こういったお悩みにお答えします。
どうもです、ちゃんやまです。
僕は普段から、食品や消耗品といった商品をメインに仕入れをしています。
そういった商品の中には、毎月決まって売れていくリピート仕入れ品もあれば、季節ごとに売れる商品もあります。
日本には四季があって、そしてさらに細かく12ヶ月に区切ると毎月なんらかのイベントがあって、それぞれに売れる商品があります。
そういった商品を毎年決まって販売することで利益を上げることができます。
ですが、そういう商品は多くのセラーが注目していますので、当然ながら価格競争に陥りやすいデメリットがあります。
しかし、そのデメリットをメリットにする考え方や、そういった価格競争を避ける方法も実はあります。
本記事では、毎年決まって季節ごとに売れる商品を、多数のセラーの群がりによる価格競争を避けつつ、利益をしっかり出す方法を解説します。
季節ごとに売れる商品で稼いでみたい方はぜひ参考にしてみてください。
また、あらかじめお伝えしておきますが、ちゃんやまのせどりスタイルは食品や消耗品がメインになりますので、季節ごとに売れる大型家電(暖房器具や扇風機など)の取り扱いはありません。
そういった商品は、特に中古品で利益を出すことはできますが、大きさを考えると副業向きではないと個人的に考えておりますので、そういう商品に関する情報を知りたい方は、他のブログ記事を参考にしてください。
せどりで季節ごとに売れる商品、食品を毎年リピート仕入れ販売して稼ぐコツ
ここからは、季節ごとに売れる商品で、価格競争を避けつつ利益をしっかり出す方法を解説していきます。
ちょっとしたコツではありますが、案外できてない人も多いので、知ればあなたもきっと稼げるようになるかもしれません。
ぜひ覚えていってください。
イベントを把握する
利益を出すコツを知る前に、季節ごとのイベントごとを把握しておく必要があります。
また「季節ごと」だけでなく、それぞれの月ごとにイベントがありますので、そのすべてを把握しておくことで、毎月なんらかのリピート商品の仕入れに繋げることができます。
僕はそういった商品をエクセルで月ごとに商品管理をしています。
一度作っておくと、あなたのお宝リストになっていきますのでオススメですよ。
では、具体的に月ごとのイベントを見ていきましょう。
- 正月
- 成人式
- センター試験
- 節分
- バレンタインデー
- 早い人は花粉症
- ひなまつり
- お彼岸
- ホワイトデー
- お花見シーズン開始
- 入学式、入社式
- 新生活
- イースター
- こどもの日
- ゴールデンウィーク
- 立夏
- 母の日
- 梅雨
- 父の日
- 七夕
- 夏祭り
- 花火大会
- お盆(7月盆地域)
- 暑中見舞い
- 冷やし中華
- お中元
- 夏祭り
- お盆(8月盆地域)
- お中元
- 暑さ対策
- 残暑
- 月見
- ハロウィン
- 運動会
- 秋入り
- 七五三
- 紅葉
- 寒くなってくる
- クリスマス
- 忘年会
- お歳暮
- 大掃除
- 雪の心配
- 帰省
ざっと挙げてみましたが、いかがでしょうか。
まだまだ色々とあると思いますが、それぞれのイベントごとに売れる商品ってありますよね。
例えばスーパーやショッピングモールに行けば、イベントが始まる前に商品が陳列されますので、どんなものが売れるのか把握できると思います。
そして、イベントごとにどんな商品が売れてるのか、想像、あるいはネットや現場で実際に見てみて研究してみましょう。
例えば正月なら、冬休みで子どもがたこ揚げしたりコマ回ししたりカルタで遊んだりとか。
バレンタインなら勿論チョコレートですが、プレゼント用に香水も売れてるのではないかとか。
11月寒くなってきたら、ホッカイロとか湯たんぽなんかが売れ始めるのではないか、とか。
実際にAmazonで商品カタログを見てみて、keepaの波形を1年に広げてみて見ましょう。
その季節、イベント時期になると急に売れ行きが上がってるものがあるはずです。
その中で利益が取れそうなものを見つけたら、自前の利益商品リストに登録しておきましょう。
たったそれだけの行動で、ライバルと大きな差がつきますよ。
ちなみに、季節ごとのイベントはGoogleで検索すればこういうウェブサイトが沢山出てきますので、参考にしてみてください。
