こういった疑問に答えます。
どうもです、ちゃんやまです。
Amazonで販売している商品で、せっかく仕入れたのになかなか売れなくて困ることってありますよね。
仕方なく販売価格を安くしても売れないことも多々あり、不良在庫と化してしまうと、倉庫での保管手数料もかかってきますので、負担はますます大きくなります。
また、支払いにクレジットカードを利用していた場合、売れない商品の分、どこか別で負担しないといけなくなりますので、そういった心理的負担も軽くはないでしょう。
そういった商品はFBA倉庫から返送をかけて、メルカリなどのフリマサイトで売りさばくというのが普通ですが、そこに「ちょっと待った!」と言いたいのが、本記事の内容になります。
実はAmazonには、フリマサイトなどで売りさばく前に、そういった不良在庫を処分するためのサービスがいくつかあります。
本記事では、売れない商品を在庫処分セールに参加することで販売機会を作る方法を解説します。
Amazon在庫処分セールに参加して売れない商品を販売する方法
本記事では、売れない商品を処分する方法として、Amazonの在庫処分セールに参加する方法を解説しますが、それ以外にも方法がいくつかありますので、ご紹介します。在庫処分セールに関しては、5つ目で解説します。
方法①:ポイント付与
商品を販売するときに、あなたはAmazonポイントを付与していますか?
たとえ1ポイントでも、もったいないからといって、ポイントを0修正して商品登録しているのではないでしょうか。
しかしこのポイント数によってはカタログの中で目立つ要素となりますので、効果絶大というわけではありませんが、試す価値はあったりします。
ポイント付与の方法はふたつ。
カタログ登録時に、出品情報のタブであらかじめポイントを付与する方法がひとつ。
在庫管理画面で該当商品の金額の下の「0ポイント」をクリックして、出現したウィンドウ内でポイントを付与する方法がもうひとつです。
方法②:個別タイムセールの作成
Amazonでは商品(SKU)ごとにタイムセールの設定をすることができます。
現在の価格よりも大幅に値を下げ、また期間限定とすることで、購買意欲を刺激する方法です。
設定する方法はとても簡単ですが、ポイントとしてはケチらないこと。
急ぎ処分したい商品であれば、大幅に価格を割り引くことで、タイムセール会場で目立たせることも出来ますので、赤字覚悟で望みましょう。
<設定方法>
在庫管理画面から、タイムセールを設定したい商品の詳細の編集ボタンをクリックして、商品詳細タブを開いて、セール価格とセール開始日、セール終了日を設定してください。
価格はさきほども書いたようにケチケチしないことが大切で、本当に早く処分したいなら半額以下にするなど、気合の入ったセール価格にしてください。
洋服のセールでも、20~30%オフじゃ見向きもしませんが、50%~70%ともなると手に取りたくなるのと同じことです。
セール期間はどのくらいでもいいですが、僕はだいたい1ヶ月にしています。
方法③:Amazonプライム会員限定割引
2022年の初旬に新たに加わった機能で、Amazonプライム会員限定割引を使った割引価格設定を利用した販売方法です。
Amazonプライム会員限定割引で割引設定を行うと、プライム会員のみが割引のサービスを受けることができるようになるため、プライム会員に対する購買意欲の向上に繋がります。
設定方法は簡単ですが、期間は最大で60日になっていますので、その間に売り切れなかった場合には他の方法を考えてください。
<設定方法>
広告タブからAmazonプライム会員限定割引をクリック。
Amazonプライム会員限定割引設定画面が表示されるので「割引を作成」ボタンをクリック。
割引名称と割引の開始日、割引の終了日を設定し「商品の保存と追加」ボタンをクリックし次に進みます。名称は特に決まりはないのでわかりやすい名前を、割引の期間は60日が最長のため、開始日から60日後を終了日とするとよいでしょう。
Amazonプライム会員限定割引を設定したい商品のSKUを入力し、割引のタイプ、プjライム割引(額か率)、出品価格の下限を設定します。割引のタイプには割引額と割引率がありますが、率の方がわかりやすいでしょう。率にするとプライム割引の入力が額から率に自動的に変わりますので、好きな率(%)を設定してください。出品価格の下限はそれ以上値段を下げたくない価格を入力します。
オペレーションは、新規追加の場合は「追加」のままでOK。後で編集したい場合には「編集」にします。
設定がうまくいくと、商品カタログにこのように表示されるようになり、Amazonプライム会員にとってお得感が出てくるため、購買意欲をかきたてることができます。
方法④:クーポン
4つ目の方法は、処分したい商品にクーポンを設定して割り引く方法です。
タイムセールやAmazonプライム会員限定割引と似たようなものではありますが、カタログにクーポンと表示されるため目立つのが特徴です。
設定も簡単にできます。
<設定方法>
広告タブから「クーポン」をクリック。
右上に表示される「新しいクーポンを作成」をクリック。
クーポンを発行したい対象となる商品のASINを検索窓に入力。
商品が表示されたら次へボタンをクリック。
続いてクーポンのスケジュールを設定します。
開始日と終了日を設定し、割引をパーセンテージにするか金額にするか選択し、割引率または割引金額を入力、利用回数に制限を設けたい場合にはチェックボックスにチェックを入れてください。
予算の設定は、最低限の10000円でOKです。クーポン名に分かりやすい名称を入力して、クーポン利用対象者を選択して、次へボタンをクリック。
内容に問題がなければ、送信ボタンをクリック。
成功すると、商品カタログにこのように表示されるようになり、購入者はクーポンにチェックを入れることで、設定された割引が適用されます。
方法⑤:在庫処分セールに参加する
いよいよ本命です。
