2017年11月よりスタートした、Amazonの新サービス。
それが、小型・軽量商品プログラムです。
既に取り組んでいる方もいると思いますが、他のカテゴリと比べると、まだまだライバルの少ない市場で、僕自身も現在進行形で取り組んでいるジャンルのひとつです(2023年1月現在)。
そんな小型・軽量商品プログラムですが、実は、電脳せどりリサーチツールで対応しているものって、非常に少ないです。
試しにGoogleで調べてみても、出てくるツールはたったひとつ。
そう、あの「雷神」のみでした。
この記事では、電脳せどりリサーチツール「雷神」を使って、小型・軽量商品プログラムを攻略するノウハウをお伝えしていきます。
電脳リサーチツール「雷神」を使って小型・軽量商品プログラムを攻略!
通常、リサーチというとセラーリサーチや派生リサーチをする方が多いと思いますが、それだとライバルの多い商品ばかりが見つかって、まともな利益商品になかなか出会えないという方もいると思います。
それを解決するためには、圧倒的なスピードで、人よりも大量にリサーチをする必要がありますが、それは人力ではなかなか難しいことです。
そこで、この記事では、電脳せどりリサーチツール「雷神」を使った簡単リサーチ方法を解説していきます。
FBA小型・軽量商品プログラムについて知っておこう
小型・軽量商品プログラムを電脳せどりリサーチツールで攻略する前に、小型・軽量商品プログラムについて知っておきましょう。
早くツールでの攻略を見たい方は、ここは飛ばしてください。
FBA小型・軽量商品プログラムは、購入者目線で言えば、今までAmazonでの買い物時に、カートの合計額が2000円(税込み)以上にならなければ購入出来なかった商品を、FBA小型・軽量商品プログラムを導入することで、合わせ買い対象から外すことが出来ます。
出品者からすると、通常よりも低単価な手数料でFBA出品が可能になり、今まで仕入れ対象ではなかった、低単価な販売価格の商品も仕入れ対象となりました。
FBA小型・軽量商品プログラムの料金体系と適用基準
FBA小型・軽量商品プログラムの料金体系と適用基準をまとめてみました。
FBA小型・軽量商品プログラムのFBA料金体系
新プログラムの料金体系は以下の通りです。
在庫保管手数料:今までと同じ
配送代行手数料:以下の通り
上記の表のとおり、通常の小型サイズや標準サイズと比べて、配送代行手数料が大幅に安くなっているのが特徴です。
例えば、
仕入価格:200円
販売価格:600円
こんな商品であっても、600円‐200円‐カテゴリ手数料60円‐配送代行手数料205円=135円の利益を出すことが可能になりました。
2023年1月8日追記
2023年4月1日から配送料が1点あたり15円上がります。
適用される商品のサイズ
小型・軽量商品プログラムでは、取り扱える商品のサイズが決められています。
三点の長さと重量が以下に当てはまる商品がFBA小型軽量商品プログラムに適用出来ます。
商品のサイズは、Amazonのカタログを参照したり、仕入れ先のウェブサイトやメーカーサイトで参照したりします。
店舗仕入れの場合は、メジャーを持っていれば、その場で計ることが出来ますね。
また、サイズは小型、標準1の2パターンあり、小型の方が配送代行手数料が安くなってます。
取り扱い可能な重量
小型・軽量商品と聞くと、軽いものを想像しますが、実は、小型・軽量商品プログラムでは1000gまでの商品が対象になります。
ほぼ1kgに近いので、取り扱うことは少ないと思いますが、案外重いものでも対象となることは覚えておきましょう。
また、小型サイズの場合は250g以下となります。
薄くて軽いものなどは標準1よりも安い手数料で扱うことが可能となりました。
販売単価
小型・軽量商品プログラムに適用された場合の販売単価は、1,000円以下と決められています。
しかし仕入れ値が500円でも十分に利益が出せますので、今まで仕入れ対象とならかった商品が小型・軽量商品プログラムを適用することで、仕入れ対象となります。
また、現状1000円以上で販売されている商品がFBA小型軽量商品プログラムに該当するものであれば、プログラムに登録して自分だけが1000円で販売することも出来ます。
取り扱い商品の販売実績
小型・軽量商品プログラムの特殊な適用基準のひとつです。
1SKU(ASIN)あたり、
