どうもです、ちゃんやまです。
Amazonから「おたくの商品、規約違反だから削除したからー」って通知が来た経験のある方結構いると思います。
それが自分の商品ラインナップの中で売れ筋だった場合、結構ショックが大きいですよね。
FBAに在庫があったら全部戻さなければいけないし、売れ残った在庫はメルカリで処分するなど、非常に面倒な作業が待っています。
しかし、それでは完全に思考停止状態で勿体ないんです。
Amazonから商品を削除されたことは実はチャンス。
また、通知が来ればいいですが、なんの事前通知もなく消された経験ってないですか?
僕は過去に何度か消された経験があり、そのたびに理由が分からず、テクニカルサポートに問い合わせたことがあります。
それで理由が分かって、解決に向かえばいいのですが、同じように削除されたカタログが存在してる可能性があるとしたら、ちょっと怖いですよね。
本記事では、Amazonにこっそり削除されている商品カタログが存在しないか調べる方法と、なぜ削除されたのかを調べる方法、削除されたカタログを復活させる方法について解説します。
また、ひそかに削除されたカタログを放置しておくと恐ろしい結末が待っていることについても解説します。
Amazonにカタログを削除さてしまった商品を復活させる方法
ここからは、Amazonに削除されてしまった商品カタログを復活させる方法をお伝えします。
Amazonに商品カタログを削除される理由
こんな通知が来た経験のある方結構いると思います。
Amazonが販売カタログを削除する理由はいくつかありますが、大きく5つの理由があるかなと経験上思っています。
それは
- 医療品、医療機器的な効能効果が記載されている
- 出品禁止商品、規約違反
- 不正レビュー
- カタログの商品名や画像が不正
- 初めて納品する商品の場合審査がある
削除理由①:医療品、医療機器的な効能効果が記載されている
特に多いのが医療品、医療機器的な効能効果が記載されている場合かなという印象ですね(僕は①しか経験がありません)。
具体的にどういうことかというと、例えば干し芋のカタログに「便秘解消」など具体的に医療的な効能効果が記載されていた場合ですね。
その商品を摂取したり使用したことで具体的に得られる効果を販売ページに記載することは、日本の法律上アウトになりますので、それがAmazonに検知された場合、商品カタログ削除ということになります。
ここでいう法律とは、薬機法、健康増進法、景品表示法が主ですが、特に効果・効能については薬機法がからんできますので注意が必要です。
削除理由②:出品禁止商品、規約違反
商品ページが削除される理由のもうひとつは、商品ページ内の表記がAmazonの規約に違反しているか、そもそも出品禁止商品の場合です。
そもそもガイドラインに違反していたり、法律に違反している商品は出品出来ませんので事前にチェックが必要です。
- PSEマークのないケーブル類やバッテリー類
- STマークのない玩具
- ゲルマニウムが含有されているサプリメント
- ホルムアルデヒドが含有されている化粧品
- ペダル付電動自転車
- 石(裸石)
- 花火や火薬などの爆発物
- 偽物、海賊品、コピー品
- 生体
上記は一例ですが、禁止商品についてはセラーセントラルで確認しておきましょう。
最後にあげた生体ですが、生き物のことを主に指しますが、死んだものでもラットやミミズなども納品は禁止です。身近な例で言うと、ドンキなんかによく売っている「きのこ栽培キット」のような生物系の商品もそれに該当します。
Amazonでは生体の出品は禁止されておりますので(種はOK)、見つかった場合は即削除となりますので仕入れ前には注意しておきましょう。
削除理由③:不正レビュー
不正レビューとは、メーカーやカタログ作成者が、商品購入者に対して、レビューをしてもらう代わりに、商品を無償で提供したり、金銭的対価を与えることです。
家族や友人に商品を購入してもらって、評価を入れてもらったり、商品レビューを書いてもらうことも同様に違反行為となります。
Amazonでは、こういった行為を規約で厳しく禁止しており、実際にこのことで、大手メーカーがアカウント停止になった事例もあります。
>大手パソコン周辺機器メーカーAUKEYアカウント停止の事例<
記事にある通り、AUKEYは、充電器やUSBケーブル、USB Hubなどのパソコン周辺機器では、Ankerに続く有名なブランドで、Amazonでもかなり大きな売り上げを立てていました。
そんな大手メーカーであっても、重大な規約違反を起こせば、Amazonは毅然とした態度で臨むということが、この件で見えてきますね。
たとえ依頼先が家族や友人であっても、今のAmazonはAIで察知することが可能と思われますので、これまで依頼したことのある方は十分に注意が必要です(規約違反です)。
削除理由④:カタログの商品名や画像が不正
これは自分で作成したものであっても、誰かが作成したものであってもそうなのですが、商品名がAmazonの規約に違反している場合に起こることです。
例えば、商品名に、商品の仕様や用途と全く関係ないキーワードを挿入して、SEO的に上位を狙ったりした場合に、Amazonに気付かれれば削除対象となります。
また、商品カタログに使用する商品画像には、大きさなど一定の規約が存在します。
Amazonが規定するサイズなどに従っていない場合、削除の対象となることがあります。
削除理由⑤:初めて納品する商品の場合審査がある
これは全ての商品に該当することではありませんが、初めて納品する商品の場合、Amazonの調査担当部署から審査が入ることがあります。
審査中は商品については、カタログごと削除ではなく、出品者ごとに出品が削除されます。
審査理由についてはテクニカルサポートにも伝えられておらず、理由はブラックボックスということになりますが、審査にはおおむね1週間ほどかかり、問題がなければ出品が再開されます。
