こういったお悩みにお答えします。
どうもです、ちゃんやまです。
毎年11月に開催されるブラックフライデー、年に1回開催される、商品が最も安く手に入るビッグイベントのひとつとして日本にも定着しました。
このブラックフライデーを利用して、商品を安く仕入れて一発儲けてやろうと思う人もいるかと思いますが、では簡単に誰でもできるものなのか?利益商品は簡単に見つかるのか?すぐ現金になって返ってくるのか?など様々な疑問、不安があると思います。
そこで本記事では、ブラックフライデーを利用したせどりの実態と、どのように参加すべきなのか、僕なりに考えたことを解説します。
あらかじめ断っておきますが、中~上級者は本記事を読まなくても問題ありません。
主に初心者~中級以下の人に向けての注意点などを解説しておりますので、該当する人のみお読みください。
Amazonブラックフライデーを利用したせどりの落とし穴
ここからは、ブラックフライデーを利用したせどりの実態と、どのように参加すべきなのか、僕なりに考えたことを解説します。
Amazon最大のイベントになりつつあり、聞こえの良いせどりノウハウも飛び交っていますが、果たしてその通りに稼げるイベントなのかどうか、何も知らずに飛び込むと危険な目にも遭いますので、ブラックフライデーとはなにか?どういう人が参加すべきなのか?など、あなたの状況に合わせて学んでいただければと思います。
ブラックフライデーはいつから始まったのか
元々ブラックフライデーはアメリカで始まったイベントです。
毎年11月の第4木曜日の感謝祭の翌日が休暇になることが多く、その日に感謝祭プレゼントの売れ残りを一掃セールをするため、多くの人々が殺到することから、ブラックフライデーが始まったとされるフィラデルフィアの警察が、人が溢れて仕事が増えるために「真っ黒な金曜日」と言い出したことが由来とされています。
※ウィキペディアより抜粋
日本に初めてブラックフライデーが上陸したのは2014年のトイザらスで、その後2016年にイオン、2019年からはアマゾンジャパンがブラックフライデーセールを開催され、2023年現在では、年に一回のビッグイベントとして定着しつつあります。
ブラックフライデーで利益商品を仕入れる
ブラックフライデーと聞いて多くの人が考えるのは、商品が安くなってるときにお得に買い物をしよう、ということと思いますが、せどらーは違いますよね。
恐らく殆どの人は、利益商品を仕入れて大きな利益を得ようと思っているのではないでしょうか。
しかし、ことはそう簡単な話ではなく、ブラックフライデーには知っておくべき重大な落とし穴が潜んでいます。
主な仕入れ先
落とし穴を解説する前に、ブラックフライデーの主な仕入れ先としては以下のようなお店が挙げられます。
- 日本トイザらス
- イオン
- ビックカメラなど家電量販店
- 楽天市場
- Amazon
ほかにも色々とあると思いますが、主だった店舗を挙げてみました。
Amazonと楽天市場以外は基本は店舗仕入れになります。
ブラックフライデーの注意点
ここからはいよいよブラックフライデーの注意点(落とし穴)について解説していきます。
なんだよ!儲かる話じゃないのかよ!と思うかもしれませんが、とても重要な内容であることと、僕なりの参加方法も後で解説しますので、最後までどうかお付き合いください。
競争が激しい
競争といっても、多くの人が知ってるような価格競争だけではありません。
店舗仕入れなら、中~上級のせどらーたちがこぞって仕入れに行く日でもありますので、当然専業せどらーが有利ですし、副業せどらーが参加してうまくいくほど甘いものではありません。
また当然のことながら、一般客も並びますので、そんな中戦いを挑まないといけないわけですので、どれだけ大変か想像に難くないでしょう。
では楽天市場やAmazonで電脳仕入れだ!という風になるかと思いますが、こちらも一筋縄ではいきません。
店舗同様に一般客もこの日ばかりは安く商品を買おうとネットに接続しますので、回線がとても混雑する可能性が高いです。
下手すれば「ネットに繋がらない」なんてことにもなりかねません。
とてもリサーチどころではなくなる可能性も十分にあります。
対策としては、ブラックフライデー特設ページをブックマークしておいて、直接アクセスすることくらいかなと思います。
基本的に寝かせ、投資対象
