本記事では、こんな疑問にお答えします。
初心者から上級者まで、有効なリサーチ方法として認知されているセラーサーチですが、行き過ぎたセラーリサーチにより自分のショップの商品をほぼパクられた!なんて話をよく聞きます。
セラーサーチ自体、決して悪いことではありませんが、やり過ぎると、嫌われるものです。
しかし、セラーリサーチ自体は決してなくなることはありません。
果たして対策法はあるのか、まとめてみました。
セラーリサーチのやり方とメリット、デメリット
本題に入る前に、セラーリサーチについて解説したいと思います。
確実に利益商品を探すには、既に販売されている商品を見れば手っ取り早いということで、よく初心者向けにノウハウを発信されていることが多いですね。
セラーリサーチのやり方
まず、商品のカタログページから、赤枠で囲った部分 新品の出品: をクリックします。
出品者一覧が表示されました。
※セラー名とIDは黒塗りで伏せてあります。
ここで評価数に注目して欲しいのですが、せどらーの場合は、2桁、3桁くらいの評価数が多いので、その辺を狙っていきます。
適当に、せどらーとおぼしきセラーを選んで、セラー名をクリックしてください。
クリックすると、ストアフロントと呼ばれる、セラーの情報ページが表示されます。
そこには、特商法の表示や評価内容、取扱商品が掲載されています。
ストアフロントの真ん中よりも下くらいに、上記のような箇所があって、そこに >すべての表示 とありますので、そこをクリックしてください。
すると、このように商品一覧ページが表示されます。
基本的に、人気順に並んでますので、あとは順に見ていくだけの作業です。
注意点としては、商品名をクリックして出てきた商品カタログには、そのセラーしか販売表示されておらず、相乗りしている他のセラーは非表示になっています。
ですので、出てきた商品カタログから、いったんモノレートに飛んで、そこから再度Amazonカタログを開いてください。
すると、通常の状態のカタログが表示されます。
セラーリサーチ対策を講じてるセラーのリサーチ方法
セラーによっては、上記のkeepaの表示を見ると分かる通り、Amazonが販売している商品カタログを大量に登録して、自分の扱っている商品をカムフラージュする人もいます。
だいたい5千とか1万件のデータを一気にアップロード納品するんですが、そうやってカムフラージュすると、セラーリサーチする側が辟易としてしまって、途中で止めるだろうという目論見なんです。
しかし、そんなカムフラージュは簡単に突破できます。
Googleの拡張機能で、ショッピングリサーチャーというのがあります。
この拡張機能を導入することで、上記画像のように、商品一覧ページにkeepaのグラフが表示されるようになります。
keepaのオレンジ色の帯がAmazonが販売している印なので、オレンジの帯のないものを見ればいいのです。
また、Amazonが販売しているカタログに相乗りするには、彼らは自己発送として高値で相乗りしています。
このような商品を
上記がAmazonの価格で、下記がそのセラーの価格です。
自己発送で高値で相乗りしています。
万が一売れたとしても、Amazonで仕入れて発送すればいいので、リスクも低いです。
こういう商品が、彼らカムフラージュセラーが実際にFBAで販売している商品になります。
keepaのグラフを見てもAmazon出品無し。
販売価格の横にもプライムマークがついています。
あとはこういった商品を探していくだけなので、いくらカムフラージュしてるからといっても、簡単に突破出来ちゃいますね。
拡張機能、ショッピングリサーチャーを未導入の方はこちらから。
また、keepaを使った方法もとても便利です。
商品をパクられた時の対策法
さて、わんぱくなセラーに運悪くロックオンされてしまった場合、何か対策はあるのか。
正直言って、ありません!笑
楽天やヤフショで電脳仕入れしている以上、仕入れ先はすぐ分かっちゃうんですよ。
つまり「電脳せどり」をしている以上、仕入れ先は、わんぱくなセラーには丸わかりという訳です。
しいて言えば、新しいアカウントを作ることくらいですが、それでもまたロックオンされたら終わりですよね。
わんぱくセラーのある特徴
対策になるかどうか分かりませんが、仲間と話してる中で、わんぱくセラーのある特徴を見つけました。
