どうもです、ちゃんやまです。
2017年にAmazonFBAでスタートした小型軽量商品プログラムですが、これまで様々な特殊ルールや制限の中で納品、販売を行ってきました。
しかし実は2020年からAmazonでは徐々にルールの変更や制限の撤廃が行われてきていて、2021年1月には拍車をかけるように、より便利に、よりやりやすい環境が整ってきています。
そして2021年6月16日には、いよいよ最高の風が吹こうとしています。
本記事では、これから熱くなる小型軽量商品プログラムの、追い風の内容を具体的に解説していきます。
FBA小型軽量商品プログラムにビジネス拡大のチャンス到来
ここからは、FBA小型軽量商品プログラムにおいて、2020年からどのようなルールの変更がなされてきたのか、そして2021年にはどんなルール変更が起こるのかを具体的に解説していきます。
この記事を読むことにより、あなたはFBA小型軽量商品プログラムにより興味を持ち、取り組んでみたくなるかもしれません。
FBA小型軽量商品プログラムとは
まず、FBA小型軽量商品プログラムをそもそも知らないという方のために、簡単な解説をします。
FBA小型軽量商品プログラムは、商品サイズや重さが標準サイズの商品と比べて小型で軽量な商品に対して、特別な手数料体系を適用した、2017年からスタートしたAmazonの新たなジャンルのひとつです。
具体的な内容に関しては、Amazon出品大学の小型軽量商品マニュアルを参照してください。
FBA小型軽量商品が熱くなる理由
FBA小型軽量商品プログラムは、取り扱い可能な商品サイズや重量、納品方法、納品点数など、特殊なルールの下で行っていく必要がありましたが、2020年から段階的にルールの変更が行われ、2021年6月には小型軽量商品プログラムに最大風速となるであろう追い風が吹くことが分かりました。
ここからは、2020年からどのような変化が起きてきて、2021年6月から何が起こるのか、具体的に解説していきます。
変更点①:ギフトラッピングサービスの提供開始
FBA小型軽量商品プログラム開始当初は提供されなかった、ギフトラッピングサービスが2020年7月より提供開始されました。
ギフトラッピングはその名の通り、プレゼント仕様にするために購入者がAmazonに依頼するサービスですが、FBA小型軽量商品プログラム開始当初はそれを使うことが出来ませんでした。
このサービス提供開始により、販売数の拡大をより期待することが出来るようになりましたので、地味ではありますが、追い風のひとつかなと僕は考えています。
変更点②:納品先倉庫の固定撤廃
FBA小型軽量商品プログラム開始当初は、納品先の倉庫は、VJUN(埼玉県比企郡吉見町)、VJU1(神奈川県伊勢原市)に固定されていましたが、2020年3月より通常商品と納品先が同じようになりました。
配送料のことを考えると、固定されていた方が良いように思う方もいると思いますが、通常商品と同じになった方が、納品プラン作成時に近い倉庫が指定されたりすることもありますので、特に埼玉県や神奈川県から遠方の方にとってはプラスに働くと思います。
また、通常商品と同じ納品先になった場合には、ヤマト便を使えばまとめて納品することも出来ますので、ヤマト便を使っている方はより配送料が安く済むこともあります。
変更点③:マルチチャネルサービス提供開始
FBA小型軽量商品プログラム開始当初は使用することが出来なかった、マルチチャネルサービスの提供が2020年5月より使用可能になりました。
マルチチャネルサービスとは、Amazon以外の、例えば楽天市場やYahoo!ショッピングで商品を併売して、売れたら無地のダンボールでAmazonから配送することが出来るサービスで、AmazonのFBA倉庫を自社の倉庫のように扱うことが出来ます。
これにより、小型軽量に該当する商品を他販路で併売することが可能になりましたので、よりビジネスチャンスが広がった、ととらえることが出来そうです。
変更点④:海外発送プログラム提供開始
FBA小型軽量商品プログラム開始当初は使用することが出来なかった、FBA海外発送プログラムサービスの提供が2020年9月より開始されました。
海外発送プログラムを適用させるだけで、商品をFBAに納品すると、自動的に67以上の国や地域の購入者に販売・配送が可能になります。
