こういった悩みにお答えします。
どうもです、ちゃんやまです。
Twitterやブログ、メルマガ、公式LINEなど、せどり転売情報を発信する媒体は沢山ありますよね。
ある有名(であろう)発信者が「もう〇〇せどりはオワコンだ!これからは〇〇せどりの時代だ!」なんて発信して、それを信じてついていったら、全然うまくいかないどころか、逆に大赤字になってしまった…なんて経験あるんじゃないでしょうか。
有名な人だから信用したのに、どうしてこういうことになるのか…悔しい気持ちになると思います。
ですが、そこにこそ大きな落とし穴があるんです。
「情報発信者の言うこと=正しい」という思考で物事を見てしまうと、失敗する恐れが実はあります。
僕も発信者のひとりとして、メルマガや月一回のZOOMライブ配信(雷神会)、ブログ、X(旧Twitter)で情報を発信していますが、「〇〇せどりはオワコンだ」とか「これからは〇〇せどりの時代だ」なんてことは殆ど言ったことはありません。
理由は、そういう発信は自分のフィールドに引きずり込むためのポジショントークにすぎず、嘘ではないかもしれないが、デタラメである可能性がある思ってますので、僕自身がそういう発信をしたくないからです。
本記事では、せどりの情報を鵜呑みにして失敗したり、せどりの情報に踊らされて失敗しないための思考法について、実体験を元に解説します。
せどりの情報を鵜呑みにして失敗しないための思考法
ここからは、せどりの情報を鵜呑みにして失敗しないための思考法について解説します。
あくまで私見ではありますので、話半分くらいに読んでもらった方がよいかと思います。
それこそ僕の私見を「鵜呑みにしない」ことがまず大切だと思うからです。
情報は「ふーん」くらいに読むのがよくって、あとはそれをどう思うか、生かすかです。
しかし、情報が溢れている中で、どう思考すれば失敗を減らすことができるかのヒントにはなると思いますので、参考になったら嬉しいです。
情報発信者には色々いるということ
世の中には色んな人間がいるのと同様に、情報発信者にも色々いるという認識は、当たり前ですが大事です。
どう色々いるのかということを説明する前に、情報発信者の最終目的は、その情報で「お金を稼ぐ」ことにあります。
無料で有益な情報を流しているにせよ、その先には必ず「マネタイズ」が存在します。
情報発信はせどり物販と同様「仕事」ですから、それは当然です。
しかし、その仕事の仕方がどうなのかって部分で「色々」が別れてきます。
色々というのは単純に、いい発信者かそうでないか、だけです。
本来は有益な情報を提供して、その対価としてお金をいただくわけですが、ここがズレてる人というのは少なからず存在します。
これはせどりに限らず、FXや仮想通貨など、どの世界も同じです。
じゃあ、悪い発信者の見極め方を教えろって話になると思いますが、正直それは僕にも難しいことです。
なぜなら、悪い発信者は表向き「いい人」に見えるから。
しかしいくつか特徴はあるように思うので、3つほど簡単なことだけお伝えしておきます。
ひとつめは、デメリットを言わない人、です。
せどりにしろ情報発信にしろ、
- 100%(あるいは絶対)稼げる
- 簡単に稼げる
- 楽に稼げる
- 誰でも稼げる
みたいな、初心者でも簡単に稼げるようなメリットばかりを伝えて、実は大変な部分があることをいっさい言わない発信者は信用できません。
大変な部分の具体例を挙げると、たとえば資金管理とかキャッシュフローとか、Amazonなら始めは実は凄く大変だったりとかです。
もうひとつ言えば、一般社会でもそうですが簡単に稼げることなんて無いですよね?
