この記事では、こういった疑問にお答えします。
- トレンド商品のリサーチ方法が分かる
- 中でもオススメの方法が分かる
- トレンドせどりのメリット、デメリットが分かる
僕は毎月リピートして販売している商品と、その時々のトレンド商品を同時に仕入れて販売し、毎月それなりに安定した収益を上げています。
トレンド系のせどりはリピートすることはできませんが、うまくいけば大きく稼ぐことができるチャンスでもあります。
しかし、トレンドせどりに興味のある方のよくある悩みとして、「具体的な商品のリサーチのやり方やコツを知りたい」という点がありますよね。
そんな僕の過去の経験や情報があなたのお役に立てればと思っています。
トレンド商品で稼ぐためのやり方・コツ
ここから以下のことを解説していきます。
- トレンド商品のリサーチのやり方、コツ
- 中でも特にオススメな方法
- トレンドせどりのメリット、デメリット(稼げない理由)
少しでもお役に立つことができたら嬉しいです。
その①:トレンドせどりでチェックすべき情報7選
トレンドせどりでは情報が命と言われていますが、それはその通りで、ネットのトレンド情報をつかみ、素早く仕入れていくというやり方になります。
今回は、その中でもチェックすべきおすすめな情報を7つお教えします。
要チェック情報①:著名人やインフルエンサーの発信
例えば、人気ユーチューバーや、人気インスタグラマーや、芸能人の発信をチェックする方法です。
発信媒体としては、YouTube、Twitter、Instagram、Facebook、ブログなどが挙げられます。
ようするに、フォロワー数が多い人気者が商品情報を発信すると、多くの人の目に触れるため、トレンド化→商品が品薄になる→プレ値という構図が出来上がるということですね。
この構図は他のおすすめ情報にも共通する点ですので覚えておくといいでしょう。
過去の一例ですが、ヒカキンがうんちくんグミで当たりはでるのかという映像を流したところ、市場でうんちくんグミが品薄となり、ネットでプレ値になったことがありました。
SNSで影響のある人の探し方は簡単です。
Googleで「インスタグラマー 人気」などと検索すれば、上位何名かが出てきますので、そういった人の情報をチェックしてみましょう。
要チェック情報②:人気のテレビ番組
人気のテレビ番組で紹介された商品は、早ければ翌日には市場で品薄になったり、品切れになることがよくあります。
そして先ほども書いた通り、Amazonではプレ値になっていきます。
有名どころでは、
- マツコの知らない世界
- ざわつく金曜日
- 秘密のケンミンSHOW
- アメトーーク!
などが挙げられますが、他にも朝や昼の情報番組なども影響力があります。
※記事執筆当時に放送していた番組になります。
しかし全ての番組をリアルタイムにチェックするのはさすがに無理なので、そんな時に便利なウェブサイトを教えます。
テレビ番組がどのくらい影響力があるのか実証してみます。
例えば、「家事ヤロウ!!!」という人気番組で2021年1月21日の放送で紹介された「スタミナ源たれ」という商品を見てみましょう。
こちらはAmazonの検索結果ですが、keepaの波形が既に人気商品であることを示しています。
このように放送日に一気に波形が下がっているのが分かります。keepaの波形が下に下がれば下がるほどランキングが高い証拠ですので、放送直後に一気に需要が高まったのが分かります。
この商品は大幅にプレ値になることはありませんでしたが、確かにトレンドにはなりました。
要チェック情報③:新作映画、アニメ、ドラマ情報、漫画の映画化情報
話題の新作映画やアニメが発表されたり、人気のコミックがドラマ化されたり映画化されると、関連商品がトレンドになり、プレ値になる傾向があります。
例えば、鬼滅の刃の映画化が発表された時なんかは、関連商品の多くに人気が集まり、需要の大きさに対して供給が少ない商品なんかは軒並みプレ値になりました。
また、人気コミックのドラマ化、映画化が発表されると、過去に発売していたDVDやブルーレイ、コミックセットの価格が上昇することもあります。
こちらはスラムダンクのコミックセットのkeepaの波形ですが、映画化が発表された後、価格が上昇していることが分かります。
要チェック情報④:CDやDVDの初回限定版発売情報
人気の映画やアニメ、アーティストのCDやDVD、ブルーレイの初回限定版は、数量が限定されるため、店頭やネットショップの在庫が切れると、Amazonの価格は一気に上昇します。
また、予約の段階で「予約が出来ない」商品に関しては、予約段階でプレ値になることもあります。
また、Amazonで販売されている、人気映画のスチールケース仕様のものは初回限定で数量限定のため、欲しい人も多く、品切れ後にプレ値になりやすい傾向があります。
