本記事では、こんな疑問にお答えします。
どうもです、ちゃんやまです。
僕は、仕入れ先として、ネット卸のスーパーデリバリーをよく利用しています。
スーパーデリバリーはB to Bと呼ばれる、企業と企業を繋ぐ場で、商品を卸したい業者と商品を仕入れたい業者とを繋ぐ場として存在しています。
ネットで手軽に仕入れることが出来るのがとても便利で、毎月それなりの金額を仕入れに利用しています。
スーパーデリバリーの登録とリサーチ方法、メリット・デメリット解説
ここからは、スーパーデリバリーの登録方法や審査について、メリット・デメリット、リサーチ方法などを解説していきます。
僕のAmazonのショップの毎月の売り上げの20%くらいはスーパーデリバリーからの仕入れによるもので、毎月安定的に仕入れ⇒納品をすることが出来ています。
スーパーデリバリーの審査について
スーパーデリバリーへ登録する前に、審査に必要な項目について知り、事前準備をしておく必要があります。
これが無ければ、登録しても無意味ですので、まずはここからスタートしましょう。
必要なもの①:開業届
スーパーデリバリーを利用するには、開業届は必須です。
せどりをしているのであれば、殆どの方が開業届は出していると思いますが、万が一まだ出していない場合は、まずは開業届から準備を始めてください。
とはいえ、現在はとても簡単に開業届を出すことが出来ます。
開業freeeというサイトを利用して、質問に答えていくだけで書類を作成してくれます。
法人の方は登記簿謄本があれば問題ありません。
必要なもの②:ネットショップURL
基本的にAmazonのショップで問題ありませんが、後で別途解説しますが、Yahoo!ショッピングやBASE、ShopfyなどAmazon以外のショップがあると、後々取引の際に有利にはなります。
ただ、最初の登録の時点ではAmazonのショップだけでも大丈夫です。
必要なもの③:連絡先関連
Amazonを販路にして販売をしている方であれば、既に準備されてると思いますが、今後上流仕入れを行っていくうえで、住所地(自宅で大丈夫です)、電話番号(専用があった方がいい)、メールアドレス、銀行口座やクレジットカードは事業用に準備しておいた方がいいです。
この辺がプライベートとごっちゃになってると、キャッシュフローなどお金の流れが分かりにくくなったり、メールなどを見逃したりしますので、きっちり分けるようにしてください。
電話は色々ありますが、安価な格安スマホで十分です。
また、メールアドレスはgmailで十分ですが、事業用に別アカウントを作って、事業関連は全て専用アカウントで管理するようにしましょう。
取引において「見逃し」や「忘れ」は致命的ですので、ここはきっちり準備してください。
銀行口座に関しては、法人の方はそのまま利用すればOKですが、個人の方で副業でやられてる方は、会社の給与口座とは別に、事業用の口座を準備しておきましょう。
ここが一緒になってる人の多くが、事業に失敗しますので必ず別口座を準備してください。
クレジットカードも事業用に用意した方がいいです。
仕入れとプライベートがごっちゃになると、キャッシュフローに響きますので、分けましょう。
ちなみに、銀行口座もクレジットカードも個人名義で問題ありません。
スーパーデリバリーの審査のポイント
スーパーデリバリーの審査については、ちゃんと開業届を出していて、ショップURLをしっかり準備出来ていれば、特に問題なく通ります。
極端な値下げは嫌われる
ただし、万が一あなたのショップにおいて、審査担当から見て、極端な値下げを行っている商品などが目立ってしまことがあると、審査が通らないこともあります。
これは商品を卸す側からすると当然の話ですが、ブランドイメージを傷つけるような業者とは誰もが取引などしたくないものです。
普段から不毛な値下げ競争をしているような方は注意が必要です。
Amazon以外の販路を持っておくと有利
スーパーデリバリーではあなたが持つ販路のショップURLの登録が必須ですが(取引申請をした際に、先方のショップが参考に見るため)、Amazonだけだと取引をしてくれないショップもあります。
しかし、Yahoo!ショッピングや楽天市場、メルカリShops、BASEなど複数の販路を持っていれば、相手も安心して取引をしてくれることもありますので、Amazonだけでやってる方は、他の販路も作成しておくことをオススメします。
審査にかかる時間
登録したネットショップの確認など、審査にはだいたい1~2日かかります。
その際、審査担当から電話がかかってくる場合がありますが、必ず電話に出て、質問に答えるようにしてください。
>審査時間について<
会員登録から利用までの流れ
会員登録して審査が済んで、無事承認されれば、その瞬間から利用が可能となります。
スーパーデリバリーに登録する
以上の準備が出来たら、さっそく登録しましょう。
登録に関しては特に難しいことは何もありません。
以下のリンクにアクセスし、先ほど準備したメールアドレスを入力して登録してください。