季節ごとに売れる商品の注意点
季節ごと、イベントごとに売れる商品が分かって、よし!とやる気になった人もいるかもしれません。
しかし、注意事項があります。
それは「誰もが見つけやすい商品」は、すぐにセラーが群がって、価格競争になりやすい、ということです。
こちらの商品をご覧ください。
これは、11月にイオンで撮影したものです。
イオンは全国にありますので、当然この商品も全国で目にすることができますし、イオンだけでなくカルディなどでも普通に販売されています。
keepaで波形を見てみましょう。
注目してほしいのは、一番上の赤いグラフと、一番下の青いグラフです。
赤いグラフは価格の推移を、青いグラフは出品者数の推移をあらわしていますが、11月に入ったとたんに出品者数が急増し、同時に価格が大幅に下落しています。
このような商品を僕は「地獄商品」と呼んでいます。
なぜこのようなことが起きるのか。
それは、日本全国のセラーが、
- 同時多発的にリサーチし
- 同時多発的に仕入れ
- 同時多発的に納品する
からです。
イオンやカルディのような全国にある店舗や、誰でもアクセスできる楽天市場やYahoo!ショッピングで、誰の目にも飛び込んでくる、しかもリサーチした瞬間はライバルセラーがいない状態で爆益ときたら、そりゃ誰もが仕入れたくなりますよね。
でもそれ、全国でみーんな同時期にやってるんです。
そしてもうひとつの要因として、価格改定ツールの存在もあるでしょう。
誰かが1円でも下げたら、大勢がそれに追随します。
販売価格の急降下はそれが原因です。
では、このような商品は危険だから取り扱わない方がいいのかというと、決してそうではありません。
僕なりに考える対処法を2点お教えします。
対処法①:自己発送で売る
多くの人がFBA倉庫に商品を送ってますので、あえて自己発送で販売することでスピード勝負に勝つ方法です。
実は、季節商品でトレンドになるようなものは、自己発送が最も強かったりします。
配送にはパートナーキャリアを使えば、比較的安く送ることができるでしょうし、条件がクリアできればクリックポストでも送れます。
対処法②:FBAを使うなら超速攻で
どうしてもFBAを使いたいという方は、とにかくスピード勝負で、とにかくすぐに納品しましょう。
店舗仕入れなら、その日にヤマトセンターに持ち込むくらいの気合が必要ですし、1日でも遅れれば、ライバルがどんどん現れます。
そしてその際、縦積みし過ぎないことも大事です。
多過ぎない量をすぐに納品して、初期段階で売り抜いて止めるのがベストです。
なぜかというと、以下の画像のようになるからです。
これはさきほどのカウントダウンカレンダーですが、前年11月高値だった商品がどんどん下落していった結果、売り残ったまま旬の時期が過ぎてしまい翌1月末になっても売れ残ってる状態です。
価格も仕入価格と同等程度にまで落ち、完全に大赤字ですね。
このような状況に陥らないように、以下の点を必ず守ってください。
- 仕入れたら高いうちに自己発送で販売する
- FBAで販売するなら速攻納品する(なんならその日に)
- 縦積みし過ぎない
特に季節トレンド品の縦積みはとても危険ですので、止めておきましょう。
過去の状況を必ず確認する
季節ごとに売れる商品を扱うときに大事なことのひとつに、keepaで昨年の波形を確認することがあります。
過去の波形の動きを見て、今年の動きを予測するということですね。
勿論、その年の環境やせどり参入者の数にも左右されますし、誰かがその商品情報を発信したことで急増するといったイレギュラーもありますので、100%同じにはなりませんが、ある程度の傾向はつかめると思います。
ポイントは以下のとおり。
- いつセラーが販売を開始し始めたか
- 初期段階では幾らで売られていたか
- セラーが増えはじめるのはどのくらいの時期からか
- 価格が下落するのはどのくらいの時期からか
- その後価格の上昇はあるのか
- 価格は下落しっぱなしなのか
こういったことをkeepaの波形を見て観察してください。
そしてその商品の性質を知ることが大切です。
さきほどのカウントダウンカレンダーのように、季節が過ぎたら下落の一途をたどるのか、それともその後価格が上昇していくのか、それを知るだけでも大きな知識の蓄積になります。
季節ごとに売れる商品は前倒しでリサーチ
