こういった疑問にお答えします。
どうもです、ちゃんやまです。
電脳せどりから上流仕入れへ移行、または同時に取り入れるときによく利用されるのがネット卸です。
スーパーデリバリーやNETSEAなどが有名ですが、その他にもザッカネットなど多数のネット卸が存在しますよね。
通常の卸問屋と比べると、BtoB型のネット卸の場合、BtoBに手数料を支払ってる分、卸値が多少高くなりますが、それでも小売から仕入れるよりも安い商品もあるので、利用する人はけっこういます。
その中でもユニークな存在がザッカネットでしょう。
あまり知られていませんが、ザッカネットの場合、卸契約を結んだら、ザッカネット内での取引もありますが、卸問屋と直接やり取りするパターンもあるからです。
そうなると、手数料を払わなくていい分、より安く商品を仕入れることができますので、スーパーデリバリーやNETSEAよりも有利な仕入れができたりします。
ですが、そういった取引ができるようになったとしても、注意すべき点が実はあります。
本記事では、ネットで仕入れ可能な卸問屋と直接取引をするうえで、注意すべき点を解説します。
せどりやってる個人でも利用できるネット卸で危険な仕入れとは
ここからは、ネット卸を利用するうえで、注意すべき危険な仕入れについて解説します。
この情報を知ってるか、知らないかの差はとても大きなものになりますので、特に最近ネット卸を利用しはじめたような人にはよく読んでほしいなと思っています。
危険な仕入れ①:メルマガで商品情報が毎日来る
BtoB系の特徴のひとつですが、各卸問屋(あるいはメーカー)の商品情報やセール情報などを受け取れるメルマガが存在します。
卸問屋ごとに来るメルマガなので、お得な情報などをキャッチすることができますが、中にはとても危険な情報も含まれています。
それは、Amazonなどで利益が取れる商品情報を積極的に、毎日のように送ってくるパターンです。
僕は最初の頃は、これはいいなと思って日々チェックしていたんですが、考えをあらためるきっかけとなった事件がありました。
仕入れ先の会社名は伏せますが、僕はある卸問屋から来る商品情報を毎日チェックしていて、その中にかなり利益が取れる商品の情報があったんです。
仕入れ値は800円ほどで、販売価格は2000円超え。
売行きも凄くいいので、これはチャンスだとばかりに、100点ほど注文してみました。
代金を振り込んで、商品はすぐに手元に届き、商品の状態も特に問題かったので、善は急げと、まずは半分の50点をFBA納品しました。
そして商品がFBA倉庫で受領されたタイミングで…なんとライバルセラーが急増。
その後は日々価格が下落していき、あっという間に仕入れ値以下の価格にまで下落。
最悪の仕入れとなってしまいました。
これが僕が実際に経験した、僕の中では大事件でしたが、なぜこのような失敗をしてしまったのか、商品がFBA倉庫に受領された段階できづいたんです。
それは、ネット卸が発行するメルマガは僕以外の多数が見ていたであろうこと。
Amazonの場合、カートボックスはひとつなので、5セラーでも増えれば価格競争が始まる可能性があります。
まさにその状態に陥ったというわけですね。
幸い現金で仕入れしましたので、カードの支払いに間に合わないみたいなことにはなりませんが、価格が戻るまでしばらく寝かせる必要性が出てきてしまいました(場合によっては損切りも考えますが)。
この件で教訓になったことは、
積極的に「儲かる」商品情報を流してくる卸問屋は信用してはならない
ということです。
理由は、不特定多数に同じ情報を送っているから、ですね。
ですが、そういった情報が全く駄目なわけではありません。
事前に危険性を知っていれば、既存のカタログで販売せずに、複数個セットカタログを作成したり、販路を変えるなどの戦略で独占的に販売することもできます。
物は考えようですので、そういったネット卸問屋を見つけたら、素直に情報を鵜呑みにせずに、工夫した販売方法を考えてみてください。
危険な仕入れ②:知財の警告が来る商品を扱っている
卸問屋から仕入れてるのに、知財の警告が来ることってあるの?と不思議に思うかもしれません。
これも僕の実体験に基づく話なのですが、実際にそれは存在します。
僕が仕入れたのはビューティカテゴリの商品で、けっこうな利益が見込めたものでしたが、商品がFBA倉庫に受領されてから数日後にメーカーから知的財産権侵害の警告を受け、商品を取り下げざるを得ない状況となってしまいました。
そのことを仕入れ先の卸問屋にメールで確認したところ、そういった通知が沢山来ていて戸惑ってるといったとぼけた返答がきました。
ようするに、Amazonで販売してはいけないか、2次卸、3次卸を禁止している商品を知らずあるいは意図的に卸していたか、どちらかということです。
今回は後者であると思われますが、返品も返金もできず、結局メルカリで格安で販売し、大赤字となってしまいました。
卸問屋にはさまざまな形態があって、以下のように商品が流通します。
BtoB系のネット卸の場合、そのすべてが混在している状態で、僕が利用したのは3次卸と思われます。
今回僕が仕入れた商品は、メーカー直かメーカーが認めた卸問屋からの仕入れでないと認めてもらえないものだったということですが、ではそれをどう見極めるのか。
それは、その卸問屋のウェブサイトを見て、取引先がどこなのかをチェックすることです。
同時に、そのメーカーのウェブサイトも見て、どこに卸してるのかもチェックするといいでしょう。
両方見ても情報が出ない場合には、そもそも仕入れしない選択もありかと思います。
特にビューティ系の商品にはそういったことがよくありますし、ときにはロット番号を削って販売しているケースもありますので、ご注意ください。
危険な仕入れ③:メールで営業されるパターン
これはBtoBのネット卸とは違ったケースになりますが、せどり用や社用で使っているメールアドレスに、取引依頼であったり、卸案件のメールが来ることがあります。
これも僕の体験談になりますが、そういったケースでうまくいったことは殆どありませんし、時には詐欺案件だったりする場合がありますので、基本的に手を出さないのが正解です。
これは危険な仕入れ①にも似てる部分がありますが、そういった営業行為はあなただけではなく、不特定多数に行っていますので、商品がまともだったとしても、特にAmazonの場合には仕入れたとたんに多数のセラーが急増して、価格競争に陥る可能性が高いです。
しかし彼らにとっては、商品が売れればどうでもいいことで、結果的にいい養分になるだけですので、知らない卸会社やメーカーからの営業メールは基本無視しておきましょう。
また、危険なのは詐欺案件です。
こちらの画像をご覧ください。
これは実際に僕が会社で使っているメールアドレスに届いた通知の一部切り抜きです。
JANコードから、Amazonで商品を調べたところ、セラー数は多少多いものの、かなり高回転で利益が見込める商品が見られました。
しかし、会社名でGoogleで検索してみたところ、詐欺被害案件の記事などが多数出てきたため、恐らくこの会社に見積もりを依頼して仕入れ代金を振り込んだところで、商品が届かないといった悪いことが起こる可能性が高いとみて無視しました。
物販に限らず、ネットには詐欺案件は蔓延していますので、おいしい話は基本的に無いと思って、無視するようにしてください。
突然おいしい話は降って湧いたりしません。
大怪我するのは自分自身ですので、気をつけてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
せどりから上流仕入れに移行したり、取り入れたりする人も増えてきましたが、こういった危険な案件が存在するということを、常に頭に入れておいてください。
おいしい話は都合よく入ってくることはないし、自分ごときに入ってくるはずがない。
相手の思うつぼにならないように、十分に気をつけていきましょう。