レビューがある程度あるカタログを統合することで、SEO効果を高めることも期待できます。
まとめ買い・ついで買いが期待できる
購入者にとっての利便性が高まりますので、ついでに色違いや味違いなどのまとめ買いを期待することができます。
バラバラのカタログで登録するよりも利益アップを期待できます。
商品管理が楽になる
色違いなどの商品をバラバラに商品登録すると、セラーセントラルの在庫管理画面でバラバラに位置されてしまうため、管理がしにくくなります。
しかしバリエーションを組むことでひとつのカタログで紐づけられまとまって管理できるようになるので、修正や新商品が出たときのバリエーション追加などが楽になります。
いちどバリエーションを組んでおけば、後から違う色やサイズ、味を簡単に追加することができたり、既に作成した商品カタログを追加することができますので、売上向上が期待できます。
バリエーションの仕組み
バリエーションが頭に入ってこない人もいると思いますので、簡単な図解で仕組みを解説します。
例えば複数の味違いがあるポテトチップスのバリエーションを考えた場合に、元となるポテトチップスの親ASINの下に、味違いの子ASINを紐づけることで成り立っています。
子ASINは商品詳細ページで増やしていくこともできますし、削除することもできますので、新しい味や色が販売されたら、簡単な作業で子ASINとして追加していくだけでカタログ作成ができます。
バリエーションの登録方法
それでは、具体的にバリエーションカタログを登録作成する流れを解説します。
セラーセントラルにログインして、メニューから「カタログ」→「商品登録」をクリックします。
続いて「Amazonで販売されていない商品を追加」をクリックします。
商品名を入力すると、自動で商品タイプが表示されますが、自分で決めたい場合には「商品タイプを選択する」をクリックし、適当な商品タイプ(カテゴリ)を選択してください。
適当な商品タイプが分からない場合は、既に出品されている商品カタログを参考にしましょう。
その際、keepaのDataタブを見るとカテゴリツリーが表示されているので参考にしやすいです。
バリエーションのところに「商品にはべリエーションがありますか?」と記載がありますので「はい」にチェックを入れます。
ブランド名を入力し、バリエーションのところで「これらの項目のうち、商品バリエーションで異なるのはどれですか?」に該当するものがあればチェックを入れます。
チェックを入れるとJANコード入力欄が消えますので「次へ」ボタンで先に進みましょう。
商品説明欄や商品の仕様などの入力をしたら、基本となる画像を登録します。
親ASINに登録する商品画像には、最も売りたい色やサイズ、味を選択してください。
今回は味のバリエーションを例にしていますが、設定によって表示が変わります。
赤枠で囲った箇所に、追加したいバリエーションを入力し「Add」ボタンをクリックすると下に追加されていきます。
追加したいバリエーションを登録したら、それぞれに出品者SKU、外部製品ID(JANコード)、外部製品コードの種類(通常はEAN)、画像(代表的なものを1枚)、商品のコンディション、商品の販売価格、在庫数を入力します。
在庫数はFBAで販売する場合は0と入力します。
登録が完了したら送信ボタンをクリックして完了してください。
その他の必須項目もすべて入力が完了すると、以下のように親ASINに紐づけられたバリエーションカタログが登録されます(反映には時間がかかります)。
あとは、子ASINごとに追加画像や商品説明欄を追記していってください。
既存の商品をバリエーションとして登録する方法
既に作成したバリエーションカタログに既存の商品カタログを追加することができます。
既にあなたが作成した他の色や味の商品カタログがあれば、出品者SKU、外部製品IDにASIN、外部製品コードの種類でASINを選択し追加するだけで簡単に登録することができます。
ただし、他の出品者に相乗りしているような商品をむやみやたらに登録することはできませんので、あくまで独自カタログを追加するようにしてください。
バリエーションの注意事項
あまり指摘されていないのですが、バリエーション作成にも注意事項があります。
実際にバリエーションカタログで商品を販売していて気が付いたことなどをメインにご紹介します。
親ASINが在庫切れするとSEOガタ落ちする
子ASINの他の味や色が在庫切れになっても特に問題はありませんが、親ASINに指定しているメインの色や味が在庫切れすると、SEOが一気に悪くなり、ランキングがガタ落ちします。
ですので、最低限親ASINの在庫は切らさないようにしておくことが大切です。
沢山組み過ぎない方がいい
ときおり、ネジやルアーのように大量のバリエーションが登録されているカタログを見かけます。
購入者にとっては利便性が高く、選択肢が増えますし、いちいち探しに行かなくていいので便利ですが、販売者側からするとあまり多過ぎてもそれほど売れるものではありません。
これがFBA販売だった場合、在庫として長期で残り続けるため、長期保管手数料が余計にかかる原因にもなってしまいます。
実際に販売している中での間食としては、2~3つ程度のバリエーションがベストかなと思っています。
こういった大量のバリエーションを組んで販売するのは、実店舗と併売しているようなショップが向いてるかと思います(釣り具やさんなど)。
まとめ
Amazonでバリエーションカタログを登録する方法について解説しました。
一見小難しく見えるバリエーションの登録ですが、慣れてしまえば簡単に作成することができるようになります。
色違いや味違い、サイズ違い、内容量違いの他にも、単品・2個セット・3個セットといったバリエーションも組めますし、組み合わせ違いなど、様々な販売の工夫をバリエーションで作成することができます。
単純に相乗り出品するのもいいですが、独自カタログを作成して、更にバリエーションで工夫することで、販売の幅が広がっていきますので、ぜびチャレンジしてみてください。
テンプレートを利用したバリエーション作成ツールを使った追加方法については以下の記事をご参考ください。
>バリエーション作成ツールを使ってバリエーションを追加する<