海外発送手数料や関税などに関しては購入者負担なので、小型軽量の手数料以外はかかりません。
海外からの返品などのリスクももちろんありますが、より広い範囲に小型軽量商品を販売することが出来るのは大きな強みにもなり得ます。
例えば、海外に人気のアニメ作品の小型軽量商品などがあれば、海外からの購入が増える可能性もありますし、海外に人気の日本製品も販売を拡大するチャンスが増えますので、むしろチャンスととらえた方が面白いと僕は考えています。
海外発送プログラムの詳細を知りたい方は、Amazon出品大学でご確認ください。
変更点⑤:FBA定期おトク便の提供開始
FBA小型軽量商品プログラム開始当初は使用することが出来なかった、FBA定期おトク便が2020年11月より使用可能となりました。
これは小型軽量商品プログラムを実践している全員に該当するメリットではありませんが、購入者に対して定期的に商品を提供することが出来る場合は、割引率5~10%で定期的に商品提供が可能になり、リピーター獲得や定期的な注文を確保することが出来るようになります。
より本格的にビジネスに取り組んでいく方にとっては追い風となるサービスです。
FBA定期おトク便について詳細を知りたい方は、セラーセントラルを参照してください。
変更点⑥:ビニール袋詰めが不要に
さて、ここからは風速がやや大きくなってきます。
FBA小型軽量商品プログラムの特殊なルールであった、納品するSKUごとに透明の袋に詰めて、袋に納品点数を記載したラベルを貼るという納品ルール2021年1月より不要になりました。
これにより、通常商品と同じくダンボールにバラバラに入れても大丈夫になったため、納品時間を大幅に短縮することが可能になりました。
これまではこのように、SKUごとに袋詰めし、「Qty〇〇」と書かれた袋内の数量を現したラベルシールを貼るという、割と労働だった作業が無くなったため、小型軽量商品プログラムを実践している人にとっては非常に喜ばしいルールの変更だったのではないでしょうか。
僕自身は小型軽量商品は納品代行に任せていますが、代行業者の方も大きく手間が省けて喜んでおりました。
このルール変更は、これまで解説してきた中でも非常に大きな追い風ですね。
変更点⑦:手数料体系が変更になる
ここからは、将来的な変更点に関して解説していきます。
2021年6月16日より小型軽量商品プログラムの手数料体系が変更になります。
変更点は以下の通りです。
現在の料金体系
2021年6月16日からの新料金体系
上記の表の通り、現状一律198円だった手数料が、サイズと重量により手数料が変わります。
元より軽量の商品に関しては手数料が安くなり、より有利に、小型軽量の中でも250gを超えてくる場合は少し不利に働くようになりますが、小型軽量商品プログラムに登録されている商品は、基本的に250g以下、小型サイズ以下の商品が多いので、多くの商品にとっては追い風となると思います。
値下げ幅は5円ですが、小型軽量商品の取り扱い点数を考えると、例えば1000個納品して販売したとすると、5千円の差が生じますので、得られる利益もだいぶ違ってきますね。
変更点⑧:Amazonラベル貼り代行サービスの提供開始
そして今回、最大風速クラスの追い風となるのが、こちらです。
2021年6月16日よりFBA小型軽量商品プログラムでは適用外だった、Amazonラベル貼り代行サービスがついに提供開始されることになりました。
これは非常に大きいルール変更になります。
FBA小型軽量商品プログラムは、利点が多いジャンルではありますが、納品する商品点数があまりに膨大になるため、そのラベル貼り作業がかなり重労働でした。
それを全てAmazonに任せることが出来るというのはとてつもない追い風と言えます。
ラベル貼り代行サービスの1点あたりの負担料金は10円ですので、金額的にも全く問題ないですね。
これにより、これまで何百枚と手作業でやる必要があった作業から解放され、小型軽量商品プログラムの納品作業がかなり楽になります。
商品が届いたら、納品プランを作成して、ダンボールに詰めて送るだけ。
こんな、労働負担の軽い単純作業になりますので、是非とも利用したいサービスのひとつです。
ただし、小型軽量商品でもセット品に関してはラベル貼り代行サービスは利用出来ませんので(通常と同じルールが適用されます)、そちらはご注意ください。