そういうセラーが扱ってる商品って、楽天などのネットショップやGoogleで検索して簡単に出てくるものばかりなんですよ。
つまり、問屋とかメーカーはほとんどやらない(一部強いわんぱくセラーもいますが)。
簡単に検索で見つからない商品はやらない。
取り扱い商品を見てて分かったことです。
となると、対策法は
- 卸問屋、メーカー仕入れを取り入れる
- OEMを取り入れる
- 店舗仕入れも取り入れる
- アパレルなど分かりにくいものを扱う
- ヤフオクやメルカリなどから仕入れる
- 中古品を取り扱う
- 楽天などポイントを意識した、薄利の仕入れも取り入れる
- ショップ名の横に(わんぱく禁止)と記載する
思いつく限り、このくらいですかね。
メーカー、OEMというとちょっとハードルが高いかもしれませんが、問屋ならいけます。
ネットには個人でも簡単に利用出来るような問屋さんって沢山ありますので、リサーチしてみるといいですよ。
現金決済になるのがデメリットですが、真似されにくい商品を扱うなら、問屋が一番です。
実際、僕が扱ってる問屋とメーカーの商品はわんぱくなセラーはあまり追ってきません。
というか、出来ないです。
仕入れ先が分からないので。
資金的に余裕が出てきたら、問屋、メーカーもやってみるといいですよ。
もうひとつ気が付いたこと
仲間と話していて、もうひとつ、ある特徴に気が付きました。
取り扱っている商品の殆どが、「高回転」で「群がってる」商品ばかり。
ひとつの商品に10人、20人とかざらなんですよ。
しかも価格競争になってるものばかりで、薄利な商品が凄く多かったです。
なので、取扱点数のわりに、大して儲かってないんじゃないの?
と勝手に推察してみました。
だから、新たな商品をどんどん取り入れて、赤字の補填を繰り返してるのではないかと。
実は、自転車操業野郎なんじゃないかと。
勝手な推測ですが、そう思うと笑えてきますよね。笑
まあ、丸パクリされた方は笑えませんが、対抗するには、先ほど挙げたような方法を現状のせどりにプラスアルファしていく、これが一番かと思います。
セラーリサーチメリット、デメリット
冒頭でも書きましたが、セラーサーチ自体、ノウハウとしては、決して悪いことではありません。
初心者が、キーワードを見つけやすいですし、そこから派生をして商品を探す最初の入り口にもってこいです。
また、上級者であっても、リサーチに詰まった際に参考にすることもあります。
しかし、やり過ぎはいけません。
乱暴なセラーがやっていることは、自分では全くリサーチをせずに、人の商品ばかりを頼りにパクりまくるスタイルです。
いわば、僕らは彼らのリサーチ部隊そのもの。
まるで外注化しているがごとくです。
しかも、お金をもらうどころか、相乗りされて利益が減るばかり。
酷いことに、彼らは、一度食らいついたらとことんパクりまくるというところです。
更に酷いことに、そこにコバンザメのように他のわんぱくセラーもくっついてくることなんです。
こうなったらもうお終いです。
そう、価格競争の始まり。
その場合は、その時点では諦めて、自分も値を下げて売り切りましょう。
彼らがすぐにいなくなりそうなら、静観するのもいいですが、経験上、簡単にはいなくなりません。
むしろ、我々を追い出そうとするくらいの勢いもあります。
そうなったら、いったん引き上げて、時期を待つのが得策です。
数か月後に改めて見ると、元に戻っていることはよくあることです。
自分で商品を見つける力をつける
人の商品ばかりをパクるやり方には限界があります。
なぜなら、自分自身もコバンザメを引き付けますので、回転のいい商品もそうでなくなり、価格競争に陥り、自身の利益も目減りしていくからです。
悲しいかな、彼らはそこに気が付いていません。
いずれ破綻すると僕は思っています。
それよりも、せどりでも何でも自分で商品を見つける力を付けることが大切です。
それが身に付けば、どうなってもやっていけるからです。
わんぱくな連中にやられても、他に探す力があれば、何とでもなります。
そこから、卸問屋やメーカー仕入れに発展させてもいいでしょう。
また、わんぱくなセラーがやりたがらない中古に目を向けてもいいでしょう。
せどりという狭い枠の中で暴れ回ったところで、しょせん頭打ちです。
もっと広い視野で、もっと先を見たリサーチをして欲しいなと心から思います。
わんぱくな連中に負けないように、前を向いていきましょう。