これが最も重要な落とし穴になりますが、普通にせどり感覚で参加しようとしたあなたは、ここで出鼻をくじかれることになります。
ブラックフライデーは確かに、かなり安く仕入れが出来るイベントではありますが、仕入れてすぐ売って利益になるわけではありません。
イベント終了後、数ヵ月寝かせて、価格が元に戻るかそれ以上に値上がったところで販売するという、いわゆる「寝かせ」や「投資」と呼ばれる販売手法がその正体です。
ですので、判断を誤れば当然大赤字になりますし、寝かせや投資の世界は初心者せどらーや知識の無い人が参入すべきものではありません。
市場の状況が判断できないと難しい
寝かせや投資の色が強いということは、当然ですが市場の状況が判断できないことには難しい手法ということになります。
大幅に安くなった商品をやみくもに仕入て儲かるほど甘い世界ではない、ということは言えると思います。
やるなら少量という手もありますが、どのみち知識が無いと難しい側面はありますので、僕なら仕入れないでシミュレーションしてみるくらいがオススメです。
大幅に値下った商品が数ヶ月後にどうなっているのか、観察するだけでも勉強になると思います。
資金があまり無い人は不向き
ブラックフライデーは、クリスマス商戦などと同じで、資金が潤沢にあって、数ヵ月寝かせても問題ないくらいに保管スペースがあるような上級者向けだと僕は思っています。
豊富な資金、仕入れた商品の中長期保管場所、仕入れ判断、市場判断ができる人がやるべきもので、それができない人にとっては時間の無駄だし、チャンスでもなんでもありません。
過去開催されてきたクリスマスや年末商戦のように、甘い気持ちで参加すると大多数が大怪我するイベントでもあります。
利益商品はまったく無いのか
では、初心者や少しせどりをやってるような人にとって、ブラックフライデーで手軽に仕入れできる商品はないのかということですが、無いことはないです。
微妙な言い回しになりましたが、それは後で解説しますので最後までお読みくださいね。
狙うのであればAmazonのデバイス商品がいいでしょう。
例えば、Fire TV StickやEcho、タブレットなどといった、Amazonの関連商品がそれに当たります。
そういった商品はイベントの度に半額か半額以下になったりするので、そこで仕入れて別販路で販売することでお小遣い稼ぎ程度はできると思います(Amazon本体が販売してるAmazon限定品ので、Amazonで売ることはできません)。
ただし、この手法は割と古くから知られていますので、必ずしも利益が出ることを保証するものでもありません。
同じことを考えている人は沢山いますので、どうせやるにしてもセール直後は止めて、少し寝かせてから売るくらいの工夫は必要です。
ただし、あくまで小遣い稼ぎ程度ですので、毎月安定的に利益を出したいという人は無視してもいいかなと僕は思います。
ブラックフライデーで販売する
ここまで、ブラックフライデーの仕入れについて、実に面白くないお話が続きました。
それもそのはず、なにかにつけて厳しいことを指摘してきたわけですから。
先ほども書いたように、ブラックフライデーを利用して仕入れて販売するのは知識のあるは中~上級者向きだと僕は考えています。
では、そもそも乗っかる方法は無いのかというと、そうではありません。
実はここからが僕が伝えたいメインの解説になります。
これから解説する手法は、ブラックフライデーというビッグイベントを利用して、投資的な手法で大きく稼ぐというような上級手法ではなく、イベントに軽く乗っかる程度の気楽なものです。
具体的になにをするかというと、あなたが抱えている「売れ行きがよくない」「売れてない」「早く処分したい」在庫を、ビッグイベントに乗っかって一掃しようという手法です。
あらかじめ断っておきますが、必ず一掃できることを約束するものではありません。
ですが、うまくハマれば不良在庫を「ほぼ無料」で一掃できる可能性がありますので、やらないよりはマシだと思います。
また、不良在庫だけでなく、このような大きなイベントのときには、特に割引もしていないのについでに売れていくこともよくあります。
ですので、あなたが抱えている在庫の中で特に回転よく売れているものは、イベント前に在庫を補充しておけば、例月よりも多く売ることができる可能性がありますので、まさにイベントについでに乗っかるようなかたちを作ることもできます。