変更点⑨:数量制限の撤廃
※2021年11月2日追記
2021年11月2日、セラーセントラルに小型軽量商品プログラムに関する新ルールの通知がありました。
それは以下のようなもの。
主な変更点は
- 過去の販売実績(4週間に25個以上)の制限撤廃
- ASINごとの最低納品数(24個)の制限撤廃
これは凄く大きなルール変更ですし、小型軽量商品にとっては革命とも言えるでしょう。
これにより月の回転数が1~24個の商品でも小型軽量商品プログラムの条件に該当すれば申請して、安い手数料(193~205円)で販売することが可能になりました。
勿論このことでライバルも増えますが、同時にリサーチの幅が広がりましたので、より奥が深くなったと言うことが出来そうです。
変更点⑩:FBA配送代行手数料の値下げ
ただでさえ安い手数料のFBA小型軽量商品プログラムなのですが、2022年3月1日よりFBA配送代行手数料が商品1点あたり2円値下げとなりました。
一見たった2円に見えますが、基本的に1ASINで大量の商品を扱う小型軽量なので、年間で総合するとまあまあな利益アップに繋がりますね。
2円下がることでリサーチの幅はあまり広がらないかもしれませんが、利益が上がることは有難いことで、これもまた追い風と言えそうです。
ツールを使ったリサーチ方法
ここまでは、FBA小型軽量商品プログラムに関する「追い風」となるルール変更について解説してきましたが、ここではツールを使った効率的なリサーチ方法をご紹介します。
僕は普段のリサーチに関してはほぼツールに任せていて、FBA小型軽量商品プログラムに該当する商品に関しても、ツールで効率的に商品リサーチを行っています。
僕が普段使っているのは「雷神」というツールで、月額料金はかかりますが、例えばAmazon出品大学に登録されている小型軽量商品の膨大な量の推奨商品データなど、ASINをコピペするだけで簡単にリサーチをすることが出来ます。
この6月16日のルール変更により、納品に関してはかなり楽になり、納品に関する労働からある程度解放されそうですが、リサーチに関する労働に関してはこれまでと何も変わりませんので、リサーチする時間があまり確保出来なくてお困りの方は、是非ツールの導入を検討してみてください。
別記事に、FBA小型軽量商品をツールを使ってリサーチする様子を動画にまとめてありますので、是非そちらもご覧ください。
まとめ
まとめです。
2020年から段階的にどんどん便利になってきた小型軽量商品プログラムですが、2021年6月16日に最大風速とも言えるサービス提供が解禁となります。
これにより例えば納品点数400個をダンボール1箱に詰め、配送料が1200円だったとした場合、商品1点あたりの配送料は、3円になりますので、ラベル貼り代行サービスを使うと、合計で13円の負担で納品が可能になります。
たった13円の負担で、あの膨大なラベル貼り労働が無くなると思うと、これはもう追い風以外の何物でもない。
今小型軽量商品プログラムをやっている方にとっては超朗報ですし、まだやったことない方にとってもとても明るいニュースではないでしょうか。
まだ取り組んでる人もあまり多くないジャンルですので、是非今後注目してみてください。
小型軽量商品について興味のある方は以下の小型軽量通信にご登録ください。小型軽量の魅力を毎日21時に配信いたします(全8日間)。
>小型軽量商品通信に登録する<
※2024年4月1日より小型軽量商品プログラムが廃止されるため新規登録停止中
小型については新たに小型サイズが誕生しました。手数料も特別価格になるパターンもありますので、引き続き小型軽量を楽しむことができます。詳しくは以下のnoteをご覧ください。
>低価格商品の販売手数料引き下げで小型商品にビッグチャンス到来<
初めまして、こんにちは。
「軽量商品プログラムのマニュアルコンテンツ」にとても興味があるのですが、2017年に作成と記載がありますが、現在でも問題なく使用可能でしょうか?
Amazonの仕様や手数料が度々変更になっている為、ちょっと心配になり質問させていただきました。
コメント有難うございます。
小型軽量商品のマニュアルコンテンツは、変更点があった際には常に新情報にバージョンアップしております。
昨年からいくつか変更点があり、今年も今後変更点が予定されていますが、全て対応しておりますので、ご安心くださいませ。