本記事は、こういった疑問に答えます
どうもです、ちゃんやまです。
2021年10月以降、Amazonでは「価格設定が高すぎる可能性」が理由で出品停止されるケースが相次いでいます。
僕自身も何度も出品停止されていますが、これを読んでいるあなたも経験があるのではないでしょうか?
価格の誤設定にはパターンがあり、ひとつは価格が高過ぎる場合、もうひとつは価格が安過ぎる場合です。
本記事では、いずれのパターンにおいても対処法、つまり停止状態から復活させる方法を解説しますが、ひとつ出来ないパターンがあります。
それは、相当なプレ値になっている場合です。
2020年のマスクや、2021年にも酸素缶など悪質な高額転売が見られましたが、そういった悪質な販売に関しては、どのプラットフォームでも対策がなされているため、このパターンに該当する場合には、本記事はお役に立てません。
もしそれを期待してこちらの記事にたどり着いた方は、ここでページを閉じてください。
それ以外の方は、以下の解説に進んでください。
Amazonでの販売価格が高過ぎて出品停止された商品の復活方法
ここからは、Amazonでの販売価格が「価格設定が高すぎる可能性」により出品停止された商品の復活方法を解説していきます。
本記事を読むことで以下のことが分かります。
- 価格の誤設定の可能性により出品停止になるケース
- なぜ出品価格の誤設定と判定されるのか
- 元の価格での販売を復活させた方法
どこから読んでも構いませんが、順に読み進めていくとより理解が深まるのではないかと思います。
価格の誤設定の可能性により出品停止になるケース
価格の誤設定という表現が果たして正しいのか疑問が残りますが、Amazonにおいては、価格が安過ぎたり、価格が高過ぎる可能性があるとAIが検知した場合、Amazonが認める価格設定に修正されるまで出品が停止されるシステムになっています。
正直言いますと、非情にバカらしいシステムだと感じています。
なぜなら、そもそも定価の存在しない、いわゆるメーカーの希望小売価格が設定されているだけの商品に関しては、販売者は価格を自由設定出来るはずだからです。
[参考:定価とは]メーカーが特別求めなければ、値引き販売も自由だし、高値販売も自由です。
勿論、2020年に始まったコロナ禍におけるマスクの高額転売や、おもちゃなどを買い占めて高値で転売する行為、生活必需品を買い占めて高値で転売する行為は許されるものではありませんし、一時期は法律も制定されて正式に高値転売禁止になった商品もありました。
しかし、基本的には商品の値付けは自由であることはお伝えしておきたいです。
とはいえ、Amazonもバカだからこういう設定をしているわけではなく、恐らく高値転売による批判であったり、中華系の悪質セラーにおける安過ぎる価格設定だったりを排除したいためかなとも思っています。
いずれにしても、納得いく人は少ないと思いますので、この解決策が少しでも役に立てれば嬉しいです。
まず、価格が低過ぎて停止された場合の復活方法について解説します。
価格が高過ぎて停止された場合の復活方法については後述します。
価格が低過ぎて停止された場合の復活方法
セラーセントラルにログインし、在庫管理画面を開いたら、商品一覧の一番右側に表示されている、出品価格の下限を設定してください。
設定の仕方は、あなたが販売している価格よりも低い値を入力して保存ボタンをクリックするだけです。
例えば、150円で設定して出品停止をされてしまった場合は、150円以下の値を入力して保存すればOKです。
これだけで出品停止が解除されます。
出品価格の下限設定の項目が表示されていない場合は、以下の手順で表示させてください。
①在庫管理画面の右側にある「設定:非表示〇項目」をクリック。
②項目設定のページが表示されたら「出品価格の下限」にチェックを入れて保存。
これで在庫管理画面に出品価格の下限設定を表示させることが出来ます。
以上が、価格が安過ぎる場合の出品停止解除方法です。
価格が高過ぎる場合の復活方法は以下にお進みください。
なぜ出品価格の誤設定と判定されるのか
価格の設定が高過ぎる可能性があるとの理由で出品停止をされてしまった商品の復活方法を解説する前に、なぜ出品価格の誤設定であると勝手に判断されてしまうのかを解説します。