カタログ削除によるダメージ
商品カタログが削除されたことで、ペナルティは特にありませんが、納品した商品が全部自宅に戻ってくるという、割と地味で痛いダメージがあります。
戻ってきた商品に関しては、メルカリとかヤフオクで売るとか、食品なら自己消費するということが考えられますが、実はもっといい方法があります。
削除された商品カタログを調べる方法
Amazonが、あなたの取扱商品カタログを削除した際、残念ながら事前あるいは事後に商品を削除した旨の通知が来ることはありません。
では、どうやって削除された商品カタログを調べるのか。
その方法は実はそれほど難しいことではありません。
以下の手順に従って、削除された商品カタログが無いか調べてみましょう。
基本的な手順は以下の通りです。
セラーセントラル→在庫→ダッシュボード→在庫タブ→有効な出品情報がないFBA在庫を修正
では、順を追って進めていきましょう。
セラーセントラルより、在庫→ダッシュボードをクリック
在庫タブをクリックして「出品情報がないFBA在庫を修正」をクリック。
有効な出品情報がない理由欄で削除理由を確認
解決方法は左側のボタンに明記されていますが、削除理由がいまいち不明な場合は、テクサポに連絡をして確認をしましょう。
放置すると危険な理由
削除された商品カタログを、知らずに放置すると割とダメージを受けることになります。
上記画像の左側に「自動返送/所有権の放棄の日付」という項目がありますが、これは商品の消費期限が切れたり商品が販売不可在庫になった際の設定により、記載の期日をもって自動返送か廃棄となります。
もし、廃棄設定にしていた場合、気付かないうちに商品が廃棄されてしまいますので、削除された商品カタログに関しては定期的にチェックしておいたほうがよいです。
削除された商品カタログを復活させる方法
ここからは、Amazonに突然削除されてしまった商品カタログを復活させる方法を解説します。
復活方法にはいくつかパターンありますので、それぞれ解説していきます。
復活方法①:商品修正を修正する
削除された理由が、商品名や画像、カタログ内容の不正の場合、Amazonから「修正せよ」との指摘を受けることがあります。
その際、Amazonから通知が届くことがありますので、その内容に従って修正するか、商品カタログの削除の理由から修正を行うことが出来ます(出来ないこともあります)。
修正後に担当部署により審査が入り、問題がなければカタログが復活します。
復活方法②:新規カタログを作成する
何らかの不正や規約違反によりカタログが削除されたとしても、不正や違反個所を修正したカタログを新規に作成することにより、ある意味でカタログを復活させることは可能です。
削除された理由が生体とかそもそも出品自体がアウトな場合ではなく、医療的な効果効能などによるものであれば、その表現を避けて、再度自分で作ってしまえばいいんです。
その商品が売れ筋商品であれば、そもそも検索されやすい商品ですので、特別なキーワードも必要なくまた売れるカタログになる可能性は高いです。
その際の注意点ですが、セラーセントラルの在庫に消されたカタログのSKUが残っていると、同じ名称でカタログ登録することが出来ないので、その場合は、同じ名称は避けて微妙に変化させて登録するとよいです。
復活方法③:セット商品のカタログを新規作成する
単品カタログではなく、複数個セット商品カタログとして復活させる方法です。
単品カタログの復活が厳しい場合に友好的です。
商品にもよりますが、特に食品や消耗品の場合は複数個買いをされることがよくありますので、2個セット、3個セットカタログもよく売れることが多々あります。
その際、カテゴリごとに製品コード適用の免除をしておくと、JANコードの登録が不要になるので、ライバルから検索される可能性を大幅に下げる効果があります。
また、これは完全に裏ワザになりますが、生体系の商品でも、例えば猫が食べる草とかそういった商品の場合は、セット品として復活させることで販売機会を得ることも出来ます。
勿論、Amazonに見つかればまた削除されてしまいますが、もし削除されたことで大量に商品が戻ってきてしまった場合などの販売方法のひとつとして覚えておくといいですよ。
復活が難しいパターン
復活方法は上記の通りですが、復活が難しい場合もあります。
それば、リコール対象の商品であったり、この記事にも記載した不正レビューが行われた場合です。
リコール対象に関しては問題外ですが、不正レビューに関しては同じカタログが作成出来るかどうかはやってみないと分からない部分があります。
やってみて出来なければ諦めて他販路で販売をするしかありません。
このように、実はこの新規カタログを作成するという方法は盲点だったりします。
Amazonに商品カタログを削除されたセラーのその後の行動は、他販路(メルカリ)などで売るパターンが多く、新規カタログを作成するという行動に出る人はそれほど多くないです。
もし、Amazonにカタログ削除されたリストがあったら、実はお宝情報だったりしますよね。
まとめ
まとめです。
- Amazonに商品カタログを削除されたら、医療的な効果効能が理由なら、そういった文言を避けて再度自分でカタログを作って復活させる。
- 複数個セットカタログとして復活させ、更に製品コード適用の免除をすることでライバルから見つかりにくくする。
Amazonがなぜ商品カタログを削除したのか理由をしっかり考えて、問題を修正すればカタログはすぐに復活(自分で登録)することが出来ます。
また、他販路で販売することもひとつの手ですが、Amazonで再度売ることが出来るという視点を忘れないようにしておくことが大切です。
AmazonのSEOパワーは、他ECモールと比べても群を抜いてますので、その力をみすみす逃すのはもったいないです。
削除されたからとそこで諦めずに、しっかりと文章を読んで、対応することでライバル不在の状況で販売することも出来ますので、是非お試しください。