本記事では、こんなお悩みにお答えいたします。
どうもです、ちゃんやまです。
Amazon販売において、未だに後を絶たない嫌がらせのひとつが同業者による「保留テロ」ですね。
昔から存在しますが、Amazonも強い対策をしていないので、未だに無くなることがありませんが、その対策法として、コンビニ決済や代引をオフにすればいいということを教える人も非常に多いそうです。
しかし、それは実は間違いです。
それでは全く対策になっていないことを多くの人が理解していないようですので、今回は、保留テロ対策についてお伝えしていきます。
Contents
悪質な保留テロから身を守る正しい方法
ここからは悪質な保留テロが起こる理由と、身を守るための具体的な方法を解説します。
保留テロはなぜ起きるのか
対策について解説する前に、なぜせどり同業者が保留テロが起きるのか知っておく必要があります。
保留テロをするセラーの狙いは、自分の商品をいち早く販売するために、同額で販売しているライバルセラーの商品を全てコンビニ支払いで購入手続きをして、ライバルセラーを出品カタログから消すことにあります。
そうすることで、ライバル不在の状態を作りだすことが出来るので、必然的に嫌がらせをした出品者がカートを取り、自分だけ売れていく状態となります。
コンビニ支払いなどで購入されたものは、支払いがなければ6日を過ぎると自動的に注文がキャンセルになりますので、嫌がらせをした出品者は何食わぬ顔というわけです。
Amazonでは、キャンセルを繰り返したからといってペナルティもないので、保留テロがなくならない理由となっています。
コンビニ決済、代引決済をオフにすれば大丈夫というのは間違い
保留テロ対策として真っ先に思いつくのが
・コンビニ決済、代引決済をオフにする
という手法です。
これは昔から多くの発信者が対策法として発信してきていて、何を隠そう僕自身もそれを信じてメルマガ等で発信していたひとりです(お恥ずかしいし、申し訳ない限りです)。
実はこの方法全く通用しません。
なぜなら、コンビニ決済、代引決済をオフにした場合、適用されるのは自己発送の出品のみだからです。実はFBA出品には適用されません(テクサポに確認済)。
これ知ってる人かなり少ないのではないかと思います。
そもそもコンビニ決済、代引決済の設定箇所に何も書いてないですからね(不親切過ぎます)。
その点についてもテクサポに確認したところ、明確な記載は無いが、FBAはAmazonと同等のサービスを提供する必要があるため、FBA出品の場合はAmazonと同等の支払いサービスを購入者は受けることが出来る、逆に言うと出品者側で支払い方法の制限が出来ないということになります。
これについて、商品ごとにコンビニ決済のチェックを外すという方法も紹介されていますが、これも結局のところ誤った認識ということですね。
コンビニ決済、代引決済をオフにする方法
しかし、自己発送をメインに行っている方なら有効な対策方法になりますので、コンビニ決済、代引決済をオフにする方法もお伝えしておきます。
セラーセントラルにログインしたら右上にある設定ボタンをクリックしてください。
設定のページの中に支払情報という項目があり、その中に支払い方法の設定(コンビニ払い/代金引換)とありますのでクリックしてください。
代金引換を有効にする、コンビニ決済を有効にする、それぞれの右側のボタンをクリックすることで無効にすることが出来ます。上記は無効になった状態になります。
これで自己発送で販売している商品に関しては、保留テロの被害から逃れることが出来ます。
正しい保留テロ対策方法
では、全く対策方法はないのかというそうでもありません。
ただし、この方法は中古本や中古家電ほか1点だけ出品しているようなものには向いていません。
どちらかというと食品や消耗品、おもちゃの縦積みなど、1商品を大量に出品するような方に向いている方法なのであらかじめご了承ください。
やり方は簡単です。
まず対策を取りたい商品の編集ページを開いて、出品情報のタブを開いてください。
その中に、最大注文個数という項目がありますので、ここに任意の数字を入れます。
上記は3になってますが、これは1回の注文で注文出来る数の上限になります。
この最大注文個数の数値を1個など少なくしておけば、保留テロをしたい悪質なセラーは一気に購入することが出来なくなりますので、ある程度防ぐことが出来ます。
しかし「ある程度」と書いたのには理由があります。
実は、最大注文個数というのは1注文あたりの最大注文可能個数なので、1注文につき1個でも、30回注文すれば30個購入することが出来てしまいます。それを全てコンビニ払いにすれば、保留テロをすることは可能です。
しかしもしそのようなことが起きた場合にはすぐにテクサポに相談しましょう。
明らかに不自然な場合はテクサポの方から警告を出してもらうことも出来ます。
まあしかし、例えば50個とか100個という数をFBA倉庫に納品する場合、注文最大個数を1にしておけば、保留テロを狙う悪質セラーも注文を50回、100回としなければならず、非常に面倒なのと、さすがにAmazonに怪しまれるだろうということで、保留テロを諦める可能性はあります。
設定しないよりはずっといいと思いますので、1商品を大量に納品する場合には必ず設定しておきましょう。
ちなみに、この設定をしておくと、拡張機能のkeepaやモノサーチで表示される在庫数が「Max3」のように表示され、またカートに入れて在庫数を調べるやり方も通用しなくなりますので、身を守る手段としては非常に有効だったりもします。
まとめ
まとめです。
・保留テロ対策にコンビニ決済、代引オフは間違った手法である
・商品ごとの最大注文個数を最小限に設定することである程度対策は可能
・中古系など1点ものの商品には向いていない手法
特に食品や消耗品、おもちゃなど縦積みで販売しているような方には有効な手段です。
完ぺきではないにしろ、悪質な同業者に対してかなり面倒なことをさせる効果はありますので、やらないよりはやった方がよいと僕は考えます。