まず判断しているのは人間ではなく、AIであることをご理解ください。
ではどこを見て判断をしているのか。
それは恐らく最安値の販売価格であると推察しています(Amazonが教えてくれてるわけではないので、あくまで推察です。)
なぜそう言えるのかというと、僕自身が出品停止された商品がまさにそういう状態だったからです。
その商品は以下のようなものです。
- 商品カテゴリ:食品(チョコレート)
- 仕入価格:750円
- 販売価格:1480~1580円
この商品をチョコレートのFBA解禁の2020年10月から2021年3月まで販売していました。
販売当初は1480~1580円で順調に販売していたものの、バレンタインを迎える前あたりからライバルセラーが増え始め、気が付けば価格競争が始まり、最終的には800円で赤字損切する形でチョコレート販売期間を終えました。
現在夏季もFBA販売出来るチョコレートですが、クール便が高いため、10月になった段階で再度仕入れようと思い、在庫管理画面で販売価格を800円から1480円に戻したところ、高過ぎる可能性があるとAIに感知され出品停止となりました。
この件については、
- このままでは明らかに赤字で、誰も出品出来ないこと
- 出品出来なければ結果的にAmazonが手数料取れないので損すること
以上のことを、経緯と仕入価格と共にテクサポに伝え、調査を依頼しておりますが、本記事執筆時点ではまだ返事がないのと、自己解決してしまったので、テクサポからの回答は後日加筆したいと思います。
Twitterでこのことをつぶやいたところ、同じように出品停止をされた方がけっこういました。
僕が考える原因は、価格競争が招いた最安値の価格、です。
この最安値をAIが、本商品の最適な販売価格であると認識したため、価格を元に戻したところで、高過ぎる可能性がある!と判断されたのだと思います。
では、どうやって自己解決をしたのか。
それは次項で解説します。
元の価格での販売を復活させた方法①
販売価格が高過ぎる可能性があるという理由で出品停止されてしまった商品を、テクサポからの返答が来る前に自己解決してしまったわけですが、その方法をここから解説していきます。
とはいえ、解決方法はいたって簡単です。
どうやったかというと、商品の編集画面で、メーカー希望価格の欄に希望小売価格を入力しただけです。
こちらの「メーカー希望価格」にメーカーが提示する希望小売価格を入力したことで、反映後に出品停止が解除されました。
価格の誤設定で、販売設定価格が高過ぎると判断されてしまった原因の大半の原因はメーカー希望価格を設定することで解決するものと思われます。
仕入先がメーカーや卸問屋の場合は、そちらで希望小売価格を確認することが出来ますし、せどりでの仕入れの場合もネットで調べることが出来ると思います。
メーカー希望小売価格が分かったら、停止されている商品のメーカー希望価格に金額を入力して保存してみてください。
メーカー希望小売価格よりもはるかに高い設定でなければ復活しているはずです。
高額転売の場合
ただし今回の復活方法が適用されない可能性があるものがあります。
それが高額転売の場合です。
先ほども取り上げたように、マスクやおもちゃなどの異常な価格での高額転売に関しては、今回の方法は使えない可能性があります。
僕は高額転売などはしないので、試したことはありませんが、今回の方法で出来なかったとしたら、それが原因でしょう。
無意味な価格競争が生んだ副産物
今回起こったことは、まさに価格競争が生んだ副産物でした。
今現在色んな商品で価格競争が繰り広げられておりますが、あまりに安価になり過ぎると、今回のようなことが起こり得るということですね。
しかし、価格競争が終焉し、無意味に争ったセラーがいなくなった後、この記事を読んだあなたなら価格の復活方法が分かりますので、安心して販売を再開出来ることでしょう。
元の価格での販売を復活させた方法②
上記の方法でも復活しない場合には、テクサポに相談する方法があります。
↓
テクサポに相談した結果、上記のように停止中のステータスが出品中になりました。
テクサポへの連絡内容およびやり取りは以下のとおりです。
