本記事では、こんなお悩みにお答えします。
2020年6月のモノレートの終了で、完全に無料で使えるリサーチ用ツールは無くなってしまいました。
とはいえ、これからせどりを始める初心者や、まだせどりに慣れていない初級者にとっては、有料ツールの月額負担は決して小さなものではないと思います。
そこで、有料リサーチツールを本格的に使う前に、無料、あるいは負担の軽いもので済むツールやサービスをまとめてみました。
店舗せどりで使える無料&安価なツール・サービスまとめ【これだけ使えばOK】
ここからは、月額をかけなくても問題がない理由、月額をあまりかけなくても使える無料&安価なツールやサービスを解説していきます。
店舗せどりのツールに月額負担をあまりかけなくても問題ない理由
結論から言うと、全く問題ありません。
ゴリゴリに店舗せどりで稼いでいくというならいずれ必要になりはしますが、初心者のうちはそこまでする必要がないし、また普段電脳がメインで店舗はほどほどにしかやらない人にはどちらかというと必要じゃなかったりします。
実際に、無料あるいは安価なツールでも、うまく組み合わせることで十分にリサーチが可能です。
僕自身は有料ツールも使っていますが、現在は、無料・安価なツールやサービスでも十分に利益商品を見つけることが出来ています。
とはいえ、有料ツールの便利さやリサーチスピードの速さも十分に知っていますので、あくまで初心者や店舗せどりの割合が全体的に低い方向けであることを予めお伝えしておきます。
しかし、そうは言っても、ここまで読んだ方は、もしかすると「それはちゃんやまがせどり歴が長いベテランだからでは?」と思うかもしれません。
しかしそれも問題ありません。
最初は誰もが苦労するものですが、繰り返し使い続ければ徐々に上達していくからです。
ですので繰り返しますが、無料あるいは安価なツールでも問題なくリサーチは出来ます。
有料ツールの無料版は使える?
かつて僕も無料のリサーチツールを使用していましたが、今現在ではどうなっているのでしょうか。
主に、有名な3つのツールについて調べてみました。
その①:せどりすと、せどろいど
僕がせどりを始めた頃によくお世話になったスマホ用のアプリで、せどりすとはiPhone向け、せどろいどはandroid向けになります。
それぞれApp Store、Google Playを見てみたところ、現在、無料版でバーコードを読み込んでも動作しないようでした。
実際に僕もiPhoneに入れてみましたが、全く動作しませんでした。
こちらのアプリを利用したい場合は有料版を使うことをオススメしします。
その②:アマコード
現在僕が愛用しているアマコードProの無料版になります。
無料版の場合は、グラフ表示機能(keepaのグラフ)が無いため、売れ行きの確認が出来ません。
こちらも使うのであれば有料版のアマコードProを使うことをオススメします。
その③:デルタトレーサー
無料版ではかなり人気のあったツールですが、2020年末をもってサービスが終了してしまいました。
現在は、有料版が存在していますので、利用する場合は有料版の利用をオススメします。
以上3つの人気ツールの現在を見てみましたが、いずれも有料版、Pro版を使うことがオススメです。
実際、僕自身もアマコードProを使用していますが、検索スピードや機能面においては無料版より優れていることは確かなので、今後、結果が出始めて、更に力を入れて取り組んでいきたい場合は、取り入れていくとよいでしょう。
とはいえ、これから紹介する無料・安価なツールやサービスも自信をもってオススメするものですので、是非最後までお付き合いください。
無料、安価で使える高性能ツール3選
お待たせいたしました。
ここからは、無料あるいは安価で使える高性能なツール、アプリ、サービスをご紹介します。
先ほどご紹介した有料ツールのように、ひとつのアプリで完結するものではありませんが、それでも十分にリサーチは出来ますので、是非活用していただきたいと思います。
その①:Amazonショッピングアプリ
え?と思われた方も多いと思いますが、大真面目に、そして自信をもって紹介しています。
商品リサーチの手順として、まずはその商品が実際に売れているのか、そして出品者がどれくらいいるのかを確認する必要がありますが、Amazonショッピングアプリを使うと、その2つの情報を知ることが出来ます。
Google PlayでAmazonショッピングアプリを見る
手順は簡単です。
まず、ショッピングアプリを開いて、検索窓に商品名か、型番、あるいはJANコードを入力して商品情報を検索します。
検索窓の下にある「スキャンして検索」をタップすると、商品本体やバーコードをスキャンして簡単に商品情報を呼び出すことも出来ます。
背景は自宅のドアなので関係無いですが、このようにカメラに切り替わります。
Cameraをタップすると商品本体の読み込みによるサーチ、Barcodeをタップするとバーコードのマークが表示されますので、商品のバーコードに合わせることで読み込むことが出来ます。
商品情報を呼び出したら、少し下にスライドさせて「詳細」というところをタップしてください。
するとこのように、ASINコードとランキングをチェックすることが出来ます。
ASINコードはコピーして次の段階で使用します。