・過去4週間に総計25個以上の販売実績がある
(FBA、自己発送いずれも)
・過去に取り扱い実績が無い場合は、今後4週間で総計25個売れる見込みがあれば登録可能
約1ヶ月で25個以上も回転のある商品なんてそんなにあるの?と不安になる方もいると思いますが、ご安心ください。驚くほどあります。
小型・軽量商品プログラムは、多くのカテゴリに対象商品が潜んでいます。
Amazonで販売されている商品点数は約5000万点とも言われてますが、その中で小型・軽量商品プログラムに該当する商品は当然ながら沢山あります。
<2021年11月19日追記>
2021年10月29日より
- 「過去4週間に総計25個以上の販売実績」は撤廃され、サイズ・重量が対象であればFBA小型軽量商品プログラムを利用出来ることになりました。
↑このルール変更により、過去4週間に1個でも売れていればFBA小型軽量商品プログラムに登録することが出来るようになりましたので、リサーチ幅がかなり広くなったと言えます。
取り扱い対象外
小型・軽量商品プログラムで取り扱えないカテゴリは以下の通り。
・中古商品
・アダルト商品
・混合在庫管理対象商品
・FBA禁止商品
・危険物(リチウム電池本体・リチウム電池を内蔵する商品を含む)
・お酒類
・温度管理商品(チョコレートなど)
2018/3/27より、以前まで対象外だった、
・メディア(本・ミュージック・ビデオ・DVD・ビデオゲーム・ソフトウェア)
・お酒類を除く要期限管理商品(チョコレートは不可)
以上が、取り扱い可能となりました。
納品先
標準商品と同じ納品先になります。
利用出来ないサービス
以下のサービスは使うことが出来ません。
- ラベル貼り代行サービス
- メーカーのバーコードを貼付した混合在庫
- FBA梱包準備サービス
標準商品と違って、ラベル貼り代行サービスが使えませんので、ラベル貼りは全て自分で行うことになります。
ラッピングに関しては、以前は使えませんでしたが、2020年2月より使えるようになりました。
2021年6月16日から、ラベル貼り代行サービスが1点10円で開始されます。
最低納品個数
小型・軽量商品プログラムでは、ASINごとに最低納品個数が決まっています。
それは、24個以上です。
実はこれは凄いことで、過去4週間に25個以上売れている条件で、最低24個仕入れするということなので、仕入れ段階である程度利益が確定しているということですね。
勿論、ライバルあってのことではありますが、ライバルの少ない現状では、とても大きな制約です。
<2021年11月19日追記>
2021年10月29日よりルール変更がありました。
- 2021年10月29日より、1ASINごとの最低納品数量(24個)が撤廃され、1個から納品することが出来るようになりました。
↑このルール変更により、FBA小型軽量商品プログラムがとても取り扱いやすくなったと言えます。
小型・軽量商品プログラムの商品登録方法
商品の登録は以下のURLからしますので、ブックマークをしておくといいでしょう。
※セラーセントラルへのログインが必要です。
手順は以上ですが、小型・軽量商品プログラムのマニュアルに詳しく出てますので、以下の手順で、小型・軽量商品プログラムのマニュアルをダウンロードしてください。
①セラーセントラルにログイン
②トップページ下からAmazon出品大学にアクセス
③講座を選択メニューから「FBAを活用しよう」をクリックしてください
④クリックして開いたメニューの中から「FBA小型・軽量商品プログラム」をクリックしてください。
⑤すると以下のようにFBA小型・軽量商品プログラムのマニュアルが出てきます。
オレンジ色のボタン「PDF講座が表示されない場合はこちら>」をクリックすると、PDFファイルを表示することが出来ます。それをブックマークしておけば、いつでも閲覧することが出来ます。
小型・軽量商品プログラムは梱包が特殊
小型・軽量商品プログラムは、標準商品と違って、1ASINごとに透明のビニール袋にまとめて梱包する必要があります。
以上の写真のようにASINごとに透明のビニール袋に入れて、
Qty 〇〇
と書いたラベルを外側に貼り付ける必要があります。QtyとはQuantfyの略で、日本語で数の意味です。
50個納品する場合は、
Qty 50
とラベルに書いて、貼り付けます。
また、要期限管理商品の場合は、Qtyに加えて、消費期限も明記する必要があります(手書きOK)。
