こういった疑問にお答えします。
どうも、ちゃんやまです。
せどりのコンサルを受けてしっかり勉強したい、せどりのグループに所属していい情報を得たいという人は多いですが、詐欺に遭わないか心配する人も同時に多いのではないでしょうか。
せどりは再現性が高く、副業にも向いてるビジネスですが、残念ながら悪質な詐欺師が存在することも確かです。
せどりに限ったことではありませんが「儲かる」ところには必ず詐欺師が潜んでいます。
そういった詐欺師から身を守る方法や見抜く方法といった記事も見受けられますが、正直素人には難しいから彼らは儲かってるというのが実情です。
詐欺師を見抜くことは難しいですが、大切な心得をひとつ挙げるとするならば「オイシイ話、儲け話に近寄らない」ことです。
厳しい言い方をすれば、そんなオイシイ儲け話があるなら他人に話すことはないですし、そもそも自分ごときにそんな話が舞い込んでくるはずがないんです。
しかし残念なことに、結果騙されてしまう人はどうしてもいます。
そこで本記事では、詐欺を見抜くことは困難ではありますが、過去に起こった詐欺の具体例をいくつか紹介いたします。
実際に起こった事例を元に、冷静になる術を身につけてほしいと願っております。
詐欺師が多いと言われるせどり転売業界で過去に起こった事例を紹介します
ここからは、せどり転売業界で過去に起こった事例を紹介していきますが、勘違いしてほしくないのは、すべてのコンサルやスクール、グループがそうではないということです。
中にはしっかりとした実績のあるコンサルやスクールも多く存在しますし、むしろ詐欺師よりも数が多いと思っています。
X(旧Twitter)などのSNSでは「稼げなかった、詐欺だ」みたいな書き込みをする人もいますが、あくまでその人の感想であり事実と異なることもよくありますので、本記事ではそういったコンサルやスクールではなく、明らかな詐欺行為であったり、詐欺行為が起こりやすいジャンルを紹介いたします。
また、僕はすべての詐欺行為を知っているわけでも、聞いたわけでもありませんので、実際に僕が見聞きしたことに限定されますが参考になれば嬉しいですし、ちゃんとやってる人の方が多いんだよ、ということはまずお伝えしておきます。
中古ハイブランドアパレル卸
僕が見聞きした中でダントツで多かったのが中古のハイブランド卸に関わる詐欺行為です。
パターンとして多いのが、まず先に主催者に多額のお金を預ける、ということ。
その預かったお金に対して、見合ったハイブランド品などのアパレル商品を卸してくれるわけですが、僕が見聞きした限りでは、だいたいが途中で商品の卸がストップし、主催者とも連絡が取れなくなります(中には弁護士を通じないと無理な場合も)。
全てのアパレル卸が詐欺とは言いませんが、「多額の仕入れ資金を主催者に預ける」という行為がそもそも危険な話なんですよね。
だいたいが主催者が集めたお金をハイブランド商品の卸業者に支払って、それを参加者に送るわけですが、卸業者からの供給が止まるパターンが多く、それが原因で主催者が逃げるケースが多いです。
ハイブランド卸業者 →ある程度お金が集まったら逃げる
↑集めたお金を支払う
主催者 →商品は届かず、預かったお金も返せず逃亡、存在を消す
↑先に代金を支払う
参加者 →最初のうちは多少儲かる(ように見せられる)
ある程度お金が集まったら逃げてしまうパターンは投資詐欺の世界のポンジスキームと呼ばれる典型的な手法で、ハイブランド卸も同じ構図だと思います。
せどりで大きな実績をあげて、最初は真面目にコンサルやスクールをやっていた人であっても、こうした悪質な詐欺卸業者からの甘いささやきは舞い込んできます。
そこで大金に目がくらんでしまうと、主催者も参加者も不幸になるという典型的な例です。
大金を儲け続けることができる、ハイブランド品など簡単に手に入るわけがないですし、しょせんせどり上がりの人間にそんなオイシ話が舞い込んでくる訳も無いと、冷静になって近寄らないことが賢明です。
高級時計(ロレックスなど)卸、高級時計限定品独占販売
アパレルハイブランド卸と似てますが、卸以外に高級腕時計の限定品を独占販売できる権利を得られるなどといった詐欺案件もあります。
最初にお伝えしておきますが、普通の人にそんなウマイ話しが入ってくるはずがありませんので、すべて詐欺だと思って構いません。
高級時計の卸に関してはハイブランドと同じパターンなので説明は省きますが、限定品の独占販売権にも十分に注意してください。
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを使って募集してることが多いようですが、どこの馬の骨とも分からないような人が、そんなウマイ話をSNSで不特定多数に教えるはずがないことは、冷静になれば分かることですが、実際に引っかかってしまう人がいることも事実です。
高級な焼肉店での食事や、タワマンでの生活、仲間たちと海外でのセレブな遊び風景など、一見キラキラしてるような配信は全て嘘ですので、ぜったいに近寄らないようにしましょう。