Amazonには在庫処分セールというものがあり、そこに参加することで通常価格で販売されている商品よりも目立つ会場で販売することが可能になります。
タイムセール特設ページはセッション(閲覧頻度)が高く、タイムセールに参加することで、売上拡大が見込めます。
しかしタイムセールは毎日開催されるものではなく、開催期間(約1週間)別に事前エントリーが必要です。
また年に1回のブラックフライデーウィークへのエントリーも同じくできますので、ぜひ参加方法をチェックしてください。
在庫処分セール参加方法
ここからは在庫処分セールへの参加方法を解説します。
在庫処分セールに参加するには、ASINが以下の基準を満たしている必要があります。
- Amazonフルフィルメントセンターに在庫が90日間以上あること
- 10点以上の手持ち在庫があること
- 販売履歴があること
- 新品であること
- 商品の評価が星3つ以上であるか、レビューがないこと
- 現在、Amazon定期おトク便に登録されていないこと
- 現在、数量限定タイムセールなどの別のセールのプロモーションに登録されていないこと
- 過去60日間に在庫処分タイムセールに掲載されていないこと
- Amazonのカスタマーレビューポリシーおよび価格設定に関するポリシーを遵守していること。
一見厳しく見えますが、全然売れてない在庫はだいたい当てはまりますので、セールに参加させたい在庫の状況を確認してみてください。
それでは、以下より参加手順を解説します。
<参加手順>
①セラーセントラルの在庫タブを開いて、FBA在庫ツールのFBAダッシュボードをクリック。
②余剰在庫を減らしたい場合は、以下より「在庫を減らす」をクリック。
長期在庫を減らしたい場合は、以下より「長期在庫を減らす」をクリック。
③該当商品が条件を満たしていれば、以下のように「在庫処分タイムセールを作成する」ボタンが表示されていますので、ボタンをクリック。
④セール価格を設定し「申請する」ボタンで申請。
問題がなければ開始日から終了日までの間、在庫処分タイムセール会場に商品が表示されます。
タイムセールに参加する
個別SKUごとに設定するタイムセールではなく、Amazonが開催するタイムセールに参加させることで、商品の露出を増やし、売り上げ向上を期待することができます。
タイムセールは3種類あり、それぞれの特徴があります。
タイムセール参加情報は、通常Amazonからメールで通知がきますが、以下のリンクから対象商品を確認することができます。
上記リンク先の右上の「新しいタイムセールを作成する」ボタンをクリックし、参加できる商品を確認してください。
ブラックフライデーへの参加もこちらかできます。
それでも売れなかったら
上記方法を試しても全く売れなかった場合、あるいは売れ行きが悪い場合には、そもそもAmazonで売れない商品であると諦めて、以下の方法で在庫を処分しましょう。
自己発送に切り替える
これは売行きが悪い場合に限りますが、それでもポツポツと売れてる場合に有効な手段です。
FBA倉庫に預けておくと、在庫保管手数料がかかってきますので(特に年後半は高い)、それなら自己発送に切り替えて販売した方が余計な費用を払わずに済みます。
ヤマトや郵便局などに持ち込む手間はかかりますが、売れないよりはマシだと考えて、しっかり売り切りましょう。
注意事項は、在庫の管理です。
確定申告では自宅の在庫も申告する必要がありますので、年末を過ぎても売れ残った在庫に関しては、エクセルなどでしっかりと管理しておきましょう。
エクセルが面倒だという方は、便利なツールもありますので参考にしてみてください。
フリマサイトで売る
メルカリやラクマなどフリマサイトで売りさばく方法が2つめになります。
これは多くの人が取る常套手段ですね。
特にメルカリが人気ですが、売れればどこでもOKです。
これは僕がやってる方法になりますが、商品が売れなかった場合は、毎週日曜日のお昼か夜間に100円値下げします。
メルカリなどのフリマサイトは新規商品が出品されると、過去の商品はどんどん埋もれていってしまいますが、100円以上値下げすることで再度上位に表示させることができるからです。
1ヶ月ほどフリマサイトで売ってみて、売切れればよし、いまいち売れなかった場合には次の手段に出ます。
買取店に持ち込む
販売商品が新品で、多少でも価値のある商品であれば、買取店に持ち込む手があります。
商品のジャンルにもよりますが、ハードオフやオフハウス、セカンドストリート、トレジャーファクトリーなどに持ち込んで処分してしまいましょう。
恐らく二束三文にはなると思いますが、在庫として取っておいても、売れなければ、税務的には「資産」ととらえられますので、余計な税金がかかるだけですので、大赤字でも処分することをオススメします。
廃棄処分
上記いずれの方法でも売れない場合、最終手段としては廃棄しかありません。
ですが、ただ捨てるのではなく、廃棄したという証明を作成しておく必要があります。
証明するための証拠資料は以下のものが使えます。
- 売れ残り・不良在庫の写真
- 廃棄業者の請求書
- 廃棄処分をした理由説明書
- 廃棄処分在庫の明細表
- 在庫の仕入れ時期などがわかる書類
万が一、税務調査に入られた場合に、きちんと証明できるようにしておくことが大切です。
AmazonのFBA倉庫に廃棄を依頼した場合には、廃棄したと通知が来ますので、そちらに記載のリンク先のページをコピーしておくなどしておくとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最終的に廃棄処分になってしまった場合は申し訳ありませんが、しかしやれることが色々あるということが分かったかと思います。
Amazonのセラーセントラルには実は様々なサービスが詰まっておりますので、最大限利用することが大切です。
少しでも現金を取り戻せるように、うまく利用してみてくださいね。