せどりと転売は違うもの?殆どの人がしている3つの勘違いを解説します

せどりと転売を区別する人いるけど実際はどうなの?他にも勘違いしてるようなことってある?勘違いしてるとどんなデメリットがあるの?

こういった疑問にお答えします。

 

どうもです、ちゃんやまです。

せどりに限らず物販に関わっている人の多くが、実は勘違いしていることがいくつかあります。

X(旧Twitter)でもたびたび話題になりますが、例えばせどりと転売の違いなんかが挙げられますが、あなたはその違いちゃんと説明できますか?

それについてはちゃんと説明できなくても大きな問題にはなりませんが(記事にしちゃってるのはまずいと思いますが)、そもそも勘違いしていることでデメリットとなるような勘違いも実は存在します。

せどりや物販に限ったことではありませんが、物事を正確に知らないことで、間違った方向に進んでしまうことは多々あり、そのせいで本当は正しいことが間違った伝えられてしまったり、勘違いすることで損をすることがあります。

本記事では、そんなせどらーや物販に関わる人がよく勘違いしていることと正しい知識について解説します。

 

せどりと転売は違う?殆どの人が勘違いしている重要なこと

ここからは、せどらーや物販に関わる人の多くがよく勘違いしている重要なことを解説していきます。

冒頭にも書きましたが、新品・中古に限らず、正しく知らないことは恥ずかしいことでもありますし、物事を歪めて伝えてしまうことにも繋がります。

本記事で解説する勘違いしやすい物事を正しく理解して、正しく伝えていくように願っております。

 

せどりと転売は違う?

俗にせどりをする人のことを「せどらー」、転売をする人のことを「転売ヤー」と呼ぶ傾向がありますが、その違いはなんのか説明できますか?

結論から言えば、せどりも転売も同じというのが僕の答えです。

せどりは、安く仕入れた商品を多くの場合Amazonで販売されている価格で販売することで、転売は限定品などを店頭販売価格で仕入れて(同時に買い占めることも)倍以上の高額で販売することなどと解説されていることも多いですが、これは全く勘違いです

安く仕入れるというのは、恐らく安く売られている中古品であったり、セール品などのことを指すのだと思いますが、それだけがせどりの手法ではありません。

食品を通常の価格で仕入れて、Amazonの手数料や配送料と利益を上乗せした上で販売することもそうですし(結果的に店舗の価格の2倍になることもある)、廃番になる商品を回収して寝かせてごじつ倍以上の値段で売ることも「せどり」のジャンルのひとつです。

つまり、商品を小売店で買ってきて、Amazon他ECサイトなどで転売することを「せどり」というわけで、せどりと転売が違うということは全くありません(せどりにもルーツがありますが、現在ではそのように使われるのでここでは割愛します)。

しかし、それを区別したがるのには理由があります。

簡単に歴史を解説すると、元々せどりというのは、古くは「古本せどり」からスタートしています。

そこから中古家電やメディア、新品商品などに派生し、小売店から商品を買って転売できるものであれば全てがせどりの対象となりました。

その販路はAmazonが殆どですが(近年ではメルカリなども)、一方で限定品を買ってきて寝かせて高額で転売する手法も存在していましたが、せどりとは人種が違うというか、完全に住み分けられていたものだったと認識しています。

それがなにかというと、スニーカーやブランド品などの転売です。

いつから行われていたか正確には知りませんが、日本だけでなくアメリカなど海外でも行われている、いわゆる投機的な転売手法で、数万円で買った数量限定のものを数十万円で販売するようなやり方です。

Amazonを販路としたせどりは、僕自身は2014年からやっていますが、当時から数年後くらいまではそのような手法は、いわゆる当時のせどりの中には無かったように記憶しています。

廃番品に関しては、高値でも購入されることが分かってから、ひとつの販売手法として取り入れられるようになりましたが、当時はそれほど一般的ではなかったように思います。

せどりに投機的な要素が色濃く入ってきたのは、おそらくレゴやガンプラ、アイコスなどだと思いますが、近年ではトレーディングカードも投機要素が強くなりましたし、その他では期間限定で販売される食品なども高値で転売されることが多くなったりもしました。