せどり物販において重要なことであったり、デメリットなどをいっさい伝えることなく、ただ「稼げる」ことだけにフォーカスしてコンサルを募集したり、なんらかのグループに誘導したりってのは、個人的にはかなり怪しい臭いしかしません。
ふたつめは、現役のせどらーが教えてくれるのかどうかです。
コンサルの販売者が必ずしも現役である必要は僕はないと思ってますが、少なくとも現役の腕のいいせどらーが講師にいるかどうかも大事になってきます。
なぜ教える人が現役のせどらー(あるいは上流仕入れも同じ)である必要があるかというと、せどり物販を取り巻く環境は年々変わっていて、それによりノウハウも変化していくからです。
また、もう使えなくなってしまったノウハウもあったりするので、その辺のアップデートができていない、状況が把握できてない人のコンサルは当然ながらお金目当てのいい加減なものになります。
その辺の見極めは配信内容を見ていくしかありませんが(あるいは質問しちゃうとか)、変な空気を感じたら近づくのは止めましょう。
みっつめは、これは一概には言えないことではありますが、日々の発信でせどり物販がいっさい出てくることがなく、やたら精神論だったり自己啓発的なことで埋め尽くされてる場合です。
たしかに大切な要素ではありますが、実際にせどり物販をやっているならなにか発信してもいいはずだと僕は思っていますので、それがほぼゼロという発信者はきな臭いなと感じます。
どういう発信者が信用できるかできないかの線引きはこんなところかなと僕は思っています。
すべての発信者が駄目とは言いませんが、少なくともそんな嗅覚は持っておいてください。
ちゃんやまの過去の実体験
ここで僕が過去に体験したことをお伝えしようと思います。
僕がせどりを始めたのは2014年の11月頃からですが、まずは自宅の不用品をAmazonで販売することからスタートして、その後YouTubeで知ったある方のせどり塾で基本的な部分を学びました。
それからは、当時ヘルビと呼ばれたドラッグストア・ビューティ系の商品せどりを教えてくれるスクールに入ったり、2015年当時はまだ珍しかった食品せどりのコンサルを受けたりして、それなりにお金を使ってきた過去があります。
結果的に、食品が僕にとって凄く相性がよかったので、取り扱い商品の殆どが食品となりました。
さて、前置きはこの辺にして、僕の実体験の話をします。
さかのぼること2016年のことです。
何月かは忘れてしまったのですが、Amazonが2つの大きなキャンペーンを打ち出してきました。
ひとつは、食品、ペット、ベビー&マタニティの3つのカテゴリにおいて(ヘルス&ビューティもあったかも)、期間限定でカテゴリ手数料を7.5%に引き下げるというもの。
もうひとつは、パートナーキャリアの配送料を期間限定で無料にするというもの。
今考えてみても、どちらもとても大きなキャンペーンで、当然ながら多くのせどらーが該当カテゴリに殺到することになりました。
その結果ふたつのことが起こります。
ひとつは情報発信者側で、当然ながら該当カテゴリに関する発信が一気に増えました。
今やらないと損だよ!とか、儲けるチャンス!みたいな空気ですね。
そしてもうひとつはせどらー側で、該当カテゴリに殺到した結果、あちこちで大価格競争が勃発。
せっかく手数料が安くなって、配送料が無料になって利益を上げる大チャンスだったにもかかわらず、その分値下げをするという結果になったんです。
その行動が愚かというよりも、カートがひとつしかないAmazonの特徴で、それだけセラーが殺到したらまあそうなるよね、って感じでした。
そんな状況が待っている中で、該当カテゴリに関する教材を買った人や、コンサルを受けた人はどうなったか。
想像に難くないですよね。
ちなみに、2016年当時に僕もコンサルの講師のひとりで、食品せどりも教えてはいましたが、もっとせどりの根本的なことを伝えていました。
その考えがあれば食品以外にも生かせるので、Amazonの2大キャンペーンがあったとしても倒れなかったと思います。
そして、期間限定のキャンペーンの終焉とともに多くのせどらーもまた去っていきました。
さて、そんなビッグチャンスと思いきや地獄の到来の時期に僕はせどらーとしてなにをしていたのか(情報発信もやっていましたが)。
