本記事では、こんなお悩みにお答えします。
どうもです、ちゃんやまです。
電脳リサーチって、そもそも何をとっかかりにしたらいいのか、特に初心者にとっては難しいですよね。
代表的なリサーチ方法としては、多くの人が推奨するセラーリサーチがありますが、とても有効なリサーチ方法ではありますが、多くの人が推奨するからこそ、多くの人の目に付きやすく、それだけライバルも多くなりますので、その分価格競争も起こりやすい特徴があります。
初心者にも簡単に出来て、ライバルがあまりいない商品をリサーチするのに他にいい方法はないか?
こんなことを考えて色々探しても、なかなか見つからなかったりするもの。
そこで本記事では、僕が当時の相棒と初心者向けに教えていたリサーチ方法を解説します。
そのリサーチ方法というのは、モノレートを使ったリサーチ法なのですが、残念ながら2020年6月にサービスが終了してしまい、とても有効なリサーチ法が使えなくなってしまいました。
しかし、そのリサーチ法をkeepaを使って再現出来ることが分かり、本記事でそのやり方を公開しようと思います。
とても簡単なリサーチ方法ですので、リサーチのとっかかりとして活用していただけたら嬉しく思います。
keepaのPremium Data Accessを使った簡単リサーチ法
ここからは、keepaのPremium Data Access(Product Finder)を使った簡単リサーチ法を解説していきますが、その前に、僕と当時の相棒が教えていたモノレートを使った方法を少し解説したいと思います。
昔のAmazonの検索窓もそうなのですが、Amazonの検索窓やモノレートの検索窓に「-Amazon」や「-酒」「-冷蔵」「-冷凍」(-はマイナスの意味)などと入力して、キーワードリサーチをすると、Amazon不在で、酒や冷蔵・冷凍の商品を除いた商品カタログのみを表示させることが出来た時代がありました。
その機能を駆使して、ライバルがあまりリサーチしないようなキーワードを入力して、ライバルの少ない利益商品を見つけるという、当時はやってる人があまりいなかった方法で商品リサーチをしていました。
しかし、2020年6月にモノレートは終了したのですが、その前にAmazonの仕様の変更が行われ、「-Amazon」や「-酒」「-冷蔵」「-冷凍」といったキーワードを入力しても、Amazonが販売するカタログの排除が出来なくなってしまいました。
そのため、このリサーチ方法は一方的に封印させられてしまったのですが、最近になってkeepaを使うことで、この方法を復活させることが出来ることに気が付きました。
勿論、セラーリサーチや派生リサーチなど有効なリサーチはありますが、この方法でリサーチしている人は殆どいないと思いますので、その分、誰も見つけていないライバルの少ない商品が見つかります(実際に僕も実践してみた感想です)。
是非このリサーチ方法をマスターして、普段の商品リサーチのお役に立ててください。
リサーチ手順
それでは、keepaのPremium Data Access(旧名Product Finder)を使った簡単リサーチ法を解説していきます。
画像と文章で解説していきますので、手順通りに進めていってください。
keepaを導入していない方は、以下のリンクより入手をお願いします(有料ツールです)。
①keepaのPremium Data Accessにアクセス
以下のリンクからkeepaにアクセスしてください。
アクセスしたら、Dataタブ→Premium Data Accessの順にクリックして、Premium Data Accessを開いてください。
②各データの設定
Premium Data Accessにアクセスしたら、各種設定を行います。
まず、Title, Brand and more!を設定しましょう。
(1)Root category
リサーチしたいカテゴリを設定します。
カテゴリはお好きなものでいいですが、今回は僕が得意とする食品カテゴリにしてみました。
(2)Exclude sub categoriesで除外するサブカテゴリーを設定
Sub categoriesのExclude sub categoriesで除外したいサブカテゴリを設定します。食品の場合は、お酒や冷凍食品は除外したいので、空欄に入力して除外をします。
空欄に該当するサブカテゴリに除外したいキーワードを入力すると、下に該当するサブカテゴリ一覧が表示されますので、代表的なサブカテゴリーを選択してください。
(3)Text fieldsでリサーチしたいキーワードを入れる
Text fieldsの空欄にリサーチしたいキーワードを入力します。