こういった商品は、新品で仕入れて寝かせてもいいですし、中古品でも高値になりやすいので、チェックするとよいです。
要チェック情報⑤:ドラマや映画で使用された商品
人気の高いドラマで主演が着用したものや、使用した商品がトレンドとなり、プレ値になることがよくあります。
例えば、少々古いですが、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で主演の新垣結衣が着用していたエプロンや、アニメ映画ですが、主演の竈門炭治郎が使用している日輪刀などがあります。
実際に映像を見ないと分からない部分もありますが、人気・話題のドラマや映画のグッズで検索していくと見えてくることもありますので、チェックしてみるとよいでしょう。
要チェック情報⑥:生産終了品、終売品情報
いつも使っていた商品が生産終了になったり、人気の食品が諸事情で終売になると、それ自体がトレンドとなって、ネットではプレ値になることが多いです。
例えば、シャンプーを例に挙げると、いつも使っていたシャンプーがリニューアルしたり、生産終了になると、使っていたシャンプーが自分に合っていて、どうしても使いたい人が、少々高値でも買っていくことがよくあります。化粧品も同様です。
また、多くの人に愛されたお菓子が諸事情により終売となると、ニュースなどでトレンドとなり、一気にプレ値になることがよくあります。
古いところで言うと、お菓子のカルミンや、おもちゃの地球ゴマ、後継者が現れて復活した梅ジャムなどが過去にプレ値になりました。
シャンプーや化粧品の場合は、販売するメーカーのウェブサイトで情報を知ることも出来ます。
調べるには、Googleに「メーカー名 生産終了」と入力して検索すると簡単に出てきます。
メーカー例:花王
要チェック⑦:異常気象や災害情報
これは昔からそうなのですが、大きな地震が起きたり、異常気象、災害が起きると、防災グッズや弔旗保存出来る食品の需要が高まり、商品によっては高値になっていきます。
過去には、カンパンや弔旗保存出来るカロリーメイト、簡易トイレ、防災セットなどがトレンドとなりました。
この傾向は今後も続いていくと思われますので、そうしたことが起きた時にはチェックするとよいと思います。
これについて批判的な声もありますが、逆に言えば、そういうことが起きないと日の目を見ない商品たちということです。
その②:トレンドワードをチェックする
上記チェックすべき情報以外にも、トレンドキーワードを知る方法があります。
そのいくつかをご紹介したいと思います。
YAHOO!JAPANリアルタイム検索
通称「Yahooリアルタイム検索」とも呼ばれますが、Twitterで話題のキーワードを抜き出し、ランキング形式でチェックすることが出来るサイトです。
また、検索窓に気になるキーワードを入力して、現在の状況をチェックすることも出来ます。
例えば「転売」とか「プレ値」とか直接関係するようなワードを入れて検索しても面白いです。
各種ニュース
スマホで見れるLINE NEWSやSmartNews、Twitter、Yahoo!ニュースなどにもトレンド情報が掲載されていることがあります。
通勤中や休憩中などに軽くチェックしてみると、意外な商品に出会ったりすることもあります。
僕のオススメは上記以外だと、スマホ版のGoogleです。
パソコン版だと出てこないのですが、スマホ版にはこのように、検索窓の下に話題のニュースが表示されます。
ここには新発売の話題の食品などが掲載されることがあり、僕はよくチェックしてます。
その③:keepaのBest Seller Listでリサーチする
最後は、Googlechromeの拡張機能keepaのリサーチ機能「Best Seller List」を使ってリサーチする方法です。
よくAmazonランキングをチェックせよ、と言う人もいますが、僕はそれはオススメ出来ません。
理由は、Amazonランキングは100位までしか見ることが出来ないので、100位となると基本Amazonが販売しているか、食品カテゴリなら飲料や米など仕入れ対象とならない商品が多いからです。
その点、Best Seller Listはランキング5000位まで表示してくれますので、トレンドなどで急にランキングが上昇してきた商品のチェックが簡単に出来ます。
例えば以下の商品は、ある塩のkeepaの波形です。
結果的には12月にテレビで放映されてトレンドになった商品ですが、僕はこの商品をBest Seller Listの食品カテゴリから見つけることが出来ました。
僕は食品がメインなので、食品カテゴリを見ることが多いですが、おもちゃや家電、ドラッグストアなどあらゆるカテゴリのランキングをチェックすることが出来ますので、各ウェブサイトやテレビ番組もチェックしつつ、普段はこちらのツールでリサーチをした方が効率はいいと思います。
