こんなお悩みにお答えします。
AmazonのFBAでチョコレートを販売出来るのは毎年10月頃~4月頃の実に年間の半分で、FBAでの取り扱いが解禁されたのは2018年からになります。
当初はライバルも少なく、いち早く知った人が、これまで自己発送のみだったチョコレートを次々にFBAに登録し、それこそちょっとしたバブル状態でした。
しかし、翌年(2019年)以降は、チョコレートを取り扱うセラーも年々増加し、またAmazonがFBAで販売可能なチョコレートのリストを公開していることから、次第に相乗りセラーも増え、あちこちのカタログで価格競争が起こっているような状況です。
ではもうチョコレートは終わったのか。
決してそうではありません。
本記事では、まだライバルセラーも知らない利益の出る、人気のチョコレートのリサーチ方法を解説していきます。
Amazonで自己発送セラーのみが販売しているチョコレートをあぶり出す方法
令和2年もあっという間に年末となってしまいましたが、食品せどりにおいては、これから熱い熱い大イベントが目前に近づいてきています。
そう、それはバレンタインデー。
チョコレートが最も売れる時期ですので、そんな時期に何もしないなんて勿体ないですよね。
しかし、チョコレートというと、こちらの記事に書いた通り、
Amazonが提供している、FBAに登録済のチョコレートリストがありますので、そちらをリサーチすれば簡単に、誰でも利益商品が見つかるようになっています。
つまり、価格競争になりやすい土壌が既に出来上がってるってことです。
勿論、ツールを使わずに手動で全てをリサーチをすると膨大な時間がかかりますので、リサーチ漏れがありますので、リストからリサーチするのも有効手段ではありますが、昨年と比べると探しやすい環境が整っていると言わざるを得ません。
では、どのようにリサーチをすれば独占的に利益商品を見つけることが出来るのか、ここではその方法をお伝えしていこうと思います。
keepa有料版を導入する
この記事で紹介するリサーチにはGooglechromeの拡張機能であるkeepaを利用します。
まだ導入していない方は、以下の記事を参考に導入をしてください。
また、リサーチ方法にはkeepaの有料版でしか使えないProduct Finderという機能を使いますので、有料版の導入をオススメします。
Product Finderの使い方・見方を知る
この記事で紹介するリサーチには、keepaの有料版の機能であるProduct Finderを使います。Product Finderの基本的な使い方や見方については、以下の記事で予習しておいてください。
Product Finderを使って自己発送セラーが扱うチョコレートをリサーチする方法
ではさっそくリサーチをしていきましょう。
リサーチをする前に、Product Finderで必要な絞り込みをしていきますので、まずは、keepaのウェブサイトにアクセスしてください。
keepaのウェブサイトにアクセスしたら、上部メニューのDataをクリックして、表示されたメニューの中からProduct Finderをクリックしてください。
するとこのように、様々に絞り込むことが出来るページが表示されます。
必要な各項目に数字を入れたり、チェックを入れることでかなり詳細に絞り込むことが出来ます。
では、実際に進めていきましょう。
リサーチ手順① カテゴリを選択する
まずはカテゴリを絞り込んでいきましょう。
Product Finderの真ん中あたりにある、Title, Brand and more!の項目の中にある、Root categoryの▼ボタンをクリックするとプルダウンメニューが表示されますので、その中から「食品・飲料・お酒」を選択してください。
次にその下にある、Sub categoriesに「チョコレート」と入力してください。
すると、チョコレートに関係するサブカテゴリがいくつか表示されます。この中から必要なサブカテゴリをクリックして選択します。
一度に複数選択が出来ないため、何度かチョコレートと入力して表示させて、必要なものを複数選択するようにしてください。
複数選択を繰り返すと、このように表示されます。
手順② カートを取得しているセラーのタイプを限定する
今回は自己発送でチョコレートを販売しているセラーを対象としてますので、自己発送セラーがカートを取っている商品に絞り込んでいきます。
Refine your search even more!という項目の中にある、Buy Box Sellerという項目で、3rd Partyにチェックを入れてください。
Buy Box Sellerはカートボックスを取得しているセラーのことで、3rd Partyとは自己発送セラーのことで、これで自己発送セラーがカートを取ってる商品に絞り込むことが出来ます。
手順③ FBAセラーがカートを取っている商品を廃除する
上記で自己発送セラーがカートを取っている商品に絞り込んでいますが、念のためFBAがカートを取得しているものを排除しておきます。
手順④ Amazonの予約商品等を排除する
Buy Box Sellerで3rd Partyに絞り込んでますが、念のため、Amazonの予約商品であったり、在庫は無いが数か月後に入荷予定だったりするものを排除していきます。