廃番品せどり詐欺コンサル
これは割と最近知ったことなのですが、廃番品を利用した悪質なせどりや、それを教えるコンサルが実際に存在するようです。
具体的にどういった内容かというと、廃番品のカタログに現行品を納品して儲けるというものです。
例えば現行品が500円として、廃番品が2980円に高騰していたら、手数料払っても大儲けできますよね。仕入れてるのは現行品なので、供給はいくらでもありますので。
しかも彼らは言います「AmazonではJANが同じなら現行品を廃番品のカタログで出してもいいんですよ。」と。
しかし実際にやっている行為は、JAN違いの現行品を平気で廃番品カタログに出品するような詐欺です。
購入者も勿論大迷惑な話ですが、そうしたインチキ詐欺行為を教えるコンサルも存在しますので、気をつけないといけません。
また、JANが同じでも、例えば容量が変わったり、成分が変わったりすれば、別のカタログを作成するのが妥当というもので、そもそものカタログの画像と違うということで規約違反になる可能性もあります。
こんなインチキをして儲けてもなんの自慢にもなりませんので、加担しないように気をつけてください。
浄水カートリッジや美容品の偽物販売
これはコンサルやスクールとは関係ありませんが、主にYahoo!ショッピングなどで偽物を販売している詐欺業者の存在です。
浄水カートリッジではTOTOが以下のように注意喚起をしています。
消費者庁のウェブサイトでは実際のストア名まで公表しています。
>取引デジタルプラットフォーム上で販売されている浄水カートリッジの模倣品に関する注意喚起<
注目していただきたいのは、Amazonの販売ストアも公開されているということです。
もしあなたが、Yahoo!ショッピングで詐欺業者から偽物を購入してAmazonで継続的に販売していた場合、購入者の多くが「偽物だ」として消費者庁に通報すれば、調査されてこのようなことが起こる可能性はゼロではありません。
当然、Amazonのアカウントも停止することでしょう。
TOTOだけでなくLIXILなども偽物が、あり得ない価格で普通に販売されていますので、このような商品を仕入れてAmazonで転売することは絶対にしないでくださいね。
浄水カートリッジだけでなく、美容系商品にも多いのですが、特徴としてはAmazonの販売価格が高く、Yahoo!ショッピングでの販売価格が異様に安いことです。
今どきの電脳せどりで、利益率が30%前後を超えてくるような商品はなかなか存在しませんし、初心者レベルで簡単に見つけられるはずもありません。
つまり誰もが簡単に儲かる商品など簡単に見つかるわけがない、ということです。
その点ではアパレルハイブランド品や高級腕時計と同じですね。
こちらに関しては、実際に仕入れてしまった人も多くいたようですが、もしそのような疑強い商品を扱っていたとしたら、すぐに取り扱いを停止して、Amazonに納品してる分も廃棄することをオススメします。
ちなみに、そのような怪しい商品に関しては、Amazonのレビューにもそれが現れています。
直近でこのようなレビューがある商品もまた、偽物が多く流通してる可能性が高いので、取り扱わないのが賢明です。
仮想通貨などの投資詐欺
これはせどり物販をしている人以外だと、情報発信者もよく騙されやすい案件です。
特に仮想通貨に多いのですが「必ず儲かる商品がある」と誘いを受け、投資しまくった結果、大金を失うというパターンです。
投資を始めた当初はちゃんと利益を得ることができるので、ついつい信用して追加投資してしまうというのが共通している特徴です。
しかしそのうち、ウェブサイトに繋がりにくくなるとか、お金を一時的に引き出せなくなるとか、新たに投資をしないといけなくなるといったような、普通の仮想通貨投資ではあり得ないようなことが次々に起きます。
ですが、なんとか投資した分だけでも取り戻したいというモードに頭が切り替わってしまっていると、更に投資してしまいます。
あとはもうご想像通りです。
主催者は消え、投資したお金も全て消え去ってしまいます。
これは先ほどもちょっと書きました「ポンジスキーム」という投資詐欺手法で、預かった投資資金はそもそもどこにも投資をせず、適当に見せ金となる配当金を振り込んで信用させるという典型的なパターンです。
市議会委銀すら騙されたこんな事件もつい最近ありました。
>調査報告 若者を狙う“闇の錬金術” ~借金投資の罠(わな)~<
何度もお伝えしたとおり「誰でも簡単に儲かるウマイ話」があるわけがないですし、そんなウマイ話が自分に入ってくるはずがないんです。
目先の大金に目がくらんでしまわないように、そのような話が来たらきっぱり断る自制心を持ちましょう。
明らかな著作権法違反商品を進めるXのポスト情報
現在はそのポストは削除されていますが、2024年2月頃に、中華系の越境ECサイトで販売されている商品を仕入れて、メルカリ等で売れば利益が出るという内容の情報がポストされました。