具体的なリサーチ方法については、次項で解説します。
2.トレンド商品のオススメなリサーチのやり方
トレンド商品を効率よくリサーチするオススメなやり方は、先ほど紹介したGoogle拡張機能のkeepaのBest Seller Listを利用する方法です。
Amazonランキングは100位までしか見れないが、Best Seller Listは5000位まで閲覧可能ですので、より多くの商品情報をチェック出来ます。
またあらゆるカテゴリのチェックを一か所ですることが出来ますので、非常に効率がいいです。
リサーチ手順は以下の通りです。
手順①:keepa有料版の導入
Best Seller Listはkeepaの有料版の機能になりますので、有料版を導入しておく必要があります。
とはいえ、決して高いものではなく月1800円ほどになります。
他にもかなり優秀なリサーチツールもありますので、導入しておいて損はありません。
keepaの導入については以下を参考にしてください。
手順②:Best Seller Listでリサーチ
ここからは、keepaを機能「Best Seller List」使ってAmazonランキングを見る方法をお伝えします。
まず、keepaのサイトにアクセスしましょう。
サイトにアクセスしたら、メニューの中からDataをクリックしてください。
Dataの中から、Best Seller Listsをクリックしてください。
このような表示が出ますので、赤枠の中から見たいカテゴリをクリックしましょう。
今回は食品を選択してみましたが、このようにランキング5,000位までの商品を見れます。
Seles Rank intervalのところのチェックを入れ替えることで、現在、30日、90日、180日それぞれのランキングをチェックすることも出来ます。必要に応じて変えてみてください。
あとは、上から順に眺めていって、気になる商品を見て、必要であれば詳しく調べてみてください。
僕のオススメは、現在価格と30 days avg.です。
直近でランキングが上がったものをチェックするのが手っ取り早いからです。
勿論、90日や180日スパンで上昇したものを見るのも非常に面白いと思いますので、様々なカテゴリでBests Seller Listsを使い倒してみてください。
手順③:電脳リサーチツールと組み合わせる方法
ランキングの商品チェックだけなら上記までの作業で十分ですが、そこから更に仕入れが出来ないかチェックすることも出来ます。
しかし、リサーチする数も5,000件と膨大になりますので、目測でチェックするのは大変ですよね。
そこで、そういったリサーチにはツールを使っていきましょう。
僕が普段使用している電脳リサーチツールは『雷神極』というものですが、一度に10,000件までのASINを解析することが可能です。
特に副業の方などは、自分の目でそれだけの数の商品をチェックするのは時間的にも困難ですので、そんな時にツールを使うと楽々にリサーチすることが出来ますよ。
さて、肝心のASINをどこから抜き出すかが問題ですが、それも非常に簡単です。
先ほどの食品の商品ランキングですが、上部に「Export」という文字がありますので、そちらをクリックしてください。
このようなウィンドウが出ますので、「Only ASINs」「CSV」を選択して、EXPORTボタンをクリックすると、CSVファイルがダウンロードされます(Excelでも可)。
あとはファイルを開いて、中に記載されているASINを全てコピーして雷神あるいはお手持ちのリサーチツールにペーストして解析するだけです。
うまくいけば高回転で売れる素晴らしい商品が見つかるかもしれません。
是非お試しください。
雷神での具体的なリサーチ方法は以下を参考にしてください。
雷神/雷神極を使ってみたいというかたは以下の記事を参考にしてください。
※特別な特典も用意してあります
トレンドせどりのメリット・デメリット
ここからは、トレンドせどりのメリットとデメリットを解説していきます。
また、後半では全否定するわけじゃありませんが、なるべくならやらない方がいいトレンドせどりについても触れていますので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
トレンドせどりのメリット
トレンドせどりのメリットは以下の3つが挙げられます。
メリット①:爆発的に売れる
トレンドせどりの一番のメリットです。
いい商品に当たると、今まで経験したことがないくらいに爆発的に売れますし、Amazon倉庫に入庫した瞬間に何十個と売れることもザラです(僕は「溶ける」と表現してます)。
特に2020年終盤からは鬼滅の刃の人気もあって、関連商品が軒並み爆売れ状態でした。
メリット②:希望小売価格の倍以上で売れる