季節物商品を仕入れるときに注意すべきは、季節やイベント当日にリサーチしていたのでは遅いということです。
早い人だと、2ヵ月前にはリサーチを始めているし、場合によってはもう仕込み始めています。
誰よりも早く商品を察知して仕入れるためには、前倒しでリサーチすることが重要です。
イベント当日に仕入れても大丈夫なものもありますが、ものによっては価格の下落が始まっていたりしますので、早めの行動でいきましょう。
地域によって季節感のズレがある
当たり前のことですが、日本は南北に長い国ですので、沖縄の冬と北海道の冬は違うし、桜開花の時期も地域によって全然違います。
春の訪れが日本全国一緒みたいな頭で臨むと、季節物商品のおいしい仕入れ販売はできません。
特に冬物や夏物は地域によるズレがかなり生じますので、慌てて売り切らない工夫も大事です。
例えばですが、夏によく売れる「浮輪」は、たしかに夏に一番売れますが、実は冬にも売れる商品だったりします。
しかも冬の方が値段が高い。
なぜなら、冬になると店頭には浮輪は季節外れで売ってないから、ネットで高値であっても購入されるからです。
また、お花見の時期も沖縄と東京と北海道ではまったく違いますので、その際に欲しい商品が売れる時期も違ってきます。
このように、季節感のズレを利用して稼ぐこともできますので、色々と商品を見るクセをつけていきましょう。
その際、keepaの過去の波形は大いに役立ちますので、必ずチェックしてください。
過去に販売した季節物商品を見直す
上記で解説したように、過去にセラーが群がって大価格競争(価格破壊)が起こってしまった商品はその翌年どうなるのか。
考えてみたこと、確認してみたことってありますか?
商品にもよりますが、たいていの場合、過去の価格競争がトラウマになって見もしないセラーが実は多かったりします。
勿論、数名のセラーでも競争が起きたりしますが、ライバルセラーが極端に少なくなったり、あるいは全くいなくなったりすることもあります。
ですので、過去にセラーが群がって価格競争が起きた商品であっても、SKUは消さずに翌年もしっかり観察・確認をしましょう。
もしかすると、あなたと数名のセラーだけが、その年おいしい思いをするかもしれません。
皆が見ないような季節系商品を探す
先ほど1~12月のイベントをいくつか列記しましたが、他にももっと細かく色々とあると思います。
その中で、他の人があまり注目しないようなイベントであったり、注目しないようなカテゴリだったりをリサーチすると、ライバルが少ない商品に出会うことがあります。
勿論、ライバルセラーにセラーリサーチをされてしまったら真似されちゃいますが、少なくとも初期段階ではあなたが独占的に販売できるかもしれませんし、その後も数年は大してライバルも増えずに、平和に売っていけるかもしれません。
僕のメルマガでは常々「視点をズラす」ことを大切にするように発信してきていますが、人が見ないところを見ることであったり、人がやらない売り方をすることは長くせどり物販を続けていくうえで、とても大切なことですので、強く意識していきましょう。
売り方を変える
最後は、売り方を変えるという方法です。
これは、取り扱う商品が複数個売れそうなものであれば、複数個セットカタログを作って販売してしまうという方法になります。
自分でカタログ作っても広告とかかけないと売れないのでは?と心配する声も聞こえてきそうですが、大丈夫です。
季節系の商品というのは、その季節になるとランキングが急上昇しますので、その時点で商品名のキーワードはSEO的に強いものになっています。
ですので、複数個セットカタログを作っても、ちゃんと検索されますので、需要があればだいたい売れます(約束するものではありません)。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
季節ごとになにが売れているのかを把握し、人と違う行動を取ることで、ライバルセラーに気付かれずにしっかりと利益を出すことができます。
目の前にある季節商品が、いかに物凄い売行きであったとしても、その商品がどういう性質を持ったものなのかを想像して、時には仕入れない判断をすることも大切です。
「地獄商品」を仕入れないように気をつけながら、ライバルの少ない、いない季節商品をぜひ探してみてください。