こういったお悩みにお答えします。
どうもです、ちゃんやまです。
Amazonには様々な出品制限商品がありますが、僕のところに電気毛布について商品の販売停止の連絡が来ました。
いわゆる生活家電になりますが、家電は家電でも販売出来るものと出来ないものが実はあります。
販売出来ない家電製品というのは、安全性を示すPSEマークが無いものになります。
特に中国製の製品に多いのですが、よくテレビやXでも見ると思いますが、爆発したりしますよね。
そのため、Amazonでも安全性を頻繁に確認したりしているというわけです。
今回僕のところに来た通知が指摘する電気毛布はまさに中国で作られたもので、安全に関する資料の提出が必要な商品でした。
とはいえ、そもそもどんな資料を提出する必要があるのか、分かりませんよね…。
Amazonから来た通知を見ても、具体的な内容は全く書いてないので諦めムードの人もいると思います。
そこで本記事では、Amazonから「商品の販売停止のご連絡」が来た場合の対処法を解説します。
え?無理ゲーなのに対処法があるの?と思いますよね。
一応、あります。
Amazonから「商品の販売停止のご連絡」が来た場合の対処法
以下が実際に僕のところに来た通知です。
制限対象となったのは電気毛布ですが、実際には電気あんかでした。
これまで普通に販売してきて特に問題が無かったのに、なぜ急に制限されるようになってしまったのか。
まずそれを知る必要があります。
中国製は危険だということ
これは来た通知やAmazonのポリシーなどに書いてあったことではなく、あくまで僕の推測になります。
ですが恐らくそうだと思います。
テレビやXで見たことがある人もいると思いますが、中国製のリチウムイオン電池が使用されている製品の爆発事故って多いですよね。
例の電気自動車ですら爆発事故起こしてます。
つまり中国製の製品は危ない、ということなんだと思います。
危険の恐れがある製品をFBA倉庫なんかに入れて爆発でもしたら大損害になります。
なのでAmazonはより慎重な姿勢なんでしょう。
販売再開に必要な資料を揃えるのはほぼ無理ゲー
ではFBAで販売を再開するにはどんな資料を提出すればいいのか。
「安全に関する資料」の具体的な内容を解説します。
電気毛布に関してですが、以下の情報を提出する必要があります。
- 会社名
- 出品者トークン
- Eメールアドレス(Amazonに登録のもの)
- 電話番号
- 出品を申請(または販売の継続を希望)するASINのリストとASIN毎の輸入業者(製造者)の名称・工場名称
- 電気用品製造事業届出書もしくは電気用品輸入事業届出書の写し(この書類には、経済産業省(METI)の受領印が押印され、型式の区分表が記載されている必要があります);または「保安ネット」上の製造又は輸入事業の届出情報
- 定格銘板の写真(本体に表示されているもので、PSEマーク、届出事業者名、定格電圧などが読み取れること)
- 適合性検査証明書(登録検査機関により発行されたもので、定格銘板に記載のModel No.が確認できる書類)
- 定格銘板に経済産業省へ届け出た事業者名とは異なる名称(略称)を表示する場合、経済産業省から承認を受けた際の根拠となるもの
- すべての完成品の自主検査記録(全数の検査であることが分かるもの)
- 電気用品製造事業届出書もしくは電気用品輸入事業届出書の写し(この書類には、経済産業省(METI)の受領印が押印され、型式の区分表が記載されている必要があります);または、「保安ネット」上の製造又は輸入事業の届出情報
- 定格銘板の写真(本体に表示されているもので、PSEマーク、届出事業者名、定格電圧などが読み取れること)
- 定格銘板に経済産業省へ届け出た事業者名とは異なる名称(略称)を表示する場合、経済産業省から承認を受けた際の根拠となるもの
- すべての完成品の自主検査記録(全数の検査であることが分かるもの)
特定電気用品とは経済産業省が電気用品安全法に則り定めた116品目の商品のことで、経産省のウェブサイトで確認することができます。
また、法律の対象外のリチウムイオン電池やSマーク認証を取得された商品については、Amazonのポリシーページをご確認ください。※ログインが必要です
さて、電気毛布は特定電気用品以外の電気用品になりますので、一番下のボックスにある資料の提出が必要になります。
無理ゲーですよね(^^;
こんなものメーカーや卸の担当者レベルじゃないと無理じゃないかと思いますし、せどりならもっと無理な話です。
該当資料を用意できるかワンチャン卸問屋に連絡をしてみたとしても、高確率で断られるか、用意出来ない可能性もあります。
※勿論チャレンジするのはありです
では諦めないと駄目なのか。
それについては次で解説します。
販売を再開する方法
販売を再開する方法は2つあります。
冒頭の通知をよく見てほしいのですが、
「FBA商品に関する注意事項:フルフィルメントby Amazon(以下「FBA」)を利用している場合、30日以内にフルフィルメントセンターに保管されている商品在庫の返送/所有権の放棄を依頼してください。」
ってありますよね。
なので、ひとつめの解決法は、独自カタログを作成して自社配送(自己発送)で販売することです。
実際僕が扱っていた商品のASINは削除されてしまいましたが、他のセラーがカタログを作成して自社配送で販売していました。
そちらに相乗りするでもいいですし、無ければ自分で作成しちゃえばOKです。
ふたつめの方法は、他にFBA販売しているカタログが無いか探すことです。
もしあればそちらで売ってしまえばいいかなと思いますが、勿論また通知が来るリスクはあります。
なのでどちらかというとひとつめの方法が安全かなと思います。
中国製家電は要注意
先ほども書いたように中国製の家電製品には注意が必要です。
なぜなら爆発の危険性があるからです。
今回僕が扱っていた製品は過去何年も販売してきた実績があるので、恐らく安全基準をクリアしてると思いますが、例えば中国輸入などで仕入れるものに関しては安全とは言えないものも沢山あります。
爆発事故などが起きてしまったら、販売者も責任を問われます。
ですので儲かるからといって、個人輸入で中国から家電製品を販売することは避けた方がいいでしょう。
また、TEMUやアリエクなどの越境ECなどで販売されている家電製品も決して安全とは言えません。
安全基準を満たしていない商品が販売されている可能性も高いですし、家電製品以外でも基準値を超える有害物質が検出されることも多々ありますので、注意が必要です。
というわけで、Amazonから「商品の販売停止のご連絡」が来たらほぼ無理ゲーな件について解説しました。
結論を言いますと、無理ゲーなものは取り扱わないのが無難です。
今ある在庫を吐かせたい場合には先ほど書いたように自社配送や他のFBAカタログを探してみて、売り終わったら撤退するが個人的にはいいかなと思います。
ご参考までに。