ブラックフライデーに参加する方法
とくに何もしなくても、ついでに売れていく商品もありますが、先ほど書いたような「売れ行きがよくない」「売れてない」「早く処分したい」在庫は、そのままにしても売れることはほぼありません。
ですので、ブラックフライデーに参加をして、売れるチャンスにかけてみるというのが僕のおすすめの参加方法です。
そういう意味では、必ず売れることを保証するものではありませんが、そのままにしても廃棄しか選択肢が無いのなら、やってみる価値はあると思います。
ブラックフライデーの開催期間
Amazonのブラックフライデーは、およそ11月の中旬から末にかけて開催されますが、基本的にイベント前に第三者がその期間を公開することは禁止されているため、当ブログで公開することはできません。
ですがAmazonで販売者登録している人であれば、事前に通知が来ていると思いますので(条件により来てない人もいるかもしれません)、そちらでご確認ください。
お買い得情報・数量限定タイムセール(有料)
こちらは有料で参加可能な方法ですが、ブラックフライデー前月である10月の早い段階で受付が締め切りになります。
ただし、こちらのタイムセールの場合は、本格的に自社オリジナル製品を販売しているような大規模なセラー向けかと思いますので、手軽に参加したい人は基本スルーでいいと思います。
具体的な参加費用や参加条件などは、秘密扱いになるため当ブログ上で公開することはできませんが、Amazonから該当する通知が来ている人はそちらで確認をお願いします。
Amazonプライム会員限定割引
読んで字のごとく、プライム会員限定の割引設定です。
これはブラックフライデーに関わらず、セラーセントラるで設定ができますが、設定期日と参加条件があります。
具体的な参加方法や条件については、先ほど同様にAmazonとの間で結ばれている秘密保持契約があるため公開はできませんが、通知が来ている人はそちらをご確認ください。
おすすめクーポン特集
誰もが簡単に参加できるのが、おすすめクーポン特集で、個人的にはこの特集に乗っかるのが一番オススメです。
具体的な参加方法や参加条件は、先ほど同様に秘密情報になりますのでこちらには書けませんが、通知を見れば確認することができます。
取り合えずクーポン10%割引こちらを覚えておけばいいと思います。
気軽に参加してみよう
先ほども書いたように、大きなイベントがあると、参加していなくても勝手に売れることもあります。
ですが、回転が悪い、売れてない、早く処分したい商品ような商品は、できれば年末前に処分したいと思いますので、こうしたイベントにクーポン参加するなどして販売機会を与えてみるのもひとつの手だと思います。
どうせ何もしなければ売れない商品なので、早めに処分する方法を試してみる程度にやってみるといいですよ。
ブラックフライデー以外でも、その前月に開催されたプライム感謝祭(11月)やホリデーストア(1月)などAmazonでは年間で数回大きなお祭りのようなセールがあります。
同じように参加してみて、在庫を減らす場として有効な場合がありますので、ぜひお試しください。
まとめ
ブラックフライデーという大きなイベントですが、
- 仕入れにおいては、初心者、素人が簡単に儲けることができるイベントではない。
- 販売者としてクーポンを使って手軽に参加する程度がおすすめ
と、全体を通してかなり現実的で、面白くない記事だと思ったかもしれません。
ですが、僕はこれが現実だと思っていて、資金力の無い、寝かせのような投資的手法ができない、相場や市場を知らない人が下手に仕入れなどに参加をすれば大怪我すると考えております。
それは過去のクリスマス商戦が物語ってますので、同じようなことだと思ってください。
日〇刀のようなおもちゃを安く大量に仕入れて怪我したことありませんか?
また、こういうビッグイベントがあると、初心者や素人が稼げる方法だけを解説している記事や動画が目立ちますが、個人的には全て疑ってかかった方がいいと思っています。
僕自身は、一発大きく儲けるというような手法で物販をしておりません。
毎月堅実に消耗品などをリピート販売していくようなやり方で続けてきていますので、その一環として、不良在庫の処分場としてのブラックフライデーの利用を提案してみた次第です。
決して派手さはありませんが、もしこの記事がお役に立てれば幸いです。