こういったお悩みにお答えします。
どうもです、ちゃんやまです。
Amazonを販路としたせどりには、おもちゃや家電、ビューティ、食品、ペット用品、古本などなど、新品・中古合わせてさまざまなカテゴリやジャンルが存在しますが、その中でも多くのカテゴリにまたがって利用することができる、FBA小型軽量商品プログラムは、初心者からベテランまでオススメのジャンルです。
いわゆる小さくて薄くて軽い商品が対象となるFBA小型軽量商品プログラムですが、ひとつひとつの利益額は小さくとも、大量にFBA納品できたり、隙間に沢山詰め込むことができるので、送料負けしないなどのメリットがあります。
そんなFBA小型軽量商品プログラムですが、どのように商品を登録したらいいのか、対象商品はどんなものか確認する方法が分からないなど、いまいち浸透してない部分も正直あります。
そこで本記事では、FBA小型軽量商品プログラムへの商品登録方法と対象商品であるかの確認方法を解説します。
FBA小型軽量商品プログラムを取り入れることで、仕入れの幅であったり、高騰が続く配送料問題にも対応できるようになりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
FBA小型軽量商品プログラムへの商品登録方法と対象商品確認方法
ここからは、FBA小型軽量商品プログラムへの商品登録方法と対象商品確認方法を解説していきますが、その前に、FBA小型軽量商品プログラムについてメリットや手数料などを簡単に説明いたします。
最低限理解してほしいことになりますので、ぜひご一読ください。
FBA小型軽量商品プログラムとは
FBA小型・軽量商品プログラムは、FBAにおけるメール便サイズの“低単価商品”に対する購入者の購入方法の柔軟性を高め、出品者様の販売機会及び収益性の向上を目指すプログラムです。
※FBA小型軽量商品プログラムマニュアルより
出品者にとっては、通常よりも低価格な手数料でFBAを利用できるメリットがあり、津城FBA同様にAmazonプライムが適用されます。
購入者の視点からFBA小型軽量商品プログラムを見た場合、Amazonプライム会員の場合はプライム会員限定のサービスであるお急ぎ便の利用が可能になりますが、非プライム会員にはプライムマークが表示されず、出品一覧上に「配送料無料」ではなく「+レジで計算される送料」が表示されます。
※Amazon出品大学より
FBA小型軽量商品プログラムを使うメリット
FBA小型軽量商品プログラムを説明するページには、以下のような一文が書かれています。
この一文にあるとおり、最大のメリットは出荷コストの削減だと、僕も考えています。
以下の記事でも解説していますが、120~140サイズのダンボールに大量に商品を詰め込むことができますので、1個あたりの利益が50円や100円といった金額であっても、数点の商品で出荷コストをペイしてしまうことができます。
また、FBA小型軽量商品は標準サイズの商品と同梱してFBA納品することができるため、標準サイズの商品の隙間にFBA小型軽量商品を詰め込むことでも、同様に配送コストの削減を実現することができます。
あるいは、出荷コストのためだけにFBA小型軽量商品を仕入れるなんてことも考えようによっては、十分ありじゃないかなと僕個人は考えています。
また、サイズや重量の条件が合えば、これまでFBAでは利益の取れなかった体価格帯仕入れ・販売の商品をFBA小型軽量商品プログラムに登録することで、利益を生み出すことも可能になります。
FBA小型軽量商品プログラムの手数料
FBA小型軽量商品プログラムの手数料は、標準サイズとは異なる基準で付けられており、以下のとおり配送パッケージサイズと商品の重量により2種類の配送代行手数料が設定されています。
手数料は、商品の販売価格が1,000円を超えない限り、FBA小型軽量商品プログラムに登録後はずっと適用されますが、販売価格を1,000円以上に設定すると通常のFBA手数料が自動的に請求されますので、価格改定ツールなどを導入している方は設定に注意が必要です。
FBA小型軽量商品プログラムの商品登録方法
FBA小型軽量商品プログラムの商品登録方法はとても簡単です。