今回は食品カテゴリなので、例としてカレーと入れてみましたが、このキーワードの選定がカギを握っています。
例ではカレーにしましたが、誰もが思い浮かべるようなキーワードだけでなく、色や形、単位、国、都道府県、材質など変わったキーワードでリサーチしてみることで、意外な利益商品にたどり着くことがよくあります。
セラーリサーチなどの方が効率はいいですが、変わったキーワードからリサーチしてみることで、セラーの枠を超えて広く商品を引っ張ってくることが出来ますし、Amazonの検索窓でリサーチするよりも細かく絞り込んでリサーチすることが出来ますので、オススメです。
次に「Refine your search even more!」の「Buy Box Seller」で「3rd Party」にチェックを入れてください。
こうすることで、Amazon以外のセラーがカートを取得してる商品のみに絞り込むことが出来ます。
また、青で囲った枠内の「Additional Buy Box switches」でYesにチェックを入れるとFBAのみがカートを取得している商品、Noにチェックを入れると自己発送がカートを取得している商品に絞り込むことが出来ます。
先頭の方に戻って、今度は「Sales Rank & Price Types」の設定をします。
まず「売れ筋ランキング」の「30 days avg.」のFromに1、Toに30000と入力します。これはAmazonランキング1位~30000位という意味になりますが、リサーチするカテゴリによって幅が変わってきます。今回は食品でしたので、回転がそこそこよい30000位までにしてみました。
そこはご自身で色々と試してみてください。
次に「Amazon \」の右横にある「Out of stock」にチェックを入れて、Amazon本体の販売を排除します。
ただ、先ほど「Buy Box Seller」でAmazon以外のセラーがカートを取得している商品に絞り込んでますので、Amazonがいても他セラーがカートを取得しているものもリサーチしたい場合は、チェックを入れないでおくとよいでしょう。
最後に「Offer Counts」を設定します。
「新品アイテム数」の「90 days avg.」のFromに1、Toに5と入力します。
こうすることで、過去90日間の出品者数が1~5セラーの商品に絞り込むことが出来ます。
ここの設定は、Amazonランキング次第になりますが、ランキング2桁~4桁の高ランキングの商品であれば、ある程度セラーがいても回転良く商品が売れていくこともありますので、そういった商品をリサーチしたい場合は、もう少しセラー数を多めにして、「売れ筋ランキング」も高めに設定してもよいかと思います。
以上で、簡単な絞り込みは完了です。
③商品リサーチ
最後にProduct Finderの右下にある青い窓を見てみると、絞り込んだ結果の件数が表示されます。
この記事を書いている時点では、カレーのキーワードでランキングやセラー数など絞り込んだ結果が198点となりました。
数字を確認したら「FIND PRODUCTS」をクリックしてください。
するとこのようにランキングの高い順に、絞り込んだ内容と一致する商品の一覧が表示されます。
あとは上から順に商品を見ていくだけです。
商品画像の左のAmazonのアイコンをクリックすると、Amazonの商品ページに飛ぶことが出来ます。
ページ上部の各項目の意味は以下の通りです。
Advanced Filter
Product Finderの絞り込みページに戻ります。絞込条件を変更したい時に使ってください。
100 rows
デフォルトでは1ページに100件のデータが表示されています。1ページで見れるデータ数を増やしたい場合にクリックしてください。最大で5000件まで表示させることが出来ます。
Export
データをCSV形式でダウンロードすることが出来ます。絞り込んだ結果から、ASIN情報を抜き出して、電脳リサーチツールで一気にリサーチしたい場合などに便利です。
以上が、keepaのProduct Finderを使った簡単なキーワードリサーチになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
リサーチのとっかかりがイマイチ分からないという方は、こういったリサーチを起点として、見つけた商品からセラーリサーチしてみたり、そこからまた派生させていけば、リサーチの幅を広げることが出来ます。
少々変わったリサーチ方法になりますが、絞り込み方次第ではかなり面白い商品を見つけることが出来ますので、色々と試してみてください。
各データの意味は以下の記事を参考にしてください。