Refine your search even more!という項目の中にある、Availability of the Amazon offerの項目の中から、上記の赤枠で囲った部分の項目のチェックを外してください。
これでAmazonの予約商品や、入荷待ちの商品、発送に時間がかかっている商品を廃除することが出来ます。
手順⑤ 売れ筋ランキングを絞り込む
自己発送セラーがカートボックスを取得しているチョコレートの売れ筋ランキングの幅を絞り込みます。
今回は食品になるということと、相手が自己発送のみ(FBA無し)になるので、ある程度ランキングが悪くても利益が取れることを見込んで決めていきます。
Sales Rank & Price Typesの中の売れ筋ランキングに数値を入力します。
現在価格と表示されていますが、これは表示ミスで、ここは現在のランキングの幅になります。
Fromに1、Toに50000と入力することで、現在のランキングが1位~50000位までの範囲に収まっている商品に絞り込むことが出来ます。
また、現在のランキングではなく、30日、90日、180日の間で絞り込むことも出来ます。
その場合は、その右隣りにある「30 days avg.」の部分に同じように数字を入力してください。
手順⑥ Amazon直販部門を排除する
自己発送セラーのみに絞り込んではいますが、たまにイレギュラーでAmazon直販部門が販売しているものも混ざり込んでしまうことがあるため、ここでしっかりと排除しておきます。
Sales Rank & Price Typesの中のAmazon¥の横にある、Out of stockのにチェックを入れてください。これでAmazonが在庫を持っているカタログを排除することが出来ます。
手順⑦ 現在の販売価格の幅を絞り込む
自己発送セラーがカートを取得している商品の販売価格を絞り込んでいきます。
Sales Rank & Price Typesの中のNew 3rd Partyの現在価格の幅を入力していきます。
幅は好きな値を入力してOKですが、ここではFromに1000、Toに10000と入力しました。
これで自己発送セラーが1000円~10000円の間で販売している商品に絞り込むことが出来ます。
手順⑧ FBA販売を排除する
ここでは、自己発送セラー以外のFBAセラーを排除します。
Sales Rank & Price Typesの項目の中の、Amazonによる配達¥のOut of stockにチェックを入れてください。
これでFBAセラーを排除することが出来ます。
手順⑨ リサーチする
ここまで整ったら、実際にリサーチしていきます。
絞り込み各項目の右下に表示されている、青い枠内に注目してください。
今回の絞り込みにより、最終的に24件となりました。
確認したら、FIND PRODUCTSの青いボタンをクリックしましょう。
するとこのように、絞り込み条件に合致した商品の一覧が表示されます。
あとは上から順番に見ていくだけです。
絞り込み条件を変更したい場合
絞り込み条件を変更したい場合は、上部メニュー内のAdvanced Filterをクリックしましょう。
元の絞り込み条件の画面に戻ることが出来ます。
表示件数を増やしたい場合
表示件数をもっと増やしたい場合は、上部メニューの100rowsをクリックしてください。
500件、1000件と表示件数を増やすことが出来ます。
CSVデータをダウンロードしたい場合
ツールなどでまとめてリサーチしたい場合は、CSVデータをダウンロードして活用することが出来ます。
上部メニューのExportをクリックしてください。
ASIN情報が記載されたCSVファイルをダウンロードすることが出来ます。
ご使用のツールに入力して活用してください。
以上が、keepaのProduct Finderを使った、チョコレートを自己発送で販売している商品の絞り込みリサーチになります。
条件を変えれば、色々と検索結果も変わってきますし、様々なカテゴリで通用するリサーチ方法ですので、是非色々と試してみてください。
電脳リサーチツールを使ってもっと簡単にやりたい方【特に時間が無い方】
本記事では、Product Finderの機能を使った、自己発送セラーのみを狙い撃ったリサーチ方法をお伝えしてきましたが、もっと効率的にリサーチがしたいという方は、電脳リサーチツールを使うことをオススメします。
特に副業の方でリサーチ時間が思うように取れない方に非常にオススメです。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
今回はチョコレートの一風変わったリサーチを、keepaのProduct Finderの機能を使ってやってみました。
令和2年から令和3年にかけて、せどりに取り組む人口はどんどん増えてくることが予想されます。
そんな中、普通のリサーチをしていれば、そこに待っているのは「価格競争」です。
それを避けるためには、人と違った方法でリサーチすることです。
今回の記事を参考にしていただいて、是非色々と試してみてくださいね。
また、先ほどご紹介した電脳リサーチツールを使ったリサーチ方法が気になる方は、より具体的な内容を別記事に記載していますので、そちらを是非ご参考ください。