また、使用する袋は、透明なビニール袋である必要があります。商品に合わせて色々な大きさを揃えておくといいですよ。スーパーで購入してもいいし、Amazonでも安価で販売されています。
また、ラベルを貼る際には、上記のように、はみ出さないようにする必要があります。
ボールペンのような細いものや、ラベルが貼り切れない小さな商品は、別途、クリスタルパックに商品を入れて、ラベルを貼る必要があります。
<2021年11月19日追記>
- 2021年2月16日より、こちらに記載されている、透明の袋による梱包と、Qtyラベルの貼りつけに関しては、通常商品と同様の梱包が可能になったため、袋入れやQtyラベル貼りは不要になりました。
Amazonが提供する小型・軽量商品対象リストを利用する
ご自身で、Amazonカタログやモノレートからリサーチするのもいいのですが、実は、Amazon出品大学には、小型・軽量商品プログラムの対象商品リストが存在します。
更新頻度は月に2~3度ではありますが、確実に商品を見つける手段としては、最高のリストですので、ぜひ活用しましょう。
リストは、FBA小型軽量商品プログラムのマニュアルで入手できます。
小型・軽量商品プログラムのメリット
小型・軽量商品プログラムについてある程度理解出来たところで、そのメリットとデメリットをまとめてみました。早くツールでの攻略を見たい方は、ここは飛ばしてください。
メリット① 最初から高回転が確定している
小型・軽量商品プログラム最大のメリットがまさにこれです。
小型・軽量商品プログラムではルールとして、過去4週間で25個以上売れている商品しか取り扱うことが出来ません。つまり、イコール高回転で売れている商品であることが確定しているわけです。
ライバルの数にもよりますが、消耗品系の多い小型・軽量商品は、だいたい1ヶ月以内に売れていくものが多いので、他のせどりジャンルにはない大きなアドバンテージと言えるでしょう。
<2021年11月19日追記>
2021年10月29日に、過去4週間に総計25個以上の販売実績に関しては撤廃されたため、高回転以外の中回転、低回転商品もFBA小型軽量商品プログラムとして取り扱いが可能になりました。
これにより、リサーチの幅がとても広くなったため、FBA小型軽量商品プログラムに該当する商品点数が相当多くなりました。
メリット② 1商品あたりの利益は薄いがまとまって利益を出せる
食品を消耗品せどりの特徴のひとつですね。
小型・軽量商品プログラムは食品や文具、工具、おもちゃ、ベビー&マタニティ、ドラッグストア、ビューティなどあらゆるカテゴリに存在しますが、メリット①で書いたように、既に高回転の商品しか取扱が出来ないので、1個あたりの利益が200円だとしても、最低納品数24個を納品したとした場合、その時点で4,800円の利益が確定しています。
これが、小型・軽量商品プログラムの特徴のひとつです。
※最低納品数は撤廃されましたが、まとまって利益を出せることはメリットのひとつです。
メリット③ 軽い商品が多い
これは女性にも嬉しいメリットです。
取り扱える重さの最大値は1000gですが、食品や文具など比較的軽い商品が多いです。
小型・軽量商品プログラムでは、一度の納品点数が1,000点になることも普通にありますが、標準商品よりも軽いものが中心なので、腰に優しいせどりとも言えそうです。
※勿論、重い商品が沢山あれば、それだけ重くはなります。
メリット④ ポイントせどりの相性がいい
実はあまり知られていないことですが、楽天などのポイントせどりとの相性は抜群です。
なぜなら、最低納品数が24個以上なので、まとまった仕入れが多くなるため、数を扱うようになると、仕入値もそれなりに上がっていきます。
仮に利益が10円しかないものでも、ポイントを考慮したせどりを取り入れることで、高回転で商品を販売しつつ、ポイントもしっかりと得ることが可能になります。
メリット⑤ ライバルが少なめ
カテゴリによっては、ライバルの多いものもありますが(文具など)、全体的に見ると、まだまだ参入者が多くないのが小型・軽量商品プログラムです。
特に、消費期限という壁がある食品は、個人的には狙い目ですね。
僕がFBAで一人で売ってるものも結構ありますよ。
<2021年11月19日追記>