まず以下のURLにアクセスしてください(ブックマークしておくと便利です)。
登録方法は2種類あって、最大100点までならクイック登録で、最大50,000点までならテンプレートをダウンロードして登録することが推奨されていますが、そんなに多くの点数を登録することは恐らくないと思いますので、どちらかやりやすい方を使用すればOKです。
クイック登録
クイック登録はウェブ上で簡単に登録することができます。
↓
「商品を登録する」タブをクリックして、「クイック登録+」ボタンをクリックすると登録画面が開きますので、Amazonに登録した商品のSKUを1の空欄に貼り付けて「利用資格の確認」ボタンをクリックします。
SKUを記入し、利用資格の確認ボタンをクリックすると、すぐに右側のステータスに結果が反映されます。
上記は結果の一部になりますが、FBA小型軽量商品プログラムが利用が可能な商品である場合には「利用資格あり」と表示れさますので、SKUの左側のチェックボックスにチェックを入れ「選択された商品を登録する」ボタンをクリックし、ポップアップウィンドウが出たら「確定」ボタンをクリックします。
ステータスが「正常に登録されました」となりますが、実際にFBA小型軽量商品の手数料が反映されるのには多少の時間がかかります。
登録した時間帯によっては、1時間以上かかる場合もありますので、余裕をもって登録するようにした方がいいです。
登録が完了するとAmazonがメールが届きますので、それをもって完了です。
また、FBA小型軽量商品プログラムに登録できない商品の場合は、先ほどの画面にあるとおり「対象外」と表示され、既に登録がある場合は「登録済み」と表示されます。対象外の理由は一番右に記載されますので、そちらをよくご覧になってください。
商品の寸法や重量が対象になっていても、登録された商品の販売価格が1000円を超えていると登録できないことがありますので、その場合は価格を変更後に再度登録し直してください。
最大50000点までの商品を登録
こちらは50000点まで、大量に商品登録をする場合に使用するものですが、1~2点でも利用することができます。
ウェブの方が早いですが、テンプレで登録するのが好きな方はこちらを利用してください。
登録する前に「テンプレのダウンロー」ボタンをクリックし、登録用のテンプレート(CSVファイル)をダウンロードしてください。
すると「Flat.File.SmallAndLightEnrollAndDisenrollOffersRequest._CB516158898_」という名のCSVファイルがダウンロードされますので、そちらを開いて、MSKUと記載のある欄に、登録したい商品のSKUを入力して保存して、アップロードしてください。
アップロード方法は、ファイルの選択ボタンをクリックして、先ほど保存したCSVファイルを選択し、「箱の寸法と重量の要件」にチェックを入れて「今すぐアップロード」ボタンをクリックします。
パソコン環境によっては、ここでいったん画面が暗くなりますが、ページを再読み込みすれば元に戻ります。
FBA小型軽量商品プログラムへの登録には数分~1時間以上かかりますが、時間を見て「再読み込み」ボタンをクリックしてください。
FBA小型軽量商品プログラムへの登録が正常に完了すると「有効化されたレコードの数」にカウントされ、登録が不可の場合は「エラーがあるレコードの数」にカウントされます。
エラーがあった場合には、アクション欄にある「処理レポートを見る」ボタンをクリックすると、理由が記載されたテキストファイルがダウンロードできますので、そちらでエラーの理由を確認することができます。
商品登録を解除する
登録と同じ要領で、FBA小型軽量商品プログラムへの登録を解除することもできます。
やり方は登録とまったく同じです。あまり使う機能ではないと思いますが、必要な場合はこちらで登録解除してください。
登録する際のSKUについて
FBA小型軽量商品プログラムに登録する商品のSKUについて、Amazonでは以下のように推奨しています。
※FBA小型・軽量商品プログラムマニュアルより
既存のSKUを流用するケースもありますが、できれば新たにSKUを登録した方が管理がしやすくなります。