周りのみんなと同じく、食品やってました。
ただし、せどりの割合を減らして問屋・メーカー仕入れに取り組んでいたんです。
せどりでは取り扱えない商品だったり、せどりでは利益が出せない商品を仕入れることで、みんなが倒れていく中、淡々と続けていました。
その後、同年にドラッグストアを強化したり、危険物せどりを取り入れたりしながら、翌2017年には小型軽量商品プログラムを誰よりもはやく発見して取り組んだりしていました。
食品、ペット、ベビー&マタニティに大量のセラーが殺到してる間に、僕は他を見ていたというだけです。
この違い、分かるでしょうか。
別に自慢をしたいわけじゃなくて、冷静に考えてみましょうということですね。
メルマガでもよく書くんですが、目の前に利益商品が積んであったら、すぐ仕入れてはいけない。
なぜなら、全国一律セール品かもしれないから。
そうなると何が起こるかというと、全国の同じような人たちが同時多発的に仕入れて、同時多発的に納品して、同時多発的に価格競争が起きます。
2016年の手数料7.5%とパートナーキャリア無料キャンペーンはまさに同じです。
みんなが同じ方向にいっせいに向かっていけば、当然起こり得ること。
僕にとって2016年のあの経験はすごく大きな糧となったし、どうすればいいか冷静に見ることができたことも凄く大きな財産になりました。
ちなみに、当時はまだポイントせどりはあまり知られていなくて、ポイント関係なくせどりをしていた時代でもあります。
失敗しないための思考法
そんな、過去のちゃんやまの実体験をふまえて、失敗しないための思考法をお伝えします。
それは、大勢が右向いてるときには左を向く、という思考です。
例えば、この記事を書いている2023年2月17日でいくと、Twitter他SNSなどを見ていると、Amazon刈り取りやメーカー仕入れの発信がとても増えています。
僕はAmazon刈り取りは殆どやったことがありませんが、メーカー仕入れの視点で見ると、実際に参入者は増えてきているという実感があります。
現に僕だけが扱っていた商品に相乗りしてくるセラーも増えてきてますので。
そうなった場合、近い将来危険な状態になる恐れを僕はどうしても感じちゃうんですよね。
過去の経験上。
では危険を回避するために今現在僕はなにをしているのか。
自社ブランドカタログや、相乗りが難しいノーブランド品カタログの製作や、多くが刈り取りやメーカーに目を向けるなら、逆に電脳せどりに力を入れる、などです。
2023年2月の段階ではヤフショせどりはポイント的に全然おいしくなくなってしまっていて、多くの人がそこから離れています。
だからこそおいしい。
普通にありますよ、利益商品は。
でもポイント的においしくないから、ポイントせどらー勢がいなくなっただけ。
なら、そこで現金利益を狙った仕入れをすればいい。
現金利益もポイント利益も、利益の考え方が違うだけで、利益という点で言えば同じですから。
みんなが右を見るなら左を見るという思考は、恐らく大昔からあったと思います。
問題は、実際に行動にうつせるかどうかだけ。
それが分かっていて、行動にうつすことができれば、「情報発信者には色々いるということ」で解説したような、変な発信者に引っかかる可能性を大幅に低くすることができると思います。
メーカー仕入れが流行り出したら、同じメーカー仕入れでももっと尖った人だったり、みなと違う発信してるような人を探してみてください。
あるいは中古だったりebay輸出とか流行りと違う分野を見てみましょう。
ちょっとした考え方の違いで、案外道は簡単に開けるものですので、日頃からそういう目を養っていくといいと僕は思います。
まとめ
以上、ちゃんやまが考える、せどりの情報を鵜呑みにして失敗しないための思考法でした。
そんなに難しい考え方じゃなかったと思います。
また、本記事は情報発信者を批判したり非難するものではありません。
伝えたいことは、僕を含めてですが、普段からしっかりと目を養っておくこと、思考を巡らすことが大切だということです。
そのために、色々な情報に触れてインプットをしておくことも大事です。
うまくいこうが、騙されようが、儲かるのも損するのも自分自身です。
誰かが守ってくれるわけではありませんので、自分自身が主役となって行動していきましょう。