こういったお悩みにお答えします。
どうもです、ちゃんやまです。
未だに横行する、特にAmazonを販路とした場合の「すり替え返品詐欺」被害。
購入者側の実際の話で、「Amazonでパソコン周辺機器を購入したら、中身が砂だった。」というシャレにならないことも実際に起きています。
Amazonで購入したパソコン周辺機器の中身を抜き取り、代わりに同じ重さの砂を入れて返品し、それを受領したAmazonはまた倉庫に戻す。
そして同じ商品を購入した人の元に、倉庫に戻した「砂の入ったパソコン周辺機器」が届いたという事件です。
Twitterで話題になってましたが、ほんと酷い話ですよね。
すり替え返品詐欺というとAmazonがやり玉にあげられることが多いですが、Amazonも何もしていないわけではないんです。
発送時の重量と、返品時の重量の比較ぐらいはやっていて、重さが違えば調査をするという話を聞いたことがありますが、「砂事件」のようなことをすれば簡単にすり抜けられるということが浮き彫りになってしまいました(粘土とかもありました)。
となると、Amazonが積極的に返品を受け付けている以上、こういった詐欺行為は無くならないと思った方がいいかもしれません。
しかしそれではさすがに悔しいし、詐欺師が得するなんて許せないですよね。
そこで本記事では、商品のすり替え詐欺被害にあわないための有効的な対策を解説します。
すり替え返品詐欺被害にあわないための有効的な対策
Amazonというプラットフォームは、すり替え詐欺師にとっては天国みたいな場所で、そりゃもうやりたい放題やっているというのが現実です。
せっかくAmazonを販路にせどりを実践していても、こんな酷い目にあったんでは、やってらんないよ!って気分にもなりますし、何しろ大損するのが怖いですよね。
そんな酷い目に遭わないためにも、本記事が少しでも役に立てばと思っています。
対策①:危ない商品の取り扱いはやめる
なにを当たり前のことを!と怒られるかもしれませんが、Amazonを販路に商売するなら一番の方法かなと僕は思います。
まず考えてほしいのは、すり替え詐欺に遭いやすい商品とはどういうものか?ということです。
例えば海外に転売されやすい高価なCPUや、部品だけ抜き取りたい高価なパソコン周辺機器や家電製品、玩具など。
そういった商品を扱っていると、当然すり替え詐欺被害に遭う確率が高くなります。
実際僕も過去にワイヤレスヘッドホンを扱っていたときに、中古品にすり替えられて、当時は今ほど優しくなかったので完全に泣き寝入りした経験があります。
最近でもペットカテゴリで、アクア系の商品の一部部品が抜き取られて、その商品がシレっと倉庫に戻り、誰かにまた購入された結果、評価1を食らったこともあります。
そういったリスクの高い書品を取り合うことをやめれば、すり替え返品詐欺被害に遭うことも限りなく少なくなると、割と真剣に考えてます。
対策②:リスク分散をする
家電なら家電しかやらないとか、おもちゃ専門せどらーとか、ひとつのジャンルだけにこだわってやるのではなく、様々なジャンルをポートフォリオすることで、リスクを分散するという考え方です。
これは販路や収益をあげる方法も同じことが言えます。
例えば、Amazonだけでなくヤフショやヤフオク、メルカリなども取り入れるとか。
せどり物販だけでなく、情報発信やブログアフィリエイトなども取り入れて複数の収益の柱を作るとか。
Amazonだけでやるのなら、FBAだけでなく自己発送も取り入れたり、家電以外に食品など他のカテゴリも取り入れたり。
そうやって収益の柱を分散することで、リスクヘッジをすることも対策のひとつかなと考えます。
対策③:消耗品をメインにする
これは新品せどりに限った話になりますが、高価で転売価値のある商品ほどすり替え返品詐欺被害に遭いやすい現実がありますので、それであれば転売価値のない消耗品をメインに扱うこともおすすめします。
例えば返品自体が困難な食品や、すり替えする価値もない日用品や文具などの消耗品の類です。
商品1点当たりの利益は、高価なCPUなどと比べると低くはなりますが、高回転で売れる商品も多く、安定的なリピート販売を目指すこともできます。
ちゃんやま自身はこの消耗品をメインに扱っていて、ほぼすり替え返品詐欺被害に遭ったことはありません(最近久々に1件程度)。
また別記事にも書きましたが、消耗品はサイズが小さいものも多いため、せでおりの配送料問題にも対応できたりします。
今やっているせどりスタイルにぜひ取り入れてみてください。
意味のないこと
よくストア名に「すり替え詐欺対策店」とか「すり替え詐欺対策済」とか記載しているストアがありますが、あれ殆ど意味がありません。
気持ちは理解しますが、詐欺師もバカじゃないので、そんなことが対策にならないことくらい分かってますので、やっても意味ないかなと僕は思ってます。
すり替え詐欺被害に遭ったら
ここからは、対策以外に、もしすり替え被害に遭ってしまった場合の対処法について解説します。
昔のAmazonであれば、運がよければ一部補てんくらいはしてくれましたが、現在のAmazonは少し様子が変わってきています。
Amazonでは発送したときの重量と、返品されたときの重量程度は計測していますが、それでも砂や粘土でやられてしまってますので、やはりシステム的に限界があるんだと思います。
そこで新たに取り入れているのがストアからの通報システムです。
すり替え被害に遭った場合に、Amazonに通報することができるんです。
勿論これで100%返金されるとは限りませんが、やらないよりはマシですよね。
通報の方法については別記事で解説していますので、そちらを参考にしてください。
>すり替え返品・返金詐欺をAmazonに通報・報告する方法<
しかし、Amazonに通報しただけでは、結果的に返金してもらえるだけで、詐欺師は野放し状態になります。
これはこれで腹が立ちますよね。
その場合は警察に行きましょう。
いや、、、どうせ相手にされないでしょ、、、って思ったら大間違いです。
捕まる人は捕まるんですよ。
引用元:Yahoo!ニュースジャパン
引用元:Yahoo!ニュースジャパン
引用元:Yahoo!ニュースジャパン
特に2枚目に注目してほしいのですが、警察に相談した結果事件が発覚したとあります。
動いてくれることもあるってことですよね。
なので警察に相談するというのもひとつの手だと言えます。
ただし、これはTwitterで見た情報ではありますが、被害届を受理してもらえないケースもあるようで、その場合は告訴状で対応するのがいいらしいです。
書き方はこちら。
>告訴状の書き方<
逮捕事例が増えれば増えるほど、詐欺師にとってもリスクになりますから、社会のためにと立ち上がる気持ちのある方は是非警察にご相談ください。
高価な商品であればあるほど、相談した方がいいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
商品すり替え詐欺被害を根本的に避けることは難しいですが、少なくとも被害に遭う確率を大幅に下げることは十分可能です。
世の中から詐欺師がいなくなることはないと思いますので、であればこちらが遭わないようにするしかありません。
本記事が、詐欺に遭わないための工夫に繋がれば嬉しいです。