こういった疑問にお答えします。
どうもです、ちゃんやまです。
アリババやタオバオなどから商品を安く仕入れてAmazonやメルカリなどで販売する中国輸入というせどり物販は昔から存在します。
それ自体はまったく問題ありませんが、仕入れた商品が偽物やコピー品であったり、著作権に違反しているような商品であった場合、それらを販売してしまうと逮捕される可能性がとても高いです。
特に日本のアニメのキャラクターグッズに関しては過去にも何度も逮捕事例があるにも関わらず、次から次へと逮捕者が現れています。
また、XのようなSNSでも中華系資本の越境ECサイトでアニメキャラクターのグッズを安く仕入れてメルカリで販売することで高い利益を得るようなノウハウを配布するという危険な発信も見受けられます。
そのようなノウハウを信じて実践してしまうと、過去の事例からいっても、高確率で逮捕されますので絶対に関わらないことをオススメします。
本記事では、具体的にどんな商品が販売されているのか、その実態をご紹介します。
中国輸入で偽物を仕入れてメルカリなどで販売すると逮捕されます
正当な中国輸入のノウハウなどで使われる仕入れ先はアリババやタオバオといったサイトになりますが、今回紹介する日本のアニメのキャラクターが安く購入できるサイトは、新興の中華系資本の越境ECサイトであるTemuになります。
なぜTemuを紹介するのかというと、2023年ころからアメリカで台頭しNO.1にまで輝いた大人気アプリだからです。
大人気の秘密は、とにかく安く商品が買えること。
日本でもSHEINなどが有名ですが、SHEINとTemuの2大越境ECサイトがアメリカのAmazonのシェアの一部を奪うほどに人気が出ています。
だからこそ気をつけないといけないことがあると筆者は考えています。
それは、アメリカに大人気の大手ECサイトで販売されている商品だから、安心して仕入れてしまう可能性があるということです。
恐らく、それが偽物、コピー品、古い言い方をすればパチモンだとは分からずに買っている人が殆どだと思います。
勿論、個人的に商品を買って楽しむ分には何も問題はありません。
問題は、その商品を「仕入れて販売した」場合です。
当たり前ですが、偽物を売ったら逮捕されます。
今回、このような中華系資本の越境ECサイトから商品を仕入れて販売するようなノウハウが見受けられましたので、注意喚起の意味も込めてお伝えしたいと思います。
販売すると危険な商品の具体例
まず実際にXでポストされていた商品がこちらになります。
こちらはポケモンのキャラクターがデザインされたiPhoneのケースでメルカリで販売されているものですが、偽物か無断でキャラクターを使用した商品(著作権無視)の可能性が非常に高いです。
Xではこの商品が224円で仕入れることができて高い利益が取れると紹介してましたが、そもそもポケモンのキャラクターがデザインされた商品が224円で買えるわけがありません。
実際にGoogleレンズで画像検索をしてみたところ、、、
TemuというECサイトで販売されていたようですが、検索した段階では販売が終了し削除されておりました。
他ではアリエクスプレスで161円で販売されていることが確認できましたが、Xのポストの画像を見ると、どうやらTemuのように見えました。
大事なことなのでもう一度お伝えしますが、100%偽物であるか、著作権を無視して販売されてるパチモンです。
これを買って個人使用する分には問題ありませんが、販売となると話は別です。
先ほども書いた通り、偽物を販売したがために逮捕された事案は過去に何度もあります。
画像はほんの一部の例ですが、恐らく全て中国輸入じゃないかと思います。
アリエクスプレスの例もそうですが、仕入れ値が異常に安く、かなり利益が取れるため、お金に目がくらんでしまったのでしょう。
しかし理由はどうあれ、ダメなものはダメ。
過去の事例を見ても、最も逮捕される確率が高い事例じゃないかと思いますので、今回のXのポストを見て、いいねやフォロー、ブックマーク、リプにコメントしてノウハウをもらうようなことをすると、かなり危険な情報を受け取ることになりますので、決して乗らないように気をつけてください。
中華系資本の越境ECサイトTemuでの販売状況
ここ最近は中華系資本の越境ECサイトのSHEINや新興のTemuなどが、各国で台頭してきていて、アメリカではAmazonのシェアを一部奪うなど、その価格の安さから人気を博しています。
勿論個人的に購入して使用する分には問題はありません。
しかし先ほど書いたように、問題は「仕入れて売った」場合です。
Temuのトップページを見ると、ポケモンのキャラデザインの商品がとても安く売ってます。
その他にもガンダムやSPY×FAMILY、ジブリなど人気のキャラクターが激安で販売されていて、これは利益が取れるとメルカリで売る人も実際に存在します。
Temuは中国の工場から直接仕入れて販売するためにかなり安価で、且つ送料無料だったりするので、一般客から大人気ですし、ニュースにもなってるので安心して仕入れられると勘違いする人もいる可能性はありますが、先ほども書いたように個人的に買うだけなら特に問題はありませんが、仕入れて売っちゃ絶対に、絶対にダメです。
本記事を執筆している段階では逮捕者は出ていませんが、Temuは新興の越境ECのため、これからニュースになる可能性は高いと筆者は思っております。
偽物販売で逮捕された別件事例
2024年2月16日追記
「海賊版とは知らなかった」ストライクフリーダムガンダムの“偽物のガンプラ”を販売発送か… 東京都の会社役員の男(31)を著作権法違反の疑いで2度目の逮捕
本記事で紹介する中華系越境ECではありませんが、2024年2月15日のYahoo!JAPANニュースで「機動戦士ガンダム SEED DESTINY」に登場する「ストライクフリーダムガンダム」海賊版のガンダムのプラモデルを販売したとして、東京都国分寺市の会社役員が再逮捕されました。
2023年1月25日にも同様の罪で逮捕されていて、処分保留の釈放とされましたが、また同じ罪を重ねたことで再逮捕となりました。
海賊版とありますので、恐らく生産地は中華だろうと思います。
入手経路は詳しく書かれていませんが、調べに対し「販売はしたが、海賊版とは知らなかった」などと容疑を一部否認していると本人は供述しているものの、個人的には確信犯だと思います。
まとめ
当たり前ですが、偽物を売ったら逮捕されます。
ですので、いくら普段有益な情報をくれる情報発信者の流すノウハウであっても、中華系資本のECサイトなどで売られている、日本のアニメのキャラクターがデザインされた商品を、激安だからと仕入れて販売するのは危険です。
お金に目がくらんで、大切なものを失わないようにご注意ください。