ポスト主は転売系の情報を配信する人物で、故意なのか無知なのかは分かりませんが、紹介されていた商品は明らかに著作権法違反のもので、販売すれば逮捕されるリスクを孕んでいました。
詳しい商品の情報などは以下の記事で紹介しています。
当時そのポストを見た時に異様に感じたのが、そのポストに対していいねや感謝のリプライが大量に付いていたこと。
その人たちはつまり、その商品に対して何の疑いも持っていなかったということです。
とても危険だと思います。
記事にも書きましたが、そんなに安いはずがないですし、なにしろ中華系のECサイトなわけですから、はなから疑ってかからないと駄目です。
大事故を起こしてからは遅過ぎますので、十分に注意することと、Xにはそういったいい加減な情報を平気で流す人がいますので、流されないように気を付けましょう。
契約時に嘘の説明をするコンサル屋の存在
2024年6月19日に、コンサル契約時にクーリングオフ制度を利用することはできないなどと嘘の説明をした、名古屋のせどりコンサル屋5名が逮捕されました。
記事にあるように、名古屋市内で美容関連商品の卸売りもしていて、どうやらその商品をコンサル生に買わせていたようです。
それ自体はまあ大きな問題ではありませんが、クーリングオフ制度を利用できないというのは、大きな嘘ですね。
利用できないと特商法違反に問われますので(記事通り)、普通に逮捕されます。
恐らく被害者が警察に相談に行ったところで明らかになったのだと思いますが、事前に知識があれば、契約時に気付けたと思いますので、これもやはり知っておくべき法律だと思います。
詐欺師は相手の無知を突いてきます。
特にコンサルなどの金額の大きな契約で詐欺行為をされた場合、たとえ逮捕されたとしてもお金は戻ってきませんので、そういう意味でも知識武装は大事です。
数字や写真は簡単に捏造できる
よくある話として、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSで、海外での豪遊写真とか高級レストランでの食事風景などが上がってますよね。
あるいは、銀行の残高写真や、実際のハイブランド商品の写真、せどりなら店舗で商品を山積みにしている写真などもよく見受けられます。
こういう写真を信用してついつい申し込んでしまう人もいるようですが、数字や写真程度のものは今の時代簡単に捏造が可能ですし、場合によっては赤の他人が撮影した写真を無断使用しているケースも普通にあります。
詐欺師がよく使う典型的な手法ですので、騙されてはいけません。
勿論中には本物の山積み写真も存在しますが、そういう人の場合は配信全体として信頼ある内容になっているはずです。
いつも高級レストランで食事をしていたり、かなりのペースで海外で豪遊してる、お金に余裕があるような人が、わざわざSNSで写真を公開して、コンサルなどを募集するはずがありません。
どこの馬の骨とも分からない、素性のしれない、得体の知れない人・事は簡単に信用すべきではありません。
詐欺コンサルや詐欺師を見抜くのは正直難しいしコツもなにもない
Googleで検索するとよく「詐欺を見抜くコツ〇〇選」などと記事が出てくることがありますが、正直簡単に見抜けるものではありません。
実績や顔、社会的な認知度、手法などはいくらでも捏造可能ではありますが、ではコンサルを受講してその後高額なコースへの誘導があたとして、それが100%詐欺であるとも断言できません。
また、顔出ししてるからまともとも言い切れませんし、アニメのアイコンでも信用できる人もいます。
なので一概には判断できませんので、すぐに決めずにしっかりとその人の実績や配信を見て判断した方がいいと思います。例えばX(Twitter)ならどんな発信をしてるのか、どんな人たちと絡んでるのかなどが分かりやすい場合があります。
また、これは僕も肝に銘じていることですが、簡単に儲かるなんて怪しい、自分ごときにおいしい話が舞い込んでくるわけがないと考えた方が賢明に思います。
電脳せどりも同じで、3000円で仕入れられる商品がAmazonで9000円になるわけないんです。
オイシイ話にはすぐに食いつかずに、怪しんで無視する、離れる勇気を持つことが大切です。
まとめ
せどりや情報発信に関わらず、儲かるところには必ず詐欺師が存在します。
撲滅は僕も望むところではありますが、残念ながらそれは難しい問題です。
ですので、詐欺を見抜くというよりも、オイシイ話が目の前にあっても、欲にかられずに立ち止まる勇気を持ちましょう。
世の中オイシイ話などそうそうあるものではないということをまず第一に考えてください。
また、さっきまでいい人だったのが、欲にまみれて詐欺師に片棒をついで詐欺師化するケースもよくあります。
もしあなたが所属するグループで、主催者なりが突然、投資のような話を持ち掛けてきたら必ず警戒してください。
高確率で詐欺話だと思って、その場を立ち去った方が賢明です。
詐欺師、偽物と怖い話ばかりですが、実際には正しい道の方が多いですので、簡単に稼げる話だけには注意して、真面目に取り組んでいきましょう。