トレンド商品は、店頭からもネットショップ、全市場からすぐに無くなってしまうため、入手困難になることからプレ値になりやすく、メーカーの希望小売価格の倍以上の価格でもバンバン売れていきます。
ちなみに、よく小売価格を「定価」と表現している方が多いようですが、これは間違いです。
「定価」とは再販維持制度が適用される商品にのみ付けられる価格のことで、つまり書籍や雑誌、CD・DVDなどのメディア商品がそれに該当します。
それ以外の商品価格については、希望小売価格といって、各ショップが自由に価格設定をすることが可能となっています。
ですので、再販維持制度で「定価」が定められている商品については、プレ値で販売すると、特にAmazonでは規約違反となりますので注意してください。
プレ値で販売する場合は、中古コンディションの「ほぼ新品」で出品するとよいです。
メリット③:大きな利益がしっかり残る
トレンド商品はプレ値になることが多いので、その分、利益率・額ともに非常に大きくなります。
ですので、手元に利益が残りやすいです。
食品や日用品などは薄利多売の商品が多いので、こうしたトレンド商品を取り入れることで、余裕をもって資金運営をすることも可能になります。
トレンドせどりのデメリット
トレンドせどりデメリットは以下の3つ。
デメリット①:急激に売れなくなる
鬼滅の刃のようにロングでトレンドが続く場合もありますが、テレビで紹介された商品などは、瞬間的にトレンドになることも多く、数日後には一気に売れなくなる場合もある。
先ほど挙げた塩もそうですが、放送直後は一気に人気が出ますが、数日後にはパタっと動かなくなるような商品も多数あります。
ですので、そういった商品を仕入れる時には十分に注意が必要です。
デメリット②:仕入れ時を見誤ると価格競争に巻き込まれる
トレンド商品は多くの人が注目しているので、仕入れ時期を誤ると、価格競争に巻き込まれ、結果赤字損切りすることもよくあります。
また、先ほど説明した通り、急に売れななることもよくあるので、高利益に目がくらんで、仕入れ過ぎたりすると大量の不良在庫を抱えて、後で涙を流すこともありますので、注意したいところです。
デメリット③:商品によっては評価1を受けることがある
あまりに高値で販売したがために、購入者から評価1を付けられることもよくあります。
しかも、それが正当な評価と認められることも多いので、削除することが出来ないので、アカウントの評価に傷が付くことがあります。
あまりの高値で販売することは、そうした大きなデメリットをはらんでますので注意が必要です。
あまりやらない方がいいトレンドせどり
ここからはオマケ的に解説します。
個人的にあまりやらない方がいいトレンドせどり、プレ値販売は以下の3つです。
その①:ディズニーせどり
ディズニーランドやディズニーシーでしか手に入らない商品を現地で購入して転売する人もいるようですが、こういった行為はファンからの反感も多く、悪い評価を受けることもあります。
その②:芸能人、著名人の訃報
こういったトレンドに肯定的な人もいますが、個人的には人の死をネタにするのはあまり好ましいことではないと考えてますので、手を出すことはありません。
その③:買い占めて値上げを強いる行為
かつてのアイコスがそうでしたが、グループで商品を買い占めて、故意的に値段を釣り上げるのは、反感を買いやすいです。
トレンドせどり特化型ツール
ここまでトレンド商品のリサーチ方法やメリット・デメリットを解説してきましたが、より素早くトレンド商品をリサーチしたいという方には、トレンドせどりに特化したツールの使用もオススメです。
当ブログがオススメするのは、本山さんが開発したプレミアールProというツールです。
プレミアールProは抽出したデータを上から見ていくだけでトレンド商品が見つかるという大変優れたツールで、店舗せどりが大の得意である本山さんならではの考えが詰まっています。
詳しいことは以下の記事で解説していますので、気になる方はぜひご覧ください。
トレンドせどりまとめ
いかがでしたでしょうか。
トレンドせどりは爆発的な利益を期待できるが、スピード感がとても重要です。
また、特にテレビ番組など多くの人の目に付きやすいものは、誰もが仕入れ可能だったりしますので、仕入れる際には慎重に取り組むことも大切です。
情報が出た瞬間から数日の命のものも多く、仕入れのタイミングを間違えれば赤字、不良在庫のリスクが高くなります。
ランキングの状況や価格推移、ライバルセラーの状況は随時チェックして取り組んでください。
先ほどご紹介した、keepaの機能は実際に利用している人が少ないので、狙い目の商品が見つかりやすかったりしますので、個人的にはオススメです。
また、卸問屋と契約していると、通常入手出来ないような商品を発注することも出来ますので、この先に卸問屋仕入れをすることがあったら、思い出してみてください。
以上、トレンドせどりに関する解説でした。