【keepa】Amazonのカート取得率を確認する2つの方法と追加仕入れ判断

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Amazonのカート取得率の確認方法を教えてほしい。セラーセントラルからだと面倒なので他に方法はない?商品の在庫が切れた時に再度納品するか迷うんだけど判断する方法はある?

こういった疑問にお答えします。

 

どうもです、ちゃんやまです。

Amazonで商品を販売していると、その他複数のセラーと同じ価格にしているのに、自分にカートボックスが回ってこなくて困ったりしませんか?

多くの情報では、同価格で販売しているのなら基本的にカートボックス取得率は同じ、という風に書いてあるものの(基本的な考えとしては正しいです)、実際には自分に殆ど回ってきないと感じることも多いでしょう。

しかしただ「感じる」のではなく、実際どうなのか具体的な数字を見ることで判断することができます。

本記事では、Amazonのセラーセントラルと、keepaを使ったカートボックス取得率の確認方法を解説します。

また、多数のセラーと同じ商品を販売していた場合、あなたの在庫が切れた時の、在庫補充の判断に関しても触れつつ、カートボックス取得率を上げる方法についても解説します。

数字を知ることで、無駄な在庫補充をせずに済みますし、またなんとなくの雰囲気だけで判断することが無くなりますので、Amazon販売における失敗を減らすこともできますので、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

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Amazonのカート取得率を確認する2つの方法

ここからは、Amazonのカート取得率を確認する2つの方法を解説します。

2つの方法とは、AmazonのセラーセントラルGooglechromeの拡張機能keepaになります。

それぞれ見方が変わってきますので、状況に置いて使い分けするとよいでしょう。

keepaを導入していない方は以下を参考にインストールしておいてください。

keepaを導入する

 

確認する方法①:セラーセントラル

セラーセントラルでカートボックス取得率を確認するには以下の手順で行います。

①セラーセントラルのメニューから「レポート」をクリックし「ビジネスレポート」を選択。

 

②ビジネスレポートが開いたら、メニューから「詳細ページ売上・トラフィック」をクリック

 

③閲覧したい期間の範囲を入力(販売中ならそのままでもOK)し、CSVでダウンロードするか、そのままウェブ上でも閲覧できます。

 

④CSVファイルをダウンロードし場合はM列にカートボックス取得率が表示されていますので、該当ASINの数値を確認してください。

 

⑤ウェブ上で閲覧する場合は「おすすめ商品(ショッピングカートボックス)の割合」という項目で、該当ASINの数値を確認してください。

 

このようにして、期間別のカートボックス取得率をパーセンテージで確認することができます。

しかし、この数字はあくまであなたのアカウントに関する数字になりますので、他セラーの状況は加味されていません。

仮にカートボックス取得率が一見高そうに見えても、実はライバルセラーの方が高い数字かもしれませんが、セラーセントラルではそこまで確認することはできません。

そこで、他セラーとのカートボックス取得率を確認するために、Googlechromeの拡張機能であるkeepaを使ってみましょう。

確認方法は次項で解説します。

 

確認する方法②:keepa

keepaでの確認方法は以下のとおりになります。

keepaのグラフ上部のDataタブをクリックして「Buy Box Statistics」をクリックして開くと「won」のところにセラーごとのカートボックス取得率が表示されます。

ここで自分のアカウントがどのくらいの取得率であるか確認することができます。

 

keepaではこの方法で確認することができますが、注意点がひとつあります。

それは、データを見る時期によって数字が変化する、ということです。

データの右側にある「Last won」の部分を見ると、最後にカートを取得した日時が表示されています。

データ自体は現在進行形で動いていますので、在庫が切れてある程度期間が経ってしまうと、カート取得率の数値も低くなってしまいますので、この数値を参考にする場合には、在庫があるうちに見ておくのがベストです。

 

Range in days」の部分を見ると、30日~365日の4つの期間別で見ることもできます。

在庫が切れてある程度期間が経ってしまった場合は、Amazonのセラーセントラルの数値を確認してみましょう。

その数値と現在の数値と他セラーの数値を比較してみて、十分にカートが取得できているのか確認することができます。

 

商品在庫が切れた時に再度仕入れて納品するか判断する方法

では、セラーセントラルのショッピングカートボックスの取得割合と、keepaの数値を参考にして、商品の在庫が切れてしまった場合に再度仕入れて販売するかどうか判断する方法を解説します。

この方法は、特に同額で販売するセラー数が多い場合に役に立ちます。

ライバルセラーが沢山いればいるほど、また仕入れようかどうか判断するのが難しいので、なんとなく追加仕入れをしない判断をしてしまいがちですが、セラーセントラルとkeepaの数値をしっかり見ておけば、実は勿体ない判断をせずに済むということです。