例えばSKUの冒頭に「kogata」などと入れておけば、セラーセントラルの在庫管理画面で小型軽量商品だけを抽出する際にとても便利です。
カートプラスやプライスターといった価格改定ツールを使ってる場合でも、SKUでソートをかけることができますので、そのようにしておくと後々便利になりますよ。
小型軽量商品プログラムに登録できない
明らかにFBA小型軽量商品プログラムに登録できる対象商品にも関わらず、登録してもはじかれてしまう場合は、テクサポに連絡して確認してもらいましょう。
なんらかの理由があって登録できないのか、データにミスがあるのか、確認してくれます。
テクサポへ連絡の際には、ASIN、商品のサイズと重量を伝えておくと対応が早くなると思いますので、必ず伝えておきましょう。
商品サイズを再計量する
これは滅多にあることではありませんが、他セラーが納品した商品が原因でFBA倉庫内で再計量が行われ、FBA小型軽量商品プログラムの対象外にされてしまうことがあります。
その場合、あなたの商品がFBA倉庫に納品されている場合、再計量を申請してみましょう。
セラーセントラルのヘルプ→サポートを受ける→Amazon出品サービス→または、メニューで問題を閲覧する→商品、出品情報、または在庫タブ→他の商品、出品情報、在庫に関する問題の調査と進み、画面に「再計量」と入力すると、以下のように再計量申請フォームが表示されます。
ひと月に再計量を申請できる件数はセラーにより違ってくる可能性はありますが、ASINを入力して次へボタンをクリックすることで申請できます。
申請したらテクサポからの回答を待ちましょう。
FBA小型軽量商品プログラムのの対象商品か確認する方法
FBA小型軽量商品プログラムに登録できる商品なのかを確認するには、まずプログラム登録条件を知る必要があります。
登録条件には、登録可なものと、登録不可なものがありますので、まずそちらの知識を頭に入れておきましょう。
- 商品の包装寸法が、メール便サイズ以内(前ページの配送パッケージサイズ)
- 商品の包装重量が、1,000g以下
- 販売単価が、1,000円以下(プロモーション割引の併用可)
商品の包装重量が1000g以下(1㎏以下)になると対象商品も増えますが、重いものばかりだと小型軽量商品のメリットである、ダンボールに大量に詰め込めることだったり、隙間に沢山詰め込めるということができなくなりますので、よほど利益が大きくない限り、なるべく軽い商品をオススメします。
また、意外に思われるのが温度管理商品が対象外ということでしょうか。
例えばチョコレートなど融解してしまうような商品は取り扱えません。板チョコなんて送りやすいので残念ですが、取り扱いは不可です。
リチウム電池やリチウム電池を含む商品に関しては、世界的に取り扱いに厳しいチェックをされる部類の危険物になり、特に航空便などでは禁止の商品も多く、火災事故を招くこともありますので、取り扱いはできません。
上記に記載はありませんが、「対象外」以外は取扱ができますので、例えば食品だったり、メディアが扱えるアカウントならCDやDVDも対象になります。
セールで安くなっている新品などを小型軽量商品として販売するのもひとつのやり方だと思いますし、本に関しても利用できる卸は実はあったりします。
仕入れ先も工夫することで、他のセラーがやらないような商品の取扱いもできますので、ぜひ探してみてください。
クイックショップの導入
上記のように、商品の寸法と重量でFBA小型軽量商品プログラムの対象となる商品かを確認するのですが、カタログをぱっと見ただけではすぐに判断することはできません。
かといって、いちいち商品登録してSKUをFBA小型軽量商品プログラムの対象商品か確認するのも面倒なので、ここはツールに頼るのがもっとも効率的です。
恐らくあなたも普段使っているであろうkeepaでも確認することができます。
keepaのDataタブを開いて、下の方を見ると「Package – Dimension」という項目があり、そちらが商品の寸法で、その下にある「Package – Weight」という項目が商品の重量になりますので、そちらを見てFBA小型軽量商品の要件に合致するようなら登録が可能です。
しかしkeepaはDataタブを開かないと見ることができないため、ちょっとだけひと手間がかかってしまいます。