近年では販路はAmazonだけでなく、メルカリなどのフリマアプリも登場していますが、昔と今の違いはそういった商品を転売するのが、せどらーだけでなく、せどりを知らない普通の人たちも加わったことじゃないかと思います。

携帯やスマホのMNPもそうですが、いわゆる一般人のお小遣い稼ぎとして、手軽に販売できるフォーマットであるフリマアプリの登場もあいまって広がったのだと思います。

コロナ禍のマスクもそうでしたが、せどらーや小遣い稼ぎの人たちのそうした行為が目立つようになり、それがメディアなどで取り上げられ、一般的に嫌われる存在として「転売ヤー」と呼ばれるようになりました。

しかしこの「転売ヤー」という言葉は、僕がせどりを始めて入会したせどりスクール内で2015年時点ですでに使われていたので、恐らくメディアがネットで調べて使っただけのことかなと思います。

一方で、限定品発売日に朝から並んで買い占めて高額転売することで、本当に欲しい人の手に正規の金額で手に渡らないようなことは、せどらーから見ても迷惑行為と映るようになり、そんなものと一緒にされたくないと思うような人は少なからずいたはずです。

それが「せどり」と「転売」を区別したがる本質的な理由だと僕は思います。

一緒にされて白い目で見られたくない、という思いが強くなるのも無理はありません。

色々な主張があるとは思いますが、いずれにしても小売店で商品を購入して、他所で転売するということにおいては、せどりも転売も同じで、他の人から見ればどっちも同じってことだと思います。

 

定価に関する勘違い

よく「定価より高い」とか「定価以上で売られてる」「この商品の低下は〇〇円だ」なんて言い方をされると思いますが、せどりに限らず、そもそも定価の意味を勘違いしているケースがとても多いです。

では「定価」とはそもそもなんなのか。

「定価」とはその名の通り定まった価格のことで、値引きもできないし、高値で売ることもできない商品につけられるものです。

本来商品価格は小売店が好きに決めてよいのですが、独占禁止法の例外として、書籍、新聞、CDやDVDなどのメディア商品(カセットテープやレコードも含む)がいわゆる再販売価格維持制度により価格の拘束が認められており、その拘束された価格のことを定価と呼んでいます

ちなみに、中古品や電子書籍に関しては再販売価格維持制度の対象外になってます。

再販売価格維持制度

著作物の再販制度(再販売価格維持制度)とは、出版社が書籍・雑誌の定価を決定し、小売書店等で定価販売ができる制度です。 独占禁止法は、再販売価格の拘束を禁止していますが、1953年の独占禁止法の改正により著作物再販制度が認められています。

 

上記の商品以外のものについては、基本的に小売店が自由に設定してよく、メーカーが価格を拘束することは、原則として独占禁止法により禁じられています。

それらの商品に付けられる価格のことを希望小売価格やオープン価格、参考小売価格などといい、以下のような意味で使われてます。

  • 希望小売価格:メーカーが小売店に対して希望する販売価格で実際の販売価格に拘束力はない
  • オープン価格:メーカーが自社製品の価格を決めずに小売店が自由に販売価格を設定できるもの
  • 参考小売価格:メーカーや卸売業者が小売店に対して、メーカー自身で設定して提示する価格で、且つカタログやパンフレット等の紙媒体に記載するなどして商品を扱う小売業者に広く提示されている場合の価格。販売価格に拘束力はないが、参考価格より安く売るとお得に感じてもらえる効果あり。

 

いずれにしても、販売価格に拘束力はありませんので、小売店が幾らで売ろうが自由ということになります。

ですので、「定価は〇〇円なのに、〇〇円で売るなんておかしい!」みたいなのは、実はこれらを全く知らない人の言い分ということになります。

ただ、一般的にはあまり知られていないことなので、勘違いしてしまうのは仕方のないことではありますが、知らないがゆえにいらぬ口撃を生み出してしまっていることも事実です。