2021年10月29日に、過去4週間に総計25個以上の販売実績に関しては撤廃されたため、高回転以外の中回転、低回転商品もFBA小型軽量商品プログラムとして取り扱いが可能な商品がかなり増えたため、よりライバルが少なくなりました。
メリット⑥ 仕入れは月に1~2度でいい
これはあまり気付いている人がいないかもしれませんが、普通せどりというと、ガンガンリサーチして、ガンガン仕入れるみたいなイメージがありますが、楽天ポイントのことも考えると、お買い物マラソンの時に一気に仕入れて、まとめて納品するだけで済みますので、実は納品労働が非常に少なくて済みます。
月に2~3回納品する程度で済みますので、非常に楽なせどりです。
メリット⑦ 通常商品の隙間にガンガン梱包できる
小型軽量商品は、通常商品と同梱することができますので、薄い商品や小さい商品なら隙間にガンガン入れることができます。
実はあまり知られていませんが、小型軽量商品で納品の配送料分を埋めることだって可能です。
配送料部隊として小型軽量商品を使うというのもひとつの考え方ですよ。
小型・軽量商品プログラムのデメリット
デメリット① 梱包が面倒
ここからはデメリットをお伝えしますが、まずやはり梱包でしょう。
先ほども触れましたが、ASINごとにビニール袋にまとめる必要があるので、標準サイズと比べると、小型・軽量商品プログラムはひと手間かかります。
慣れれば問題なく出来ますが、慣れるまでは大変な作業になるかもしれません。
こちらに記載されている、透明の袋による梱包と、Qtyラベルの貼りつけに関しては、2021年2月16日に撤廃となり、通常商品と同様の梱包が可能になりました。
デメリット② 数が多いので仕入れが増えれば労働が増える
これはメリットの⑥で解決することが出来ますが、それでも一度に1,000点を超えてくると、ラベル貼りだけでもかなりの労働にはなります。
それを解決するための唯一の方法は、納品代行を使うことです。
実は、日本で唯一、小型・軽量商品プログラムに対応した納品代行があります。
気になる方はこちらをご参考ください。
2021年6月16日より、Amazonで商品ラベル貼り代行サービスが始まるため、納品代行を使わなくても、ラベル貼りをAmazonに代行させることで、作業としては届いた商品をそのままダンボールに詰めて納品するだけの作業が可能となりました。
デメリット③ 危険物やリチウム電池の取扱が出来ない
危険物に該当する商品や、電池の取扱が出来ないのが残念な点のひとつです。また、チョコレートの取扱も出来ません。ここが出来るようになると非常に大きいのになと個人的には思っています。
以上、小型・軽量商品プログラムのメリットとデメリットについて書きましたが、どんなジャンル、カテゴリのせどりでも、メリットとデメリットは存在します。
大切なことは、メリットを最大限に生かして、結果を出すことです。
実際僕は、月商のうち100万ほどを小型軽量商品プログラムで作っています。
今後も取扱商品を増やし、更に月商を上げることを考えています。
納品に手間はかかりますが、今後は、小型・軽量商品プログラムを利用することで、売り上げにプラス10万以上を見込むことも十分に可能です。
個人的には、今後主流になるプログラムであると感じています。
ぜひチャレンジしていただきたいです。
ちゃんやまのフォロー付きで小型・軽量商品プログラムを勉強したいという方は、以下より、教材をご購入ください。
小型・軽量商品プログラム教材『The Minimum Hunter』
雷神x小型・軽量商品プログラムリサーチ動画
さて!お待たせいたしました!
電脳せどりリサーチツール「雷神」で小型・軽量商品プログラムをいかに攻略するか、そのノウハウをお伝えします。
小型・軽量商品プログラムをリサーチすることが出来る唯一のツールが「雷神」です。
ノウハウは動画でお伝えします。
以下の動画をご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
雷神についてもっと詳しく知りたい方は、以下をご参考ください。
※2024年4月1日に小型軽量商品プログラムは廃止になりました。代わりに新たなサイズ区分として小型サイズが誕生しました。小型サイズは見方によっては小型軽量商品プログラムよりも熱いジャンルになっています。詳しくは以下のnoteにまとめましたので、ぜひご覧ください。
>低価格商品の販売手数料引き下げで小型商品にビッグチャンス到来<