そのひと手間が面倒な場合は、クイックショップというGooglechromeの拡張機能を導入することをおすすめします。
クイックショップを導入すると、カタログ上にこのように商品のサイズや重量のほか、ランキングやASIN、JAN情報、利益計算式、仕入れ先などを表示してくれますので、パソコン専用にはなりますが、ひと手間なく確認するにはとても便利です。
危険物かどうかを瞬時に判断する
クイックショップの導入によって、商品の寸法や重量がすぐに目視で確認できても安心ではありません。
小型軽量商品では、利益商品だと思って商品登録をし、その後FBA小型軽量商品プログラムに登録したら、危険物で利用できなかったとか、そもそもFBA納品不可な商品だったという失敗がよくあります。
それを防ぐには、セラーセントラルでASINが危険物かどうか調べたり、納品プランを作成してFBA納品可能か確認したりする必要がありますが、かなり面倒で時間のかかる作業になります。
そんな面倒なことから解放されるツールをご紹介します。
「忍」という有料の拡張機能なのですが、こちらを導入すると、以下のようにFBA納品可能かどうか、危険物かどうかなどを視覚的に表示してくれます。
Amazonのデータから判定していますので、ほぼ間違いはありませんので、安心して使うことができます。
こちらは買い切りで9,800円(税込)になりますが、僕自身も愛用している、今では欠かせないツールのひとつです。
すぐにチェックしたい方は以下より販売ページアクセスしてください。
FBA小型軽量商品をリサーチする
僕の場合ですが、基本的に標準サイズの商品をリサーチ時についでに小型軽量商品をリサーチしていますが、小型軽量商品だけを効率的にリサーチすることもできます。
実はAmazon出品大学にあるFBA小型軽量商品のマニュアル内には、登録可能なASINリストを配布していて、そちらのリストからリサーチをするのもひとつのやり方ですので、ぜひチェックしてみてください。
リサーチ方法に関しては以下の記事をチェックしてください。
また、僕も使っている「雷神」というツールを使ったリサーチも効率的、効果的です。
雷神を使ったリサーチについては以下の記事をチェックしてください。
ちょっと古い記事になりますが、雰囲気は伝わると思います。
商品ラベル貼りを外注する
本記事の主旨からは脱線しますが、小型軽量商品を納品する際に商品ラベル貼りを外注することで、納品時間を短縮することができます。
外注というと外部にお金をかけてやることと思われがちですが、外注先はAmazonです。
Amazonのラベル貼り代行サービスをご存知の方もいると思いますが、このサービスは小型軽量商品でも利用が可能です(以前は使えませんでした)。
1点あたりの料金は10円と格安で貼り付け代行してくれますので、特に大量に小型軽量商品を取り扱う方は利用することをオススメします。
ラベル貼り代行サービスを利用するには、納品プラン作成時に梱包の詳細を開いて「商品のラベル貼付は誰が行いますか?」の箇所をAmazonに変更すればOKです。
サービス利用料は売上から差し引かれます。
ただしサービスを利用するにあたりいくつか注意点があります。
- ラベル貼付代行サービスを利用しない他の商品と同梱できない。
- JANが無い商品や、セット商品はラベル貼付代行サービスを利用できない。
以上の2点だけご注意ください。
ラベル貼付代行サービスを利用することで、仕入れた商品をダンボールから出して、そのまま輸送箱にざざーっと流し込むだけという最高の時短をすることができます。
時間は有限ですので工夫してうまく節約していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
FBA小型軽量商品プログラムを利用することで、多くのメリットを享受することがお分かりいただけたかと思います。
小型軽量商品だけを取り扱うのもいいですが、標準サイズの商品と組み合わせて利用することで、そのポテンシャルを発揮すると僕は思っていますので、配送料対策にもぜひ活用してほしいなと思います。
Amazonには多くの小型軽量商品のカタログがありますので、根気よくリサーチしてみてくださいね。