ですが、せどりを含む商売をしている人がこのことを知らないのはさすがにマズいなと僕は思います。

それはせどらーであろうなんだろうとそうです。

定価と希望小売価格の違いくらいは、しっかり理解しておきましょう。

余談ですが、再販売価格維持制度はときどき見直されていて、かつて定価だった商品が対象外となることもあります。

たとえば、一部の化粧品、一般用医薬品の一部などが平成9年に再販売価格維持制度から取り消されたことがあり、書籍などの著作物に関しても平成10年の段階で廃止の方向で検討されるべきであるとして検討されています。

現段階ではまだ再販売価格維持制度は継続中ではありますが、この先廃止される可能性もあるということになると、「定価」という言葉自体が無くなる可能性もありますね。

詳しくはコチラの文章を参考ください。

再販売価格維持制度の見直しについて

 

ちなみに、メーカー仕入れ商品をAmazonで販売していて、メーカー側から販売価格を守るように通知された経験がある人もいると思いますが、メーカー側が売れ残りの在庫を引き取ることを前提としない限り、基本的には独占禁止法に抵触する行為ではないかと僕は思ってます。

売れ残りの返品を前提としてメーカー指定の価格で販売するような形態をとってるセラーはほぼいないと思いますが、逆にそれを指摘すると契約を切られる恐れがあるため、言えないというのが実態なような気もしています。

また、Amazonでは、セラーが販売価格を低くし過ぎたり、高くしすぎたりするとカートボックスが消えてしまい、売行きに影響を与えることがよくありますが、こうした仕様も、暗に価格を統制しているような行為に見えるため、疑問が残りますね。

 

コストコに対する勘違い

この記事を執筆している数日前の話になりますが、X(旧Twitter)でポストされた内容が話題になりました。

新規オープンしたコストコの様子を撮影した動画や画像で、ある商品に群がる様子を、転売ヤーが群がってるとかカゴに大量に転売用の商品を詰んでるというような内容でポストされておりました。

この何が勘違いなのかというと、ズバリ「転売」という言葉です。

コストコで商品を買ってAmazonなどで販売する行為は転売には当たりません。

コストコの正式名称は「コストコホールセールジャパン」といい、ホールセールとは卸売りという意味で使われています

コストコのオンラインサイトにもはっきりと記載されています。

コストコについて

抜粋すると「コストコは、小規模ビジネスを対象に展開してきました。再販業者は仕入れ価格を抑えられるだけではなく、ビジネス用品を低価格で購入することができます。個人会員の方にも、様々な商品のお買い物をお楽しみいただいています。」とありますね。

元々個人会員よりも、再販業者も低価格で製品を卸売しているため、コストコがそもそもどういう店舗なのかがよく分かります。

ちなみに、コストコの商品はスーパーの一角にもおいてありますし、コストコ商品専門のスーパーだって存在します。

彼らはコストコで製品を仕入れてきて、自分のお店で再販しているということになります。

コストコ自体が元々そういう店舗なので当然ですね。

これを「転売」というのは単純に無知がゆえだと思いますが、僕個人が危険だなと感じるのは、そういったことに何の疑問も抱かずにいいねをしたりリポストしたり同調することです。

SNSは便利ですが、そういった無知を背景に表現された事実ではないことが、事実として独り歩きしてしまうのもSNSの大きな特徴でもあるので、改めて気をつけたいなと感じた次第です。

 

まとめ

以上、勘違いしやすいことを3つ挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか。

特に、商品を販売するような立場にある場合、こうしたことを正確に知っておくことはとても大事なことだと思っています。

逆に知らないことで損をすることは勿体ないとも言えますし、勘違いが勘違いを生むこともあまりいいこととは言えないと思います。

特に「定価」に関しては法的な話でもありますので、特に理解が必要ですし、使い方を間違ってはいけない分野です。

ついつい「定価」と言ってしまうのはクセによるものだと思いますが、今後は正確に表現してほしいなと個人的は思うところです。

 

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東京在住のアラフィフです。「メーカー仕入れ」「問屋仕入れ」「リサーチ、納品、販売の自動化」で時間をかけない、効率化された「楽ちんスタイル」のせどり・物販情報を発信しています。誰にも縛らない自由な時間を楽しんでいます。