つまり、本当はあなたが一番カートボックス取得率が高かったか、2番目くらいにつけていたのに、ふわっとした判断で仕入れないのは勿体ないよね、ってことですね。

実際にちゃんやまが取り扱っていた商品を例に解説します。

これはある商品のkeepaの画像で、在庫が無くなるギリギリのところでキャプチャーを取ったものです。

最上位にいる29%というのが僕の出品になります。

この時点で3割近くを僕が占めているということになりますので、つまり出品すれば僕がカートボックス取得する確率が高いということが言えます。

では、実際にこの数値が正しいのか見てみましょう。

こちらは同商品が在庫が切れるギリギリのところから1ヵ月前からの数値になります。

32.87%になっていて、keepaと3%ほど誤差があるものの、ほぼ近しい数値であることが分かります。

keepaがデータを取得してくるタイミングと、セラーセントラルのデータには誤差が出るのは仕方がないので、ある程度正確な数値であるということができます。

 

こう考えた場合、追加仕入れ判断としては「GO」ということになりますよね。

ちなみにこの商品は、多い時でFBAが10セラーほど群がる商品ですが、それでも負けずに3割カートボックスを取得しているということなので、セラーが多いから撤退するというのは間違った判断になります。

また意外に見忘れるのが、ライバルセラー数の増減です。

一番下のグラフの紫のラインが新品出品者の増減になりますが、このグラフが増加傾向にあった場合、イコールライバル出品者が増えていくということになりますので、この状態で商品を追加仕入れをして納品すると、あなたのカートボックス取得率は低くなる可能性もあります。

平行線か下がっているのであれば問題ありませんが、増加傾向にある場合は黄色~赤信号と判断した方が賢明です。

 

ですので、追加仕入れ判断としては、

  • 同額で販売するライバルセラーがどのくらいいるのか
  • ライバルセラーの増減の推移はどうか
  • keepaとセラーセントラルにおけるカートボックス取得率はどのくらいか

 

最低限この辺を見ておけば、追加仕入れ判断ミスを大幅に減らすことができるでしょう。

せどり物販はなんとなくやってはいけません。

しっかりと数字的裏付けをとって、確固たる理由をもって追加仕入れを行うようにしましょう。

 

カートボックス取得率を上げる方法

ここまで読んでみたところで「であればカートボックス取得率を上げる施策を取ればいいのでは」と考える人もいるかと思います。

ネットの情報を見ると、カートボックスの取得率を上げる方法が記載された記事をよく見かけますが、実際にはAmazonは取得率を上げる具体的な方法を開示しているわけではありません。

ですので、Amazonを販路とした販売のプロ集団たちが自らデータを取って測定してるのかなとも思いますが(あるいは内部に通じてる?)、いずれにしても僕らができる施策は以下のことくらいかなと思っています。

※大口出品者でFBAを利用することを前提とします

  • 最安値である(競争力ある価格で販売している)
  • 出品者評価やアカウント健全性の数値を一定水準以上に保つ、上げる
  • 注文不良率を上げない
  • 在庫を切らさない

 

この中で「最安値である」ことや「出品者評価を上げる」は分かると思いますが、その他の項目がちょっと分かりにくいですよね。

この中で特に重要になってくるのは、アカウント健全性と注文不良率になってくるかなと思います。

Amazonではユーザーからの信頼を第一にしていますので、信頼あるショップに対する評価は当然高まります。

ですので以下のようなことが多くなると、=カート取得率の低下に繋がると思われます。

  • 低評価率が高い
  • Amazonマーケットプレイス保証の申請率が高い
  • チャージバック率が高い
  • キャンセル率が高い

 

購入者が満足できないような商品を提供するセラーを低評価するということですね。

購入者の個人的な感想はともかく、箱が汚いとか、新品なのに中古だったり、新品として出品するにはあり得ないような状態で購入者の元に商品が届いた場合、当然評価が低くなりますので、つまり「普通にやってれば」問題ないということも言えそうです。

顧客満足度を上げること、これがカートボックス取得率に直結しているように思いますので、まさにAmazonらしい指標かなというところで、2022年11月26日執筆時のAmazonの状況を見て、これからAmazon販売をしたいビギナーがやるべき施策は以下のとおりになりそうです。

  • 最安値で販売する(ポイントも付与する)
  • とにかく評価数を上げる(沢山売ることで評価が貯まっていく)
  • アカウント健全性が下がらないように気をつける(変な商品を売らない)
  • なるべく在庫を切らさないようにする

 

AmazonはAIによって判断しますが、こういったことは実店舗でも実は同じことかなと思います。

商品が高く、口コミもイマイチ、商品の状態も良くない店なんて誰も行きませんし、リピートもしないですよね。

つまり、購入者の評価が高まるような当たり前のことを継続していく、というのが近道になりますので、時間はかかると思いますが、今のAmazonでまともに勝負しようと思ったら避けて通れない道になりますので、そこは頑張っていきましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

カートボックス取得率を上げる、といっても魔法のようなことは一切無く、優良ショップとしてユーザーに認めてもらうための地道な努力が重要であるということが分かったかと思います。

Amazon販売の初心者や初級者にとっては大変なスタートになると思いますが、ベテランよりキツイのは当たり前のこと。

初期段階の大変さを乗り越えて、ぜひ優良ショップとして長く販売し続けられるように今を頑張っていきましょう。

 

 

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ちゃんやま
東京在住のアラフィフです。「メーカー仕入れ」「問屋仕入れ」「リサーチ、納品、販売の自動化」で時間をかけない、効率化された「楽ちんスタイル」のせどり・物販情報を発信しています。誰にも縛らない自由な時間を楽しんでいます。