出品者が複数いる場合は、「新品(3)」のように表示されますので、そちらをタップすると、FBAセラーが何名いるのかなどを確認することが出来ます。
このように、Amazonショッピングアプリを利用することで、商品のランキングや出品者数、ASINコードなどの情報を知ることが出来ます。
ASINコードは次のツールで使用しますので、コピーしておきましょう。
その②:キーゾン
次にご紹介するツールは「キーゾン」になります。
キーゾンは、現在は拡張機能keepaのグラフのギザギザの数を数字に置き換えて、視覚化してくれるツールです。
キーゾン自体は無料で使えますが、keepaのグラフを読み込むためには、keepaの有料版の導入が必要になります。
とはいえ、keepaは非常に高性能な拡張機能ですので、いずにれしても導入しておいた方がよいでしょう。電脳せどりのリサーチにも非常に有効なツールです。
keepaの詳しいことはこちらの記事をご覧ください。
キーゾンの導入に関しては、開発者の記事をご覧いただくと、使い方も分かります。
キーゾンにはPCでも使用出来ますが、スマホでも見ることが出来ます。
スマホでキーゾンを開いたら、スマホのホーム画面に登録しておくと後で何度も呼び出すことが出来るので便利です。
キーゾンを開いて、先ほどコピーしたASINを「ASIN」の空欄にペーストして、検索ボタンをタップすると、データを見ることが出来ます。また、直接JANコードを入力しても閲覧可能ですが、商品の中にはJANコードが登録されてないものもありますので、なるべくASINで見ましょう。
検索ボタンをタップすると、このように過去3ヶ月の売れ個数(グラフのギザギザの数)や平均売れ個数、90日の合計が表示されます。
更に下を見ると、価格推移や出品者数の推移、ランキングの推移を見ることが出来ます。
このように、Amazonショッピングアプリをと、キーゾンを組み合わせることで、以下の情報を知ることが出来ました。
- 現在のランキング(Amazonショッピングアプリ)
- 現在の出品者数(Amazonショッピングアプリ)
- 商品のASINコード(Amazonショッピングアプリ)
- 過去3ヶ月の売れ個数(キーゾン)
- 価格、出品者数、ランキングの推移(キーゾン)
これらの情報を元に実際に仕入れる数を計算することが出来ますし、過去の出品者数の推移などから、仕入れ判断をすることが出来ます。
しかし、これだけではまだもうひとつ情報が足りません。
それは次のアプリでご紹介します。
その③:amazon sellerアプリ
こちらはまさにAmazonのセラーセントラルのアプリ版ですね。
実際に導入されてる方も多いと思いますが、こちらで何をするかというと、利益計算です。
利益計算ツールは色々ありますが、当然ながらamazon sellerアプリが最も正確です。
まだ導入してない方は、急ぎ導入しておきましょう。利益計算以外にも、購入者からのメッセージへの返信や、テクサポへの連絡、価格改定など非常に便利に使えるアプリです。
Google Playでamazon sellerアプリを見る
計算方法は簡単です。
まずamazon sellerアプリを開いたら、トップページの「商品登録」をタップします。
商品登録画面が出てきたら、検索窓に計算したい商品のASINを入力して検索ボタンをタップしてください(検索窓に入力すると、検索ボタンは出現します)。
商品情報が出てきたら、商品情報をタップします。
新品の下に表示されている「最低価格-手数料-純利益」の部分をタップします。
すると利益計算の画面が出てきますので、仕入原価を入力してください。
計算方法は以上です。
amazon sellerアプリを使うことで、商品のサイズごとに変わってくる手数料の計算を正確に行うことが出来ますので、通常サイズだと思ったら大型だったとかそういったミスを防ぐことも出来ます。
また、危険物の判断や納品不可な商品判断も容易にすることが出来ますので、今後有料ツールを使うことになったとしても、削除せずに使い続けることをおすすめします。
追記:keepaスマホ版
2021年2月24日追記~
実は昨年の夏ごろに、keepaのスマホ版が出ていたようでした。
せどりすとやアマコードのように、商品のバーコードを読み取ると、商品の情報を見ることが出来るのですが、パソコンで見るkeepaがスマホ用にコンパクトに表示されていて非常に見やすいです。
また、Amazonカタログへのリンクや、月~年間~全体の販売個数などkeepaで見ることの出来るデータがパソコンと同様に閲覧することが出来ますので、慣れた人ならこれだけで店舗仕入れは完結してしまうかもしれないです(僕はこれで十分です)。
というわけで、月額のツール費用負担を少しでも減らしたいという方は、keepaのスマホ版を導入してみてはいかがでしょうか。
まとめ
まとめです。
まだせどりを始めたばかりの初心者の方で、いきなり有料ツールを使うのは負担が大きいと感じる場合や、電脳せどりがメインで店舗はほどほどの方であれば、この3つのツールでも十分にリサーチをすることが出来ます。
しかし、店舗せどりに慣れてきて、将来的に更に利益を上げていきたいという方は、有料ツールを使った方が圧倒的にリサーチスピードが上がりますので、効率化を考えると有料版やPro版を取り入れていくのがよいと思います。
以上、無料&安価で使える優秀なツールの紹介でした。