こちらの商品ですが、価格設定が高すぎる可能性があるとのことでステータスが「停止中」になってしまいました。
販売価格はFBAで550円ですが、仕入れ価格は112円ですので、手数料を考えると、それ以上安くすれば赤字に転落してしまいます。
停止中のステータスを解除をお願いいたします。
・価格が確認できるメーカー、ブランドサイトのURL
・出品者様の設定価格より高い価格確認ができる競合他社サイトのURL ※現在購入可能なサイトURLに限る
・メーカー希望小売価格が書いてあるラベル画像
・価格が確認できるメーカー、ブランドサイトのURL
※メーカーの商品カタログページのURLを記載
・出品者様の設定価格より高い価格確認ができる競合他社サイトのURL ※現在購入可能なサイトURLに限る
※楽天市場の販売ページURLを記載
Amazon.co.jpのFBA販売価格は手数料等を含めた価格設定になります。 競合他社サイトの場合、本体価格に配送料がプラスされて請求されますので、実質的には競合他社の方が価格が高くなります。
・メーカー希望小売価格が書いてあるラベル画像
ラベル画像はございませんが、メーカー希望小売価格の記載がある卸サイトはございます。
※卸サイトにあった希望小売価格ページURLを記載
以上のやり取りの結果、約1週間ほどで停止中のステータスを解除してもらえました。
いずれもGoogleで検索して出てきた結果ですが、場合によっては見つからないこともありますので、あくまで一例としてご参考ください。
①で駄目だった場合、こちらの方法もやってみてください。
それでも復活しない場合の最終技
こちらの記事を執筆したところ、①の方法では物販仲間から出来る場合と出来ない場合があるとの報告がありました。
ひとつの方法として試してみてほしいですが、上記までの方法で出来ない場合があることをご了承ください。
しかし、実は「価格設定が高すぎる可能性」により出品停止された場合に、高確率というかほぼ確実に出品停止の状況から復活させる方法があります。
この方法はかなり特殊というか、誰もが盲点のやり方で、且つ裏ワザでも何でもなく、Amazonもちゃんと認めてくれるやり方になります。
ですが、残念ながら無料ではお伝え出来ないのと、ちゃんやまのノウハウではないため、こちらにはそのノウハウが記載されたBrainというレポートのリンクを掲載しておきます。
有料ではありますが、嬉しいことにたったの1980円で知ることが出来ます。
どうしても「価格設定が高すぎる可能性」による出品停止から復活出来ないという方は、こちらのノウハウを是非お試しください。
僕も実際購入して読んでみましたが、まさかそこを!というくらいに盲点でした。
というより、よく見つけたな、と思いました。
>「価格設定が高すぎる可能性」による出品停止から復活させる方法を読む<
ちなみにこちらの再現性に関しては、試した方のツイートが参考になります。
再現性を確認致しました✨@fujii_enjineer いじふさんありがとうございます☺️ pic.twitter.com/aHRdKKdS7h
— たれめると (◜ᗜ ◝ ) 本業&副業でチーム運営の最善を追求する人 (@hometareme) June 1, 2022
まとめ
価格の誤設定の可能性により出品停止になってしまった場合、特に価格が高過ぎる可能性があると判断されてしまった場合は、商品のメーカー希望価格に、希望小売価格を入力し保存することで、販売価格が復活する可能性があります。
ただし、希望小売価格を設定後、その価格よりもはるかに高額に設定すると、また停止される可能性もあります。
その際、希望小売価格を吊り上げると、何かしらのペナルティを課せられるかもしれませんので、下手なことはしない方がいいでしょう。
- メーカー希望小売価格を調べる
- 商品詳細の編集でメーカー希望価格に希望小売価格を入力する
- 入力が反映されるまで待つ
- 有料だが「価格設定が高すぎる可能性」による出品停止状態から復活させる方法を買う
今回の復活方法があなたのお役に立てたら幸いです。
1980円で販売されている復活方法とは一個あたりどのくらい時間が掛かりますでしょうか?
かかる時間は人それぞれだと思いますし、そこは明記されてはいませんでしたので、申し訳ありません、お答えしかねます。