自動で返信メールが届きますので、記載の通りに登録を進めていってください。
スーパーデリバリーにかかる費用
ここでスーパーデリバリーにかかる費用について解説しておきます。
登録から2か月は無料で利用することが出来ますが、3か月目からは月額費用が発生します。
2,200円(税込)
年間で考えると、26,400円の費用負担となりますが、それ以上に利益を出すことが出来ていれば、問題なくクリアできる必要経費になりますので、ここはあまり悩むところではないかもしれません。
ただし、仕入れしていなくても費用はかかってきますので、一時的にも利用をしない場合はいったん退会して、再度登録することも出来ます。
スーパーデリバリー7つのメリット
ここからは、スーパーデリバリーを利用するうえでのメリットを解説します。
メリット①:登録に審査がある
この記事を読んだ方は、審査があってもそれほど恐れることはないと感じたと思いますが、開業届も出していないような方や、いい加減な商売をしているような方はこの時点でふるいにかけられます。
ちょっとしたことではありますが、こういうことが大きな壁になることもあります。
メリット②:卸価格で仕入れが出来る
時には楽天市場やAmazonが安いときもありますが、基本的には卸価格での仕入れが可能です。
卸価格はだいたい50%~80%(5~8掛け)になりますので、商品によってはかなり安く仕入れをすることが出来ます。
メリット③:話題の人気商品の仕入れが出来る
大きなメリットのひとつに、人気商品が卸価格で手に入ることが挙げられます。
例えばこの記事を書いている2021年前後ですと、鬼滅の刃関連商品や呪術廻戦関連商品など、Amazonでも高回転で売れている商品を仕入れることも出来ます。
メリット④:大量仕入れが可能
卸業者にもよりますが、基本的に大量に仕入れることが出来ます。
高ランキングで利益が出る商品などを縦積みする際に、せどりだと在庫に限度があったりすることがありますが、卸業者であれば受注発注になりますので、大量発注が可能となります。
メリット⑤:スーパーデリバリーでしか取引出来ない企業がある
ネット系のB to BというとNETSEAなど有名なところもありますが、スーパーデリバリーにしか出店していない卸業者も存在します。
そういった卸業者を見つけて、利益商品を見つけることが出来れば一気に差別化を図ることが出来ます。
メリット⑥:クレジットカードの利用が出来る
通常、卸業者との取引の場合は、現金取引が当たり前ですが、スーパーデリバリーでは、Paidと呼ばれる掛け払いと、銀行振込、クレジットカードでの支払いが選択出来ます。
クレジットカードが使える強みは、例えばポイント還元率が高いクレジットカードを使うことで、利益を更に数%でも生み出すことが出来ることです。
僅か数%であっても、仕入れを続けていれば大きなポイント還元になりますので、大きなメリットのひとつだと考えています。
メリット⑦:納品代行を利用しても怪しまれない
楽天市場やYahoo!ショッピングなどで商品を仕入れて、毎回毎回同じ納品代行に送っている人もいると思いますが、場合によっては、何人もの人が同じ住所に送ることになるので、キャンセルされてしまったという実例もあったりします。
しかし、スーパーデリバリーでは、納品先を代行に指定しても特に問題はありません。
事業者として、代行業者を利用しているだけのことですので、怪しまれず使うことが出来ます。
スーパーデリバリー3つのデメリット
次に、スーパーデリバリーを利用するうえでのデメリットを解説します。
デメリット①:Amazon販売禁止の卸業者がある
スーパーデリバリーには2,200を超える卸業者が登録していますが、中にはAmazonでの販売を禁止していたり、そもそもネット販売を禁止している卸業者も多数存在します。
Amazonのみで販売している場合は諦めるほかありませんが、中にはAmazonは駄目でも、Yahoo!ショッピングはOKという卸業者もいますので、複数販路を持ってる方であれば問題なく取引出来ます。
デメリット②:Amazonに卸してるショップも多い
実際にリサーチをしてみると分かりますが、Amazonに商品を卸している卸業者も結構存在します。
しかしこれはスーパーデリバリーに限った話ではなく、NETSEAや他の卸サイトでも同様で、こればかりは仕方のないことですし、利益商品は他にも沢山ありますので、そちらを探していきましょう。
デメリット③:請求書は基本的に発行されない
これはよく勘違いされていることなのですが、スーパーデリバリーでは基本的には請求書の発行はしていません。
よく、「請求書がもらえるからAmazonで堂々と販売できる」ということでスーパーデリバリーを推奨する人もいるようですが、それは実は間違っていて、繰り返しますが、スーパーデリバリーでは領収書は出ても基本的に請求書は発行されません。
とはいえ、スーパーデリバリーに登録している卸業者の中にはメーカー自体も存在したりしますので、上流仕入れであることは間違いありません。
万が一、真贋調査が入ったとしても、請求書がなくても領収書で対応することも出来ますので、心配せずに仕入れを行うことが出来ます。
以上がスーパーデリバリーのメリットとデメリットになりますが、メリットの方が圧倒的に大きいですので、利用しない手はないですね。
スーパーデリバリーのリサーチ方法
ここからはスーパーデリバリーの簡単なリサーチ方法を解説していきます。
基本的に、せどりを経験していれば、その延長線上になりますので、それほど難しいことはありません。
リサーチの前に
実際に商品リサーチをする前に、スーパーデリバリーでは取引申請が必要になります。
仕入れをしたい商品を取り扱っている卸業者に取引申請をして、OKが出たらはじめて卸価格が見れる仕組みになっていますので、まずは取引申請をしましょう。
取引申請には2パターンあります。
- 取引申請後、自動的に取引が可能になるパターン
- 取引申請後、先方の審査が入って取引の是非が決まるパターン
①の場合は、取引申請後すぐに卸価格を見ることが出来るので、その場で仕入れを行うことが可能になりますが、②の場合は、先方があなたの登録したネットショップ情報などを実際に見て、取引OKかどうかを決定します。
先方が取引に合わないと判断した場合は断りの連絡が入り、商品を仕入れることは出来ません。
販売先がAmazonしかなかったりするとこういうことが起こったりしますので、複数の販路を用意して取引OKをもらいやすくすることも重要になってきます(それでもダメな時はダメですが)。
リサーチ方法①:手動リサーチ
スーパーデリバリーのリサーチの基本は、手動(目視)によるリサーチになります。
取引OKをもらった卸業者の取り扱っている商品をひとつひとつ見ていって、利益商品をリサーチするのが基本計です。
いわゆる全頭リサーチになりますが、リサーチをしていくうちに、駄目なパターンも見えてきますので、まずは地道にリサーチしていくことが大事です。
ある程度商品を見たら、次からは新着商品や値引き商品などを見ていけばOKです。
新着商品や値引き商品情報は、卸業者届くメールマガジンに記載されていていち早くキャッチすることが出来ますので、卸取引申請時にはメールマガジンの購読にチェックを入れておきましょう。
メールマガジジン購読の解除はスーパーデリバリー管理ページでいつでも出来ます。
実際にこのメールマガジンから利益商品を見つけることも多いので、必ずチェックしておくことをオススメします。
リサーチ方法②:逆引きリサーチ
ひとつひとつ商品をリサーチするのが面倒な方は、通常の電脳せどりのように、Amazonのカタログから利益が出そうな商品を探し出して、その商品がスーパーデリバリーで取り扱いがないかを調べるという、逆引きリサーチがオススメです。
逆引きリサーチを続けながら、卸業者が取り扱っている商品をコツコツ全頭していくのも効率がよいので、両方から攻めていくのもオススメです。
リサーチ方法③:ツールを使う
とにかく手動でリサーチするのが面倒だし、時間もない、という方はツールを使うのがオススメ。
実はスーパーデリバリーを全頭するツールが存在していて、僕自身はそのツールを使って効率的に利益商品をリサーチしています。
全頭リサーチのイメージは以下の動画で確認出来ます(スーパーデリバリーは著作権等の問題で映像化出来ないため、代わりにNETSEAでの全頭を撮りました)。
上記動画のような感じで、スーパーデリバリーからJANや卸価格情報を抜き出し、Amazonとの価格差を比較するだけの作業となります。
価格差を比較するためには、抜き出したJAN情報を雷神ツールで解析し、解析した結果をミリオンサーチというツールで利益の出る商品を抜き出すだけの作業です。
スーパーデリバリーに登録されている何万もの商品を全頭リサーチや逆引きリサーチするには大変な労力が必要となりますので、ツールを使えば何百倍も効率がよく、個人的にはオススメしています。
勿論、JANや卸価格が正確に登録されていないショップもありますが、それ以外は一気にリサーチ出来ますので、ツールを使ってない人と比べたら雲泥の差です。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
まとめ
本記事のまとめです。
- スーデリの審査は開業届をしていて、ネットショップ情報ほかちゃんとしれいれば、実はそれほどハードルは高くない。
- リサーチは基本的には手動(目視)となるが、鬼滅の刃など話題の商品を仕入れることも可能。
- 在庫が無いものもあるが、一度に大量仕入れも出来る。
- 掛け払い(Paid)やクレジットカードの利用が出来る。
- スーパーデリバリーを全頭リサーチするツールもある。
以上が、スーパーデリバリーの登録方法や審査について、メリット・デメリットになります。
スーパーデリバリーは上流仕入れのひとつの入り口ですので、これをきっかけに、せどり以外の道を探ってみてはいかがでしょうか。