どうもです、ちゃんやまです。
せどりから発展して、メーカー・卸問屋といった上流仕入れに進出している方や、これから取り組んでみたいという方は結構いると思います。
上流仕入れはライバルも減るし、正当な商売になりますので、特にAmazonにおける販売においては、真贋調査や商標権侵害の警告などにも問題なく対応出来ますので、僕自身も積極的に取り入れて仕入れを行っています。
しかし、ここにひとつ大きな悩みが存在します。
それは、Amazonを販路に物販をしている人にとってはメーカーや卸問屋からもらったJANと卸価格表はお宝リストではあるものの、大量のデータの中から利益商品を見つけ出すのってかなり大変な作業になるというものです。
卸問屋であれば、Amazonで販売されてる商品の見積もり依頼をすれば価格を知ることができますが、せっかく目の前に卸価格表があるわけですから、これを一気に調べたいところですよね。
もしそれを一発で解決するためのツールがあったらどうでしょうか。
実は雷神という電脳せどりのリサーチツールを使うと、簡単にできてしまいます。
本記事では、卸価格とJANコード表から雷神システムを使って簡単に利益商品を見つけ出す方法を解説します。
この方法は、JANと卸価格表さえあれば新品でも中古でも使うことができますので、中古メインの方も是非ご参考ください。
メーカー・卸問屋からの商品リストから利益商品をリサーチする方法
僕自身が常日頃使っている電脳せどりリサーチツール「雷神」は、実はメーカー・卸問屋リサーチに最も相性が良いツールでもあります。
卸価格とJANコード表さえあれば、誰でも簡単に利益商品だけを抜き出すことが出来ます。
今回はその手順を解説していきます。
リサーチに必要なもの
雷神を使って、メーカーや卸問屋から利益商品をリサーチするには、必要なものが2つあります。
それは冒頭でも書いた通りですが
- JANコード
- 卸価格
以上が記載された表です。
それも、紙媒体ではなく、エクセルでまとまった表が必要になります。
入手の仕方は簡単で、メーカーや卸問屋に直接申し入れるか、ネット系の卸などであれば、サイト内に卸価格表が掲載されています。
メーカーや卸問屋によっては、紙媒体でくれるところもあるようですが、そこで一言「エクセルのデータはないか」確認してみましょう。快く出してくれるところもありますし、利益商品が沢山見つかれば、大量に仕入れることを一言添えておけば気持ちよく出してくれることもあります。
そちらのデータを元に雷神を使って利益商品をリサーチしていきます。
リサーチ手順
本来、電脳せどりリサーチツールとして活躍する雷神ですが、実はメーカー・卸のリサーチとも非常に相性が良いです。
先ほど書きました通り、JANコードと卸価格のエクセルデータさえあれば、誰でも簡単に利益商品をリサーチすることが出来ます。
ここからは、その手順を解説していきます。
※2023年12月現在ではMILLION SEARCH(ミリオンサーチ)はウェブ版のみの稼働になっていますが、旧エクセル版を持ってる方にも伝わるように両方のやり方を記載しています。
手順① 得たJANコードを雷神で解析する
まず、メーカーおよび卸問屋から得たJANコードを雷神で解析します。
こちらは雷神の操作画面ですが、まず1.ASINorJANを入力で「JAN」のチェックボックスにチェックを入れ、空欄にJANコードを入力します。
※雷神の場合は1回に1,000件まで、上位版である雷神極の場合は10,000件まで登録が出来ます。
※また、雷神極の方は5件まで予約が可能です。
次に、3.抽出ショップを選択で、楽天市場とYahoo!ショッピングのチェックを外します。
最後に5.ファイル名を指定に任意のファイル名を入力し、ASIN・JAN情報抽出実行ボタンをクリックすると解析が始まります。
解析スピードは最速で2,000件/時ですので、解析中は他のことをやりながら待ちましょう。その際、パソコンをシャットダウンしても解析は行われます。
手順② ミリオンサーチでデータを読み込む
<MILLION SEARCH・エクセル版の場合>
雷神で解析したデータ(CSV)をダウンロードしたら、次にそのデータをミリオンサーチという利益商品解析ツールで読み込みます。
取り込む方法は簡単です。
ミリオンサーチを開いて、RAISINファイル(csv)を読み込むボタンをクリックするだけ。
<MILLION SEARCH・ウェブ版の場合>
雷神会員ページのMILLION SEARCHをクリック。
MILLION SEARCH WEB(ミリオンサーチWEB版)が開いたら、リサーチ名に任意の名前(卸・メーカー仕入れなど)を付け、新規ボタンをクリック。
MILLION SEARCHが開いたら、雷神ファイル読込みボタンをクリック。
雷神で解析したファイルを「ファイルを選択」ボタンで選択し「読み込み実行」ボタンをクリック。読み込みが完了したら「閉じる」ボタンをクリック。
ここまで出来たら次に進みます。
手順③ ミリオンサーチにJANと卸価格を入力する
<MILLION SEARCH・エクセル版の場合>
ミリオンサーチで雷神で解析したCSVファイルを読み込んだら、利益商品を解析する前に、メーカーや卸問屋からもらった、JANコードと卸価格を入力します。
ミリオンサーチの下部に「JAN価格表」というタブがあるので、そちらをクリックします。
すると上記のような表が表示されます。
「JAN入力」にJANコードを貼り付け、「外題・見積額入力」に卸価格を入力します。
入力の際はひとつひとつ入力するのではなく、JAN・卸価格表から全てのJANと卸価格を一気にコピペする形で大丈夫です。
貼り付ける際は、値を貼り付けるようにしてください(右クリックメニューで出てきます)。
<MILLION SEARCH・ウェブ版の場合>
MILLION SEARCHの、JAN価格情報の項目にある「入力用ファイル」をクリックしてダウンロード。
JANkakakulistというファイル名のCSVファイルがダウンロードされるので、開いて、A列にJANコード、D列に卸価格を入力して保存。
JAN価格情報の項目にある「JAN価格表読込」ボタンをクリック。
ウィンドウが開いたら、ファイルを選択ボタンをクリックして、保存したJANkakakulistを選択し、読み込み実行ボタンをクリック。読み込みが完了したら「閉じる」ボタンをクリック。
これでJANコードと卸価格表の読み込みが完了です。
リサーチ手順④ ミリオンサーチの諸条件を設定して検索開始
<MILLION SEARCH・エクセル版の場合>
最後に、利益額やAmazonがいるかいないか、1ヶ月の販売個数などの諸条件を設定します。
条件設定は、せどりとは違うので、僕の場合ですが上記のように設定しています。
Amazon本体 ⇒ 無しでもいいですが、Amazonが抜けた商品も見たいので空欄
FBA出品者数 ⇒ 通常、警告が来る商品を恐れて2人以上とかにしますが、卸仕入れなので空欄
合計出品者数 ⇒ 同上
販売価格下限 ⇒ 食品なども見ているので900円以上(ジャンルにより合わせてください)
1ヶ月平均販売数 ⇒ 推奨値の5のまま
90日Amazonなし率 ⇒ 割と抜けてる商品を見たいので60%以上としました
ネット利益情報 ⇒ せどりではないので空欄に(同時に楽天などもチェックする場合は入力)
以上、設定が完了したら、最後に
「この条件で検索する」ボタンをクリックして、利益商品を見ていきます。
<MILLION SEARCH・ウェブ版の場合>
MILLION SEARCHウェブ版を開くと上部に設定箇所があります。
Amazon本体 ⇒ いてもカートが取れる場合があるので、有無両方出すため空欄
FBA出品者数 ⇒ 多少多くても回転が良ければいけづので10以下
カート価格 ⇒ 小型軽量もしっかり拾うため600円以上
30日販売数 ⇒ 5以上
手数料情報 ⇒ 小型軽量もおさえたいので「設定する」にチェック
利益額 ⇒ 小型軽量を意識して50円以上(納品代行費用も意識すること)
商品ランク ⇒ C以上(Dランクは売れてないので見ても仕方ない)
以上、設定が完了したら、
検索実行ボタンをクリック。
手順⑤ 利益額・利益率を調整する
<MILLION SEARCH・エクセル版の場合>
この条件で検索するボタンをクリックすると以下のように詳細データが表示されます。
ブログ上だと拡大して載せきれないので細かくなりますが、この中から、まず仕入れ評価A~Cの商品だけを絞り込みます。空欄だったり評価Dの商品は基本的に売れてない商品になりますので、廃除します。
ミリオンサーチの一番右の方にある「仕入れ判断」の「商品ランク」にある▼をクリックして、メニューを表示させ、A~Cランクだけにチェックを入れます。
※上記ではBとCしかありませんでした。
売れてる商品だけに絞り込まれました。
次に「手数料・利益」の「利益額」と「利益率」を調整します。
利益率が10%以下のものと、利益が300円以下のもの(食品・消耗品の場合)を仕入れ判断のところでやったように、メニューを出して廃除していきます。
するとこのように、利益が300円以上で利益率が10%以上、商品ランクが良い商品だけに絞り込まれました。
あとは、Amazonのカタログページと仕入先の商品を最終チェックして、仕入れ判断をし、最終的に発注書を作成してメーカー・卸問屋に発注して完了です。
文章にすると工程が多いように見えますが、一連の作業自体にはそれほど時間はかかりません。
慣れてくればサクサクと見ていくことが出来ます。
<MILLION SEARCH・ウェブ版の場合>
ウェブ版の場合は、既にCランク以上にソートされた状態で表示されますので、あとは上から順に、利益額などを見ながら見ていくだけになります。
いい感じに利益が出そうな商品があったら、発注をかけます。
また同時に、楽天やヤフショでもポイント込みでいい利益が出るようなものがあれば、ポイントせどりと併用して仕入れることもあります。
価格は常に推移・変化する
基本的なリサーチ手順は以上ですが、メーカーや卸問屋からもらったJAN・卸価格表は最低月に1度くらいは見直していく必要があります。
理由は、メーカーや卸問屋の卸価格は変動することがあり、またAmazonの販売価格も変化します。
あるいは、廃盤になってかなり高値になることもあります。
その際、定期的に新しいJAN・卸価格表を見直すことで、取りこぼしが無くなります。
ツールを使わない場合は、これを目視で確認していくことになりますが、雷神、特に雷神極を使うことで、1万件もの商品点数でも手放しでリサーチすることが可能となります。
JANと価格表を抜き出すことが出来るネット問屋
メーカーや卸問屋からもらえるJAN・卸価格表のエクセルデータ以外にも、一部のネット卸のJANと卸価格をツールを使って抜き出すことが出来ます。
現在、雷神付属のツールで抜き出すことが出来るのは以下のネット卸です。
スーパーデリバリーやNETSEAには、多くの卸問屋が登録しておりますが、ひとつひとつを手動・目視でリサーチしていくには膨大な時間と労力がかかりますが、各種付属ツールと雷神を使えば、ほぼ手放しで自動リサーチが可能です(ミリオンサーチだけは一部手動)。
ちなみに、僕から雷神を購入することで、スーパーデリバリーからJAN・卸価格情報を抜くスーデリブレイカーとNETSEAからJAN・卸価格情報を抜くネッシーブレイカーが無料で手に入ります。
気になる方は以下をチェックしてください。
ブレイカーシリーズについての詳細はコチラをご覧ください。
ネット問屋にJAN・卸価格表が無いか探す
スーパーデリバリーやNETSEAの他、雷神のブレイカーを使って情報を抜き出せる卸は他にもありますが、雷神がまだカバーしていないネット卸も沢山あります。
そういったネット卸でJAN・卸価格表を公開していないか必ず確認するようにしましょう。
例えばこのように全商品のデータを提供しているネット卸もあります。
こういったところは、ツールを知らない人はまずリサーチしませんので、雷神を使ってる人は大きなチャンスとなる可能性があります。
中古でも同様のリサーチが可能
中古をメインで販売していて、取引先からJANと卸価格表をもらうことがある人もいるかと思いますが、上記までに解説してきたやり方で簡単に抽出することができます。
この画像は中古ゲーム販売をしている友人ブラウニーさんから提供してもらいましたが、新品と違って利益額や率を高めに設定すればこのように簡単に利益商品を抽出することができたそうです。
連絡を受けた当時、8000件の中古品のJANと卸価格表を前に悩んでいたそうですが、雷神とミリオンサーチを使ったやり方を伝えたところ、あっという間に利益商品が抽出することができて、とても感謝しておりました。
リサーチ動画
現在は、新たな機能を追加した「新雷神」が出ていて、動画の内容が多少古くなっていますが(モノレートなど)、基本的な流れをつかむことが出来ますので、参考にご覧ください。
まとめ
まとめです。
- JANと卸価格表さえあれば、メーカー・卸問屋は一気に、半自動でリサーチすることが出来る。
- 中古メインの人でもJANと卸価格表があれば利益商品を抽出することができる。
今まで手動でやってきたことをツールに任せることで、はるかに効率的に正確にリサーチを進めることが出来ますので、圧倒的な量のデータを誰よりも早くリサーチすることが可能です。
雷神はせどりだけではなく、実はメーカーや卸問屋仕入れにも非常に相性がよく、有効なツールですので、膨大なJAN・卸価格表のリサーチにお悩みの方はこの機会に是非導入をご検討ください。
また、せどりからメーカー・卸問屋仕入